どこまでも真っ直ぐでお人好しな酒場の白兎   作:花見崎

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EP8 食人花

「ふん…まさか貴様がまだ生きていたとはな。、」

 

 

 

 

「この騒ぎ、やっぱり闇派閥(あんた達)()()()()()だったとはね。」

 

 

 

 

「ふんっ、()()()()()()()が。今更このオラリオになんの用だ?」

 

 

 

 

 

街中で突如暴れだしたモンスター群の中、二人の男が対立する

 

 

 

 

「いいのか、こんなところにいて?」

 

 

 

 

「問題ないさ。彼女達ならやってのける。俺はあんたを捕まえる。まぁ、まともな情報なんて」

 

 

 

 

食人花を操っていた男の背後に回り込み、男を後ろ手で縛り上げる

 

 

 

 

「一応だが聞いておく。闇派閥(イヴィルス)に関する情報を吐くつもりはないんだな?」

 

 

 

 

「誰がそんなことを喋るかよ!」

 

 

 

 

「【ウィーシェの名のもとに願う】【森の先人よ、誇り高き同胞よ。我が声に応じ草原へと来れ。繋ぐ絆、楽園の契り。円環を廻し舞い踊れ】」

 

 

 

 

 

レフィーヤのみに許された千変万化のレアマジック

 

 

 

 

あらゆるエルフの魔法を発動できる召喚魔法(サモン・バースト)

 

 

 

 

「あっちはもう心配ないな・・・」

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

「【至れ、妖精の輪ーどうか、力を貸し与えてほしい】【エルフ・リング】!」

 

 

 

 

レフィーヤを中心として魔法陣が出現する

 

 

 

 

「【ー終末の前触れよ、白き雪よ。黄昏を前に(うず)を巻け】【閉ざされる光】!【凍てつく大地】!」

 

 

 

 

対象は三体の食人花

 

 

 

 

1度は打ちのめされ、挫けそうになるももう一度立ち上がり

 

 

 

 

仲間を守るため、まだ届かない憧れに少しでも手を伸ばすため

 

 

 

 

「【吹雪け、三度の厳冬。-我が名はアールヴ】!【ウィン・フィンヴェトル】!」

 

 

 

 

彼女の師であるリヴェリアが使用する第1階位攻撃魔法

 

 

 

 

レフィーヤから放たれた極寒の冷気により食人花は一瞬にして氷漬けにされ、砕け散る

 

 

 

 

 

「ありがとレフィーヤ、助かったぁ!」

 

 

 

 

 

「ティ、ティオナさん!?」

 

 

 

 

レフィーヤにティオナが抱きつき、続いてティオネとアイズが集まってくる

 

 

 

 

 

「みんなご苦労さーん。」

 

 

 

 

ロキがアイズにレイピアを投げ渡し、一人の少女を連れてやってくる

 

 

 

 

 

少女は騒動の中で、母親とはぐれてしまい探して欲しいと頼まれていたのだ

 

 

 

 

「まだ仕事が残っとるでー。アイズは、逃げた残りのモンスターを片づけてや。ティオネとティオナは、悪いけど地下水路を調べてきてな。他にも居ると厄介や。」

 

 

 

 

 

それぞれがロキの指示に沿って行動を移そうとしたその時だった

 

 

 

 

 

「また地震!?」

 

 

 

 

 

「ちょっとちょっと!?まさかまた来るなんて言わないでしょうね!?」

 

 

 

 

 

2度目の地震

 

 

 

 

ティオネの嫌な予感は的中し、先程の食人花が今度は5体出現する

 

 

 

 

「また増えてるんですけど!?」

 

 

 

 

「ロキ!その娘達を連れて早く避難しなさい!残った私達で片付けるわよ!」

 

 

 

 

突然の2度目の襲来に驚きつつも、それぞれが迎撃体制を整える

 

 

 

 

「【父神(ちち)よ、許せ、神々の晩餐をも平らげることを。貪れ、獄炎の舌】【喰らえ、灼熱の牙】!【レーア・アムブロシア】!」

 

 

 

 

 

「うっそぉ・・・・」

 

 

 

 

「あれを、一撃・・・」

 

 

 

 

詠唱と共に描かれた一閃の後に全ての食人花が灰と化し消滅する

 

 

 

 

「なんだったのかしら?」

 

 

 

 

「さぁ?」

 

 

 

 

技を放った本人は見つからず、困惑している姉妹と打って変わってあまり浮かない表情をするロキ

 

 

 

 

「なぁ、アイズたん達にもうひとつ頼み事があるんやけどな。」

 

 

 

 

「何よ?」

 

 

 

 

「さっき見た事、しばらく内緒にしてくれへんか?」

 

 

 

 

「それは別に構わないけどどうしたのよそんな険しい顔して。」

 

 

 

 

「ちょいと気になることが出来てな・・」

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

「シルさーん、シルさーん?」

 

 

 

 

突然モンスター達が暴れだしてしまい、できる範囲でモンスターを倒しながらもベルはシルを探していた

 

 

 

 

 

「『豊穣の女主人』に戻ってたら良いんだけど・・・」

 

 

 

 

人混みをかき分けながら歩いているとダイダロス通り付近までやってくる

 

 

 

 

「あ、ベルさん!」

 

 

 

 

自分を呼ぶ声が聞こえ、振り向けばダイダロス通りからシルが現れる

 

 

 

 

「シルさんいた!探したんですよ、一体どこに居たんですか!」

 

 

 

 

「ごめんなさい。それよりあちらで女神様が倒れてしまって。運ぶの手伝って貰えませんか?」

 

 

 

 

「わ、分かりました。案内してください!」

 

 

 

 

二人、ダイダロス通りへと足を踏み入れていく

 

 

 

そんなふたりを1人の神が見下ろしていたとも知らず

ベルにヒロインは

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