「今年度も何事のなく無事始まったの・・・・・・」
「ええ、なによりです。」
「学院長としてこれ以上のことはない」
そう言いながらオスマンはパイプを吸おうとしたが、突然何かに弾き飛ばされる。
「やれやれ・・・・・」
「健康管理も秘書の務めですから・・・・・・」
どうやら今のはロングビルの魔法のようだ。
「年寄りの数少ない楽しみを奪おうというのかね。ミス・ロングビル」
そう言いながらオスマンはロングビルのお尻を触った。
「お尻を触るのはやめてください!」
「はへーほほーはへー」
突然オスマンは部屋をうろつき始めた。
「都合が悪くなるとボケたふりをするのもやめてください!」
すると今度は何処からともなく現れた小さなネズミがオスマンの手に乗る。
「お前とも長い付き合いじゃの、うモートソグニル。」
「ちゅちゅちゅー」
「おおーそうかそうか白か!しかしミス・ロングビルには黒が似合うと思わんかね・・・・・」
ブチッ
その言葉でロングビルの堪忍袋の尾が切れた。
「オールド・オスマン!・・・・・次やったら王室に報告します!!」
「かー!!たかが下着を覗かれた程度でカッカしなさんな。そんな事だから婚期を逃すんじゃ!」
火に油を注いだオスマンはロングビルの足で何度も蹴り飛ばされる。
「あた・・・・・やめて・・・・・もうしない・・・・・だから許して・・・・・」
それでも日ごろのストレスを解消するように蹴り続けていた。
コンコン
すると突然部屋の扉が開かれる。
「ヴェストリ広場で、決闘をしようとしている生徒がいるようです。大騒ぎになっており、止めに入ろうとしている教師がいますが、生徒たちに邪魔されて、止められないようです」
「まったく、暇を持て余した貴族ほど、たちの悪い生き物はおらんわい。それで、誰が暴れておるんじゃね?」
「一人は、ギーシュ・ド・グラモン」
「あのグラモンとこのバカ息子か。オヤジに輪をかけて女好きじゃからの、どうせ女の子の取り合いじゃろう。まったく、あの親子は。それで相手は誰じゃね?」
「それが、メイジではありません。先日、ミス・ヴァリエールに召喚されたの使い魔の平民のようです。教師たちは『眠りの鐘』の使用許可を求めていますが・・・・・」
「オ、オールド・オスマン! す、すぐに『眠りの鐘』を使いましょう! 危険過ぎます!」
「・・・・・・いや、今はまだ使わん」
しかし、オスマンは敢えて使用許可を出さなかった。当然、コルベールはそれに反発する。
「な、何故ですか!? 平民が貴族に勝てないのは分かっている筈でしょう!? 早く止めなければ、最悪彼が殺されてしまいます!!」
「そんなことは分かっておる!!」
突如、学院長室にオスマンの怒号が轟いた。普段の彼からは想像も出来ないような怒号にコルベールとロングビルの二人は思わずビクリと肩を震わせる。有無を言わせないオスマンの迫力にコルベールとロングビルは押し黙るしかない。
「無論、危ないと思ったら即座に『眠りの鐘』を使う。じゃが、彼の本当の力を見極める為にも彼の戦う姿を一度見ておきたいのじゃ・・・」
そう言って、オスマンは杖を振るう。オスマンの遠見の魔法によって、壁にかけられた大きな鏡に別の光景が映し出される。
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他