「『!?』」
二人は互いの存在を認識した。
「お前、舌オカシイんじゃないのか?」
「お前、頭オカシイんじゃないのか?」
ジャイアンと少女は睨み合い、互いに火花を散らす。
そんなことをやっている矢先、中年の男が店の中に入ってきた。派手な衣装と貴族のマントを身に着けた、肥えに肥えた体格に、道端に生えた雑草のような薄い髪を生やしていた。
オホン
その瞬間、賑やかだった店内がシンと静まりかえる。
「これはこれはチュレンヌ様・・・ようこそおいでくださいました!」
スカロンがもみ手をせんばかりの勢いで入ってきたチュレンヌとその部下たちに歩み寄る。軍人のような風体の彼らはどうやら下級の貴族であるらしく、腰にはレイピアのような杖を携えていた。
「ふむ。おっほん! だいぶ店は繁盛しておるようだな?」
「いえいえ、今日はたまたまでして。日頃はもう、閑古鳥が鳴くような・・・・」
「言い訳は良い! 今日は客として来たのだ!」
冷や汗を滲ませながらスカロンは言葉を続ける。
「チュレンヌ様。本日はこのように満席でございまして・・・・」
「私にはそのようには見えないが?」
チュレンヌが一度、ちらりと店内の客達を一瞥すると
パチン
したり顔で指を鳴らす。すると、彼の部下達が杖を抜き、客達を威圧しだした。その威圧に耐えきれず、客達は次々と店から出ていってしまった。
「がっはっはっは! 閑古鳥というのは本当のようだな!」
客が殆どいなくなったことに満足して、チュレンヌは大笑いをする。
「一応聞くけど・・・・・誰?」
離れた場所で様子を見ていたスネ夫がジェシカに尋ねる。
「この辺の徴税官をやってるチュレンヌ。アイツらに逆らったら重い税をかけられちゃうから、商売やってる人はみんな逆らえないんだ。」
「ふ〜ん。」
「触るだけ触って、チップ一枚払いやしない。」
ジェシカは、怒りながら答えた。
「おい、お前たち! そこは我々の席だぞ!」
チュレンヌはジャイアンと少女の席にやってくると、声を上げる。
「あの二人、まだやってたのね・・・・」
「うん。」
未だに睨み合い、互いに火花を散らすジャイアンと少女にジェシカたちは呆れる。
「『おい、(オヤジ!)オッさん!!』」
ジャイアンとフードの少女は同時にスカロンを呼ぶ。
「な、何かしら?」
いきなりの事でスカロンは驚き、オズオズと二人に尋ねる。
「俺、肉 五十個、おみあげに。」
シエスタたちにおみあげを買うジャイアン。すると
「私はクックベリーパイ51個をおみあげに。」
少女が笑みを浮かべながら口を開く。その言葉にジャイアンは眉間にシワを寄せる。
「やっぱ、俺の肉を52個に!」
「ごめん、私のパイを53個!」
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他