「っ!?」
少女は慌ててキャップを深く被り直す。
「『・・・・・・・・・。』」
そんな少女にジャイアンとスネ夫は何も言わなかった。おそらく、やもえない事情があるのだろう。なので見なかった事にした。
「奴らは相当、歓迎されない連中だったようね。」
「当然よ。あいつ、この辺の徴税官を勤めてたんだけど、ああやって管轄区域のお店にやってきては、あたし達にたかってたの。本当、嫌な奴だったわ。銅貨一枚たりとも払ったことなんてなかったんだから!」
腰に両手を当てて憤慨するジェシカ。
「そんな奴がああして捕まって、満足というわけね。」
「もちろん!」
ジェシカは、心底嬉しそうな顔で答えていた。
「でも、ゴメンな。店をこんなにしちゃって。」
ボロボロになった店内を申し訳なさそうに見回すジャイアン。
「良いのよ! 店は充分直せるんだから!」
それを聞いてジャイアンと少女は少し安心する。その後、チュレンヌたちが巻き上げた税金は、店の修理代とチップ、そして残りは庶民達の元へと戻されることになった。
「あ!」
もうすっかり外は夜。そろそろ学院に戻らねばシエスタたちが心配するだろう。
「アンタ、平民にしては、勇気あるわね!」
少女は笑みを浮かべて、ジャイアンに話しかける。
「そうかな・・・・・普通だと思うけど・・・・」
ジャイアンは頬を赤くしながら照れる。
「俺、武。」
「僕は、スネ夫。」
「私は、ルクシャナ。人間にもアンタたちみたいな奴がいるのね。ちょっと見直したわ。」
「『人間?』」
「フフ、タケシが王だったら、この国も安泰するのにね。」
「俺が王様?」
少女の言葉にジャイアンはキョトンとする。すると
「探したわよ〜。」
気の抜けた声と共に誰かが目の前に現れる。それは一日中城下町でジャイアンとスネ夫を探し回っていたルイズであった。
「ヤバイ。」
ルイズが現れた途端、スネ夫はルクシャナの後ろへと隠れた。
「あれ?シエスタ。どうしたんだ、こんな所で?あっ、そうそう。お土産があるんだ!あの店の肉、美味しくてさ〜。」
ジャイアンは目の前にいるルイズを無視し、彼女の後ろに立っているシエスタに話しかける。
「あ、あ・・・・・ありがとうございます・・・・・・」
シエスタは申し訳なさそうにお土産の入ったカバンを受け取る。
「ムムムムムムム。」
それが気に食わなかったのか、ルイズは怒り出す。
「あ〜、ルイズもいたのか・・・・・」
さも今気づいたかのように言う。
「いたわよ!アンタ、使い魔のくせに・・・・」
「落ち着いてください!ミス・ヴァリエール、武さんには武さんなりの考えがあって・・・・・」
「考えなんかあるか、コイツに!!大体アンタ・・・・・ハア・・・・・・ハア・・」
「ミス・ヴァリエール、大丈夫ですか!?」
肩で息をしているルイズにジャイアンは、
「まあまあ、ルイズ。これでも飲んで一息ついてくれよ!」
ジャイアンは骨董品店で買ったコーラのペットボトルを差し出す。
「///あ、ありがとう・・・・・いや、そんな手にはのらないわよ!!////」
ルイズが蓋をあけると
ぶーしゅ!!!
ボトルの中に圧縮されていた炭酸が一気にルイズの顔にかかる。
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他