ジャイアンは走り出し、ゴーレムの股の間を一気に駆け抜けて、ルイズを捕まえた。
「何すんのよ!」
首根っこを捕まれ、ルイズが抗議の声を上げる。
「秘宝は取り戻した、後は逃げるだけだ!・」
「いやよ! あいつを捕まえれば、誰ももう、私をゼロのルイズなんて呼ばないでしょ!」
ジャイアンの手を払い除けて、ルイズは強く言った。
「私にだって、ささやかだけどプライドってもんがあるのよ。ここで逃げたら、ゼロのルイズだから逃げたって言われるわ!」
真剣な目でルイズが言いかけた言葉をジャイアンは遮った。
「お前は本当にマヌケだな。あいつを捕まえる事とお前がゼロのルイズと呼ばれることは関係ないだろう?」
「っ!?」
息が詰まる。怒りで目の前が真っ赤になった。許せない。ただその言葉だけがルイズの頭の中に浮かんだ。
「ふふふふ、ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その叫びに、ゴーレムも驚いたのか動きが止まる。
「ななな、なんであんたにそんな事がわかるのよ!?」
怒りのあまり呂律の回らなくなった口調で、ルイズがジャイアンに掴みかかる。
「お前がゼロって呼ばれてるのは、日頃の横暴な態度と魔法が使えないからだろう?だからあいつを捕まえようがお前が魔法を使えないことに変わりはない。」
まったく熱を感じさせない声でジャイアンがルイズに告げる。
「・・・・・・だから逃げろって?こいつを倒しても扱いは変わらないから。・・・・・ふん、冗談じゃないわ!」
ルイズは短く吐き捨てる。
「あんたにはわかんないかもしれないけど、私は貴族なのよ。魔法が使える者を、貴族と呼ぶんじゃないわ!敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」
ルイズは杖を握り締め、巨大なゴーレムを見据えた。
「『じゃあ、何で魔法が使える使えないことに拘ってるんだよ・・・・。』」
ジャイアンとスネ夫はため息をつく。
ボンッ!!
ゴーレムの胸辺りで、またルイズの爆発が起きるが、まるでダメージにならない。
「・・・・・・・・・・。」
ゴーレムの巨大な足がルイズとジャイアンに向けて落ちてくる。ジャイアンはルイズを抱えながらそれをかわし、走り出す。
「???」
ジャイアンは抱えたルイズが、ぽろぽろと涙をこぼしているのに気づいた。
「お前、泣いてるのか?」
「だって、悔しくて・・・・。わたし・・・・。いっつもバカにされて・・・・」
いつもバカにされているのが、よほど悔しいらしい。今回の討伐も、ルイズはその汚名を返上するために志願したのだ。
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他