「ふーむ・・・・・。ミス・ロングビルが土くれのフーケじゃったとはな・・・・・」
「・・・・・まさか、彼女が・・・・」
現在ルイズたちは、学院長室にてオールド・オスマンへ事の顛末を報告していた。衝撃の事実に圧倒されたオスマンは、自身の椅子へともたれかかりながら重々しく口を開く。オスマンの隣に控えていたコルベールも、思わず声を零してしまう。そんな彼らの反応に、ルイズたちは神妙な面持ちを見せていた。芝居とは言え、自分達よりも深くロングビルと接していた二人、思うところも多々あるのだろう。
「一体、どこで採用されたのですか?」
「街の居酒屋じゃ。彼女は給仕をしておった。あまりに美人だったもので、ついついこの手がお尻を撫でてしまってな・・・・・・」
その言葉にルイズたちは冷たい視線をオスマンに向ける。
「今思えば、あれも魔法学院に潜り込むためのフーケの手じゃったに違いない。居酒屋でくつろぐわしの前に何度もやってきて、愛想よく酒を勧める。魔法学院の学院長は男前で痺れます、などと何度も媚を売りおって・・・・。終いにゃ尻を撫でても怒らない。惚れてる?とか思うじゃろ?そりゃ秘書にも雇っちゃうわい。」
「そ、そうですな!美人はただそれだけで、いけない魔法使いですな!」
「そのとおりじゃ!君はうまいことを言うな!コルベール君!」
そんなオスマンに同調するように声をかけたのはコルベールである。彼も何か、やましいことがあったのだろう。二人の姿に、ルイズたちはため息を漏らし、呆れた顔をする。そんな生徒達の冷たい目線に気づくと、オスマンは照れたように咳払いをし、厳しい顔つきへと戻る。
「さてと、君達はよくぞフーケを捕らえ、『破壊の杖』を取り返してきてくれた。これは私の恩人からの預かり物でな。本当に、感謝しておる。ありがとう」
オスマンは話を戻し、四人を褒め称える。もっとも、ジャイアンとスネ夫以外は全くと言っていいほど役に立っていないが。
「・・・・・これにて一件落着じゃな。君達にはシュヴァリエの爵位申請を、宮廷には出すつもりじゃ。とはいっても、ミス・タバサはすでにシュヴァリエの爵位を持っておるからの。代わりに精霊勲章の授与を申請するつもりじゃ!」
ルイズたち三人は、顔を輝かせた。
「本当ですか・・・・!?」
「本当だとも。いいのじゃ。君達はそれだけのことをしたのじゃから!」
驚いた声で尋ねるキュルケに、オスマンは当然のことだ、と答える。そんな時、ルイズはチラリと隣に立つジャイアンとスネ夫に視線を向ける。
「・・・・・オールド・オスマン。タケシとスネオには、何もないのでしょうか・・・?」
「残念ながら、彼らは貴族ではない。」
その答えに、ルイズは「そんなぁ・・・」とうなだれる。だが当の本人たちは褒章などには全く興味が無く、ほぼ無表情で立っているだけだった。
「さてと、今日の夜は『フリッグの舞踏会』じゃ。このとおり、破壊の杖も戻ってたので、予定どおり執り行う。」
「そうでしたわ!フーケの騒ぎで忘れておりました!」
顔を輝かせたキュルケを見て、オスマンは満足そうに頷く。
「今日の舞踏会の主役は君たちじゃ。用意をしてきたまえ。せいぜい、着飾るのじゃぞ!」
ルイズたちは礼をする。
こうして一同は学院長室を後にしようするが・・・・・・
「ミス・ヴァリエールの使い魔の君たち。ちょっといいかな?」
「何だ?俺たちは、お前らに用は・・・」
言いかけて、ジャイアンは『破壊の杖』のことを思い出す。
ちょうど良い、こいつらに聞くか。そう考えて、二人は立ち止まり、学院長室へと残る。
「・・・それで、何のようだ?」
ルイズ達が学院長室から出て行った後、ジャイアンは尋ねる。
「ほっほっほ、豪胆じゃのう。・・・・率直に言うと、わしらは君を単なる平民などとは思っておらん。以前の決闘騒ぎに続き、今回の一件でも君の存在は大きい、そうじゃろう?只者ではないと思っての。」
それで聞きたいのじゃ、とオスマンは続ける。
「君は一体何者で、どこから来て、何を思っておるのかを。君は、これから何を成そうとしておるのじゃ・・・?」
質問の上に、さらに質問を重ねて尋ねるオスマン。
「教えてもいいけど、その代わり僕たちも聞きたい事がある。」
スネ夫の言い分に、コルベールは難色を示したが、オスマンはすんなり承諾する。
「いいじゃろう。君たちには爵位を授けることはできないが、質問ぐらいには答えよう。」
何でも聞きたまえ、というオスマンに、スネ夫は『破壊の杖』の箱を指差す。
「じゃあ単刀直入に聞くけど、これを何処で手に入れたの?」
「君たちはこれを知っているのかね?」
バキバキ
「俺たちの質問に答えろ。殴られたいのか?」
「ま、まて!話すからまってくれ!!」
オスマンが
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他