「あぁ?変な真似したらこいつの首へし折るぞ?」
ジャイアンは振り向かずに言った。言葉は乱暴だが、その口調は驚くほど静かで不気味であった。それを目の当たりにしただけで、コルベールは目の前の少年がこういうことに慣れており、その言葉が偽りではないことを悟る。どんな境遇にいれば、こんな年端もいかぬ少年にそんなことが出来るのだろうとコルベールは思わずにいられなかった。
「わ、分かった。だが、彼女から手を離してくれ」
そう言いいながら、コルベールは杖をおさめる。ジャイアンもルイズの首から手を離すと
「この国について色々と知りたい。ここの責任者に会わせてくれ。」
と声をあげる。使い魔の契約を拒否されるなど前代未聞の事態に、コルベールは自分では対処しきれず、学園長に合わせることにした。
「そんな!ミスタ・コルベール!私はまだコントラクト・サーヴァントを済ましてません!」
「・・・まぁ待ちたまえ、ミス・ヴァリエール。私に考えがあります。」
とコルベールはルイズに耳打ちした。
「???」
「見たところ、彼らは相当の異郷から来た様子。帰還は困難を極めるでしょう。言い包めてしまえば、その内こちらに住みたくなりますよ。」
そう。それはルイズにも分かっていた。この平民たち、恐らくはハルケギニア近郊の民ではない。妙な服装をし、話を聞く限り文化も大きく異なる。如何な理屈か、言葉は通じているのが不幸中の幸いだ。
「それに契約をしてしまえばこっちのもの。例え、その後彼らが暴れても、ルーンの力で簡単に抑え込むことができます。だからまず彼らが契約をするよう仕向ければ良いのです。」
「・・・・・そう、そうですね。ありがとうミスタ・コルベール。ヴァリエール家の名誉と誇りに懸けて、必ずやあの使い魔たちと契約してみせます!」
コルベールに煽られ、ルイズはノリノリに。使命感に燃えるルイズを誰にも気づかれる事のない刹那、冷ややかな目で見つめた。
「それでは皆さん、春の使い魔召喚の儀はこれにて終了です!教室にて待機するように!」
ここでコルベールが大きな声で叫び、生徒達は、一斉に宙に浮いた。
「ルイズと使い魔、お前達は走ってこいよ!」
「急げよー」
そういって、生徒達は飛び去っていった。
「・・・・ジャイアン、人が飛んでる。」
「そうだな・・・・・」
秘密道具を使ってるわけでもなく、こちらの世界では飛ぶのが普通なのか?
「どうかしたのかい?」
「いや・・・・・こっちではあんな風に飛ぶのが普通なのか?」
「はぁ?あんたたちフライも見たことないの?それに飛べるのはメイジだけよ。・・・全くどんな田舎からきたんだか・・・」
「こら、ミス・ヴァリエール口を慎みなさい。」
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他