数分後。
チーン
ボコボコになったルイズが正座をさせられていた。そんな親友の無残な姿をみてアンリェッタは言葉を失う。
「ルイズもいい加減、ジャイアンが怒り出すパターンを覚えろよな。」
ルイズの学習能力のなさにスネ夫は呆れる。
「で?何の用だ?」
ジャイアンの質問にその場にいた全員の視線がアンリェッタに止まる。するとアンリエッタがため息をついた。
「姫様、どうなさったのですか?」
「いえ、なんでもないわ。ごめんなさいね・・・・。いやだわ、自分が恥ずかしいわ。あなたに頼めるようなことじゃないのに・・・・わたくしってば・・・・」
(うわあ、白々しい。)
アンリェッタの手の込んだ芝居にジャイアン、スネ夫、ルクシャナは直感で感じた。この女は面倒事を持って来た、と。
「おっしゃってください。あんなに明るかった姫様が、そんな風にため息をつくということは、何か大きなお悩みがおありなのでしょう?」
「・・・・・いえ、話せません。悩みがあると言ったことは忘れてちょうだい、ルイズ。」
(だったら初めっからここに来るなよな!)
アンリエッタの態度にジャイアンの顔が険しくなる。
「いけません! 昔はなんでも話し合ったじゃございませんか! 私をお友達と呼んでくださったのは姫様です。そのお友達に、悩みごとの解決を託せないのですか・・・・?」
ルイズの真剣な口調に、ついにアンリエッタも決心したらしく、嬉しそうに微笑んだ。とんだ茶番ね、とルクシャナは内心思った。
「わたくしをお友達と呼んでくれるのね・・・ルイズ・フランソワーズ。とても嬉しいわ。」
頷いて、何かを決心したかのように語り始めた。
「今から話すことは、誰にも話してはいけません。」
アンリエッタは再び沈んだ様子で語り始めた。現在、アルビオンでは貴族による反乱が起きており、王室は今にも倒れそうなのだという。反乱軍が勝利を収めたら、次にトリステインに攻めてくることが予測されるため、トリステインはゲルマニアとの同盟を画策している。そのための条件としてアンリエッタとゲルマニア皇帝の結婚があるのだという。いわゆる政略結婚であり、アンリエッタ自身が望むものではないが、アンリエッタは責務としてそれを実行することにしたのだという。
「なんてこと・・・あの野蛮な成り上がりどもの国に、姫様が嫁がなければならないなんて・・・!」
「仕方がないの。トリステインの未来のために、同盟を結ぶためなのですから・・・」
そういいつつも、アンリエッタの表情と口調は暗い。
「礼儀知らずのアルビオンの貴族達は、トリステインとゲルマニアの同盟を望んでいません。二本の矢も、束ねずに一本ずつなら楽に折れますからね。」
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他