トリステインとゲルマニアの同盟は当然、反乱軍には好ましくない、そのため反乱軍はこの同盟を破談させるための材料を探しているのだそうだ。
「では、もしかして、姫さまの婚姻を妨げるような材料が・・・?」
「おお、始祖ブリミルよ・・・・、この不幸な姫をお許しください・・・・」
アンリエッタが顔を両手で覆い、床に崩れ落ちる。まるで芝居がかった仕草である。もしかしたらこの王女は、悲劇のヒロインという立場を演じたいだけなのかもしれない、と彼女以上の不幸を散々味わってきたジャイアンとスネ夫はアンリエッタを冷えた眼差しで見つめていた。
「『・・・・・・・・・・・・。』」
アンリエッタがアルビオンの皇太子、ウェールズへ送った手紙があるらしく、それがゲルマニアに対して明るみになった場合、即座に結婚は破談になり、トリステインは一国でアルビオン反乱軍と戦わねばならなくなるのだという。
「では、姫様、私に頼みたいことというのは・・・?」
「無理よ! 無理よ、ルイズ! わたくしったら、なんてことでしょう! 混乱しているんだわ!考えてみれば、貴族と王党派が争いを繰り広げているアルビオンに赴くなんて危険なこと、頼めるわけがありませんわ!」
「何をおっしゃいます! 例え地獄の釜の中だろうが、竜のアギトの中だろうが、姫様の御為とあらば、何処なりと向かいますわ! 姫様とトリステインの危機を、このラ・ヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・フランソワーズ、見過ごすわけには参りません!」
ルイズは膝をついて恭しく頭を下げた。そんなルイズとは対照的に、ジャイアンたちは険しい表情を浮かべて、ため息をついた。
「『土くれ』のフーケを捕まえたこのわたくしめに、その一件是非ともお任せくださいますよう。」
おまけにジャイアンの手柄までちゃっかり自分のものにしている。もうここまで来ると、怒りを通り越して呆れるしかない。
「このわたくしの力になってくれるというの? ルイズ・フランソワーズ! 懐かしいお友達!」
「もちろんですわ! 姫様!」
ルイズがアンリエッタの手を握って、熱した口調でそう言うと、アンリエッタはボロボロと泣き始めた。
「姫様! このルイズ、いつまでも姫様のお友達であり、まったき理解者でございます! 永久に誓った忠誠を、忘れる事などありましょうか!」
「ああ、忠誠。これが誠の友情と忠誠です! 感激しました。わたくし、あなたの友情と忠誠を一生忘れません! ルイズ・フランソワーズ!」
するとアンリエッタの手を握っていたルイズはジャイアンたちに視線を向ける。そしてアンリエッタに向けるものとは違うキツイ口調で言い放った。
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他