「お前みたいなのが王女だから、争いごとは無くならねぇし国が腐っていくんだよ!」
ジャイアンはアンリエッタから視線を切ると、ドアノブに手をかけ、部屋を出て行った。
「・・・・・・・・・・・・・。」
やはりこの男は何かが違う。そんな事を思いながらルクシャナは後を追う。
「ハア〜っ。」
スネ夫はヤレヤレといった感じで、後を追いかける。
そして次の日。
「じゃあ、そろそろ出発するか。」
「は、はい!」
「了解しました。ミスター・ワルド」
ルイズ達の旅立ちを見送った『偉大なる』オールド・オスマンは、窓から三人の様子を微笑ましげに見つめていた。
「さて、ヴァリエール嬢は無事出発いたしましたぞ。」
窓から目を離し、くるりと向き直る。
「お二人とも。」
その視線の先には悠然と佇むジャイアンとスネ夫の姿があった。
「こんな朝っぱらから、何の用だ?」
「伝えておきたいことがありましてな。」
「『???』」
「まずはミス・ヴァリエールのことじゃ。彼女の『爆発』は魔法の失敗によるものではない。彼女の持つ力が強力過るから故、なぜなら彼女の系統は・・・・・・」
「『虚無』だろ?知ってるよ。」
ジャイアンは何でもないように答える。オスマンは、キョトンとする。
「し、しっておったのか?」
「そりゃあ土、水、火、風じゃなかったら、虚無しかないじゃん。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
オスマンは照れたように咳払いをして、厳しい顔つきへと変える。
「ワシ等の仕事はミス・ヴァリエールが一人前のメイジになるまで見守ること。彼女について余計な手出しをする気はないし、させる気もない。」
「何が言いたい?」
オスマンの目が鋭く光り、少しの沈黙が部屋に訪れた。
「二人とも。ミス・ヴァリエールのことを手伝ってやってはくれんか?」
「『・・・・・・・・・・・・・。』」
「いや、ミス・ヴァリエールがこれから何をしようとしているのはワシャ知らん。あぁ、まったくもって知らんとも。」
オスマンはおどけるように肩をすくめる。このジジイ絶対知ってんな、と二人は思った。
「以前も言うた通り、彼女は少しばかり『特別』じゃ。虚無の話はワシ等とコルベール君しか知らん。じゃがどこに目があり、耳があるかわからぬのが世の中というもの。彼女がその力を利用しようとする誰かに狙われる可能性がない、とは言い切れぬ。とはいえ、下手に護衛をつけたりすれば彼女に何かあると宣伝して回るようなものじゃ。彼女のそばに最も自然に居れるのは使い魔である君たちなんじゃ。」
しかも、これほど心強い護衛は他におるまい? そう付け加えてオスマンは笑った。
「それは、『取り引き』か?」
ジャイアンの目が鋭く光る。
「いや――――老い先短い老人からの単なる『お願い』じゃ。」
オスマンはにこりと目を細め、頭を下げた。
「『・・・・・・・・・・・。』」
そんなオスマンをジト目で睨むと、
ガタン!!
二人はオスマンを部屋から叩き出す。
「真面目に聞いた俺たちが馬鹿だった。」
コンコン
「『???』」
しばらくするとドアが優しくノックされる。またオスマンか。
ブチッ
「ジジイ・・・・・」
ジャイアンは勢いをつけてドアを蹴破る。
ガチャ
「行かねえって言ってるんだろが、この腐れジジイ!」
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他