がんばれ!ゼロの使い魔!!   作:雛月 加代

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「・・・・・タケシ君とスネ夫くん、だったね、楽しんでるかい?」

 

「まあ、それなりに・・・・・」

 

「うん。」

 

「それはよかった。これが我々にとっては最後の晩餐だからね。」

 

「『・・・・・・・・・・・・。』」

 

「君たちは、何故彼女と行動しているんだい?」

 

「『彼女?』」

 

ウェールズは、ホールの隅で壁に寄り掛かっているルクシャナに視線を向ける。

 

「友達だから。」

 

「うん。」

 

二人は目を大きく開け、「何か問題でも?」という顔をした。

 

「そうか、つまらない事を聞いたね。ほら、これが件の手紙だ。」

 

ウェールズは小さく笑うと、折り畳まれた手紙を差し出してきた。

 

「・・・・見ての通り、この手紙はボロボロだ。できる限り大切に扱ってほしい。」

 

「ならルイズに渡せよな。」

 

「君たちに託したいんだ。」

 

スネ夫は、折り畳まれた手紙を受け取った。

 

「お前、あの姫とはどういう関係だ?」

 

「なんだ、聞いていなかったのかい? てっきり知ってるものかと思ったんだが・・・・・」

 

ウェールズが意外そうな口振りで答えた。

 

「僕とアンリエッタは恋仲だったのさ。」

 

ウェールズの言葉に、ジャイアンとスネ夫は予想通りという顔をする。

 

「さっき渡した手紙は、彼女が僕に永久の愛を誓ったものさ。これが見つかれば、アンリエッタの婚約もご破算になってしまうからね。」

 

ウェールズは窓の方を向き直ると、夕闇に染まり始めた空を見上げた。

 

「この戦いに、勝ち目はあるのか?」

 

「ないよ。五万の敵に対して、こちらは三百。例え奇跡が起こっても、勝つなんてことはあり得ない。」

 

「それでも戦うのか?」

 

「ああ。」

 

ウェールズが窓の外を向いたまま、ふっと笑った。

 

「今トリステインへ逃げ出せば、レコン・キスタはこれぞ好機とトリステインに軍を差し向けてくるだろう。そうなれば、君たちの働きが全て水の泡になる。」

 

「お前、なんだかあいつに似てるな。」

 

「あいつ?」

 

「ああ。俺たちの幼馴染で、心の友だ。」

 

ジャイアンは、ウェールズに幼馴染の話を聞かせた。

 

「笑わないのか?」

 

「何故、笑うんだい?とても素晴らしい話じゃないか。きっとその人は、本当の強さをもっていたんだろうね。」

 

まるで自分の事のように喜ぶウェールズ。

 

「会って見たかった、君たちの友達に。」

 

「『・・・・・・・・・・・・・。』」

 

「一つ頼まれてくれないか。アンリエッタに会ったら伝えてほしい、『ウェールズは勇敢に戦い、勇敢に死んでいった』と。」

 

「・・・会うことがあれば、ね。」

 

「頼む。」

 

「お前は、死ぬには惜しい男だな。」

 

「それは、君たちも同じだと思うよ。」

 

ジャイアン、スネ夫、ウェールズは笑みを浮かべる。

この小説の結末は

  • 鬱エンド
  • バウムクーヘンエンド
  • デッドエンド
  • メリーバッドエンド
  • 修羅エンド
  • グッドエンド
  • その他
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