がんばれ!ゼロの使い魔!!   作:雛月 加代

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礼拝堂ではキュルケとタバサ、ギーシュ、そしてルイズがワルドと対峙していた。四人はもはや満身創痍だ、一方のワルドは傷一つ負うことなく余裕の表情を浮かべている。

 

「どうしたのかね?魔法学院の生徒はその程度なのかね?」

 

「やっ・・・やっぱり僕らじゃダメなのか・・・?」

 

「ギーシュ!何弱音吐いてんのよ!!」

 

呻くように呟くギーシュにキュルケが檄を入れる。

 

「ハハハハ!実に美しい友情だな!」

 

「ギーシュ!行くわよ!」

 

ルイズは立ち上がり、へたりこんでいるギーシュに檄を飛ばした。

 

「レディが戦っているのに僕だけ見ているなんて・・・そんなことはできないね!」

 

ギーシュは立ち上がり、残り少ない魔力を絞り出し、ワルキューレを作り出した。ワルドが飛んでくる火球をかき消し、ワルキューレを蹴散らすようにウインドブレイクを飛ばす。

 

「タバサッ!」

 

ワルドの足がタバサの腕を踏みつけ、顔に杖をつきつける。

 

「ぐっ・・・・」

 

拘束されたタバサがうめき声をあげる。

 

「さて、ルイズ、君が僕と来るというならばこの仲間の命は助けよう、無論そこの二人もな、それでも断るというならば・・・わかっているね・・・?」

 

ワルドは楽しそうにルイズに話しかける。

 

「くっ・・・・人質を取るなんて・・・・!そんなの卑怯よ!貴族の誇りも失ってしまったの!?」

 

「僕も本来はこんな手は使いたくないんだ、だが君が僕を困らせるからさ、さてどうするんだね?」

 

 

 

 

 

 

シン

 

「!?」

 

背後から殺気を感じ、すかさず振り向くと、ジャイアンが金属バットを振り上げている。

 

ドカン!!

 

何とか後ろに飛びかわすが、地面に大きな穴が空いていた。

 

(何だ、あの武器は?)

 

あまりの破壊力にワルドが焦り始める。ダメだ。あれを一撃でも食らったら終わりだ。彼の本能がそう言っていた。

 

「ハハハ、やはり主人のピンチはみていられないか、使い魔くん!」

 

ワルドの言葉にジャイアンだけでなく、ルクシャナやスネ夫も目を細める。

 

「勘違いするなよ。俺たちはルイズがどうなろうと知ったこっちゃない。」

 

「何?」

 

「そもそもここは戦場だ。ここに来た以上、あいつも死ぬ覚悟が出来ているはずだ。」

 

そう、ここは戦場。本来自分の身は自分で守らなければならないのだ。

 

「えっ?」

 

だが当の本人のルイズはキョトンとしている。実はアンリエッタの役に立ちたい一心で、命を失う覚悟など微塵もしていなかった。当然のように自分の使い魔たちが守ってくれる思っていたのだ。

 

「正義っていうのは立場によって形を変える。お前がルイズを裏切るのも、ルイズが平民を虐めるのも、オズマンの爺さんが俺たちに責任を押しつけるのも、アンリエッタが俺たちに命令するのも、俺は責めはしなさい。ただ、俺たちの邪魔をするんだったら、誰だろうとぶっ殺すぜ!」

 

そう言いながらジャイアンはバットの先をワルドに向ける。

 

「フッ・・・・ハハハハハ!!!言ってくれるじゃないか使い魔風情が!いいだろう!ラ・ロシェールでは手加減してやったが・・・・今度は全力で相手をしてやる!」

 

ワルドの体が素早く動いた。ウィンド・ブレイクをジャイアンに放つが、ジャイアンは最小限の動きで魔法をかわす。チッとワルドは舌打ちしてさらに魔法を放つが、ジャイアンはそれも見事にかわす。

この小説の結末は

  • 鬱エンド
  • バウムクーヘンエンド
  • デッドエンド
  • メリーバッドエンド
  • 修羅エンド
  • グッドエンド
  • その他
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