がんばれ!ゼロの使い魔!!   作:雛月 加代

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「ではこちらも本気を出そう。何故、風の魔法が最強と呼ばれるのか、その所以を教育いたそう。」

 

ワルドが呪文を唱えると、5人になった。

 

「分身・・・・・・?」

 

「ただの『分身』ではない。風の偏在ユビキタス・・・・・・。風は偏在する。風の吹くところ、何処となくさ迷い現れ、その距離は意思の力に比例する。」

 

「ふ〜ん。それで終わりか?」

 

ジャイアンは新しく手に入れた武器のバットで素振りをする。

 

「なんだと!?」

 

ワルドが怒りの声を上げる。

 

「もし平民の俺たちが勝ったら、風の魔法が最弱と呼ばれるのか。」

 

ジャイアンはニヤリと笑う。

 

「俺たちは今まで何度も死ぬ思いをしてきたんだ。だからお前如きに躓く訳にはいかないんだ。

 

あの男と再会するまでは、と心の中で呟く。

 

 

 

 

 

 

 

 

しゅん

 

ジャイアンが一瞬で遍在の一体の前に現れると、バットを思いっきり振り上げる。

 

「早い!?」

 

「お前が遅いんだよ。」

 

ガチャン

 

「馬鹿なッ!私の杖が!?」

 

ドーン!!

 

杖で受け止めようとしたが、バットは杖ごと遍在の頭を砕いた。

 

「一匹。」

 

すると遍在の一体がジャイアンの背後から切りつけ・・・

 

ドーーーーン!!

 

ウェルーズの放った風の魔法が命中して吹き飛ぶ。ウェルーズはニッコリ笑う。

 

「油断大敵だよ。」

 

すると今度はウェルーズの視界から遍在の一体が・・・・

 

「あなたもね。」

 

スネ夫の一撃によって吹っ飛ぶ。その様子にウェルーズは苦笑いする。

 

「くっ!」

 

遍在の三体がやられたことで、焦り始める。ワルドは、再び呪文を唱えて四人の偏在を生み出す。それをジャイアンはくだらなさそうな目で見ながら、ボキボキをと指を鳴らし始める。

 

「芸がないな。」

 

 

 

 

ドン!!

 

遍在の一体が爆発し、掻き消えた。

 

「何っ!?」

 

ワルドが驚愕し振り向くと、そこには杖を構えたルイズが立っていた。一瞬の出来事に、ジャイアンですら呆気にとられてしまっている。

 

「私だって、戦うわ・・・・戦えるんだから!」

 

そんなルイズをみてキュルケが驚く。

 

「ちょ!ルイズ!なにやってるの!?ダーリンにまかせればいいじゃない!」

 

「使い魔だけに任せるなんてできないわよ!」

 

「ルイズゥゥ!!!貴様ァァ!!」

 

そのルイズの行動はワルドの逆鱗に触れたのか、遍在の一体がルイズへ向けウインド・ブレイクを放つ、ルイズの体が木の葉のように宙を舞い、壁にしたたかにたたきつけられる。

 

「ルイズ!!」

 

キュルケがルイズの体を抱き抱えると、ルイズは頭から血を流しぐったりとしていた。

 

「ハッ・・・ハハハハ!!これで我々の脅威が消えた・・・!主が死んだ以上・・・ルーンが消える!貴様も終わりだなガンダールヴ!ハハハハ!!!」

 

高笑いするワルド。だが

 

グサッ

 

その直後、ジャイアンは背後からワルドの身体を手刀で貫く。

 

「お前、今よそ見したな?戦場では常に周囲に気を配る、常識だぜ。」

 

ワルドはルイズに攻撃され、敵であるジャイアンたちから目を放してしまったのだ。戦場では一瞬の隙が命取りになるのだ。

 

「ぐはっ!!」

 

ワルドの口から、ゴボリと大量に吐血。気づけば、四人の偏在もやられていた。

 

「後、俺たちはルイズと契約していない。だからお前が今したことはなんの意味もない。」

 

「くっ!」

 

ワルドは悔しそうに顔を歪ませる。

 

「さあ、選べ。このまま拘束されて拷問されるか、それともこのまま死ぬか?。」

 

「黙れ、平民如きが何を偉そうに!」

 

「消えろ!」

 

ジャイアンはワルドの心臓を手探りで掴むと、それを握り潰す。

 

ぶはっ!

 

ワルドの体はうつ伏せに倒れた。

この小説の結末は

  • 鬱エンド
  • バウムクーヘンエンド
  • デッドエンド
  • メリーバッドエンド
  • 修羅エンド
  • グッドエンド
  • その他
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