「あなたたちね・・・・・あなたたちのせいね・・・・・ルイズが変わったのは!一体ルイズに何をしたの!?」
アンリエッタはルイズの左右隣に立っている謎の四人組に視線を向ける。
「我々は何もしてません。」
「トリステインを裏切る。」
「あなたとの関係を断ち切る。」
「これは全てミス・ヴァリエールの意思なのです。」
そう言うと四人は不気味な笑みを浮かべる。
「黙りなさいっ!」
目に涙を溜めながらアンリエッタが杖を突き付ける。
「・・・・・・・腕・・・・・・・震えてる・・・・怒り・・・?それとも・・・・恐れ・・・?」
「・・・・・よくも・・・・・ルイズをっ!」
何とか呪文を唱えようとするアンリエッタだったが、悲しみと恐怖で体が動かない。
「トリステインの王女・・・・・お前のそれは勇気じゃない・・・ただの無謀だ。」
するとルイズは再び杖を取り出し
「姫様・・・・・もしあなたが私の邪魔をするのなら私はあなたを倒さなければならないわ。だって私、この力失いたくないもの!!」
呪文を唱え始める。
「さよなら、姫様!」
アンリエッタの視界が光に包まれる。
「目を覚ましてルイズ!」
ドガーーーーーーーーン!!!!!!!!
「さて、行くわよ!」
「『「『はい。』」』」
気が済んだルイズたちはその場を去って行く。
「・・・・・・・・・・・・。」
するとコートの人物の一人がジャイアンとアンリエッタに視線を向けると
「・・・・・異界の住人・・・・それを支える少女・・・・英雄の伝説も所詮は昔話か・・・・」
小さく呟いた。
「!?」
アンリエッタは目を覚ました。そしてすぐに上半身を起こし、辺りを確認する。ここは紛れもなく自分の部屋だ。
「気がついたか?」
声をかけられ、振り向くとそこにはジャイアンが椅子に座っていた。
「あなたは・・・・」
「あんなことで気を失うなんて情けない奴。」
「!?」
その言葉にアンリエッタはジャイアンに食ってかかろうとする。だが
「あなた、怪我してる・・・・・(もしかして自分を庇った時に)。」
ジャイアンの体に包帯が巻かれている事を確認する。
「大した事はない。そんなことよりこれからどうするんだ?」
「え?」
「ルイズはお前を拒絶した。なら近い将来、お前はあいつと戦う事になるぜ。」
「・・・・・・・・・・・。」
「ルイズの事は忘れるんだな。」
「えっ?」
「ルイズは進んでこの国を裏切ったんた。お前もあいつの頑固な性格をしってるだろう?お前が何をしょうとあいつは変わらない。」
「・・・・・・・・・・・。」
「ルイズを連れ戻そうとか思ってるんならやめとけ。そういうのは思い上がったバカのすることだ。」
この小説の結末は
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鬱エンド
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バウムクーヘンエンド
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デッドエンド
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メリーバッドエンド
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修羅エンド
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グッドエンド
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その他