がんばれ!ゼロの使い魔!!   作:雛月 加代

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「オバさん、だれ?」

 

「オバさんですって!?」

 

「そう、オバ・・・ぶぐっ。」

 

スネ夫はジャイアンの口を塞ぎ、苦笑いする。

 

「あなたたちっ!何を目的に娘を誘拐したのです!」

 

「娘?誘拐?」

 

「何のことだが分からないな。」

 

ジャイアンとスネ夫は首を傾げる。

 

「あなたたちがルイズを誘拐するのを見た者がいます!」

 

すると兵士たちをかき分けて、大勢の生徒や教師たちがゾロゾロやってくる。

 

「私は見ました。この二人がミス・ヴァリエールを脅し、連れ去る姿を!!」

 

ジャイアンとスネ夫を指差しながらギトーは声を上げる。

 

「俺も!!」

 

「俺も見たぜ!!」

 

「私も!!」

 

「私も見ました!!」

 

ギトーに続き、大勢の生徒や教師たちも声をあげる。それは、日頃からジャイアンとスネ夫を目障りだと思っている貴族たちだ。

 

「彼らの証言からあなたたちが姫殿下を刺し、ルイズを誘拐したのは明白です。よって、あなたたち二人を拘束させていただきます!」

 

その言葉にジャイアンとスネ夫はファイティングポーズを取る。

 

「動くな!」

 

ラ・ヴァリエール公爵の一言に、その場に全員が静まり返る。

 

「抵抗すると、全員ここで死ぬぞ!!」

 

兵士がシエスタの身体を掴み、彼女の首に剣を突きつけている。よく見るとシエスタだけではない。マルトーも、他の平民たちも全員人質にされている。

 

「用があるのはお前たち二人だけだ。お前たちが大人しくわしらと来れば、あとの平民は全員無罪としよう!わしとて平民を苦しめることには反対だからな。」

 

「タケシさん、スネオさん、行っちゃダメです!!」

 

「そうだ、処刑されるぞ!!」

 

泣き叫ぶシエスタたちを無視し、スネ夫はジャイアンに指示を仰ぐ。

 

「どうする、ジャイアン?」

 

ジャイアンは真剣な顔でラ・ヴァリエール公爵に問いかける。

 

「今、言ったことは本当か?」

 

「わしも貴族だ。約束は必ず守る。」

 

ラ・ヴァリエール公爵はジャイアンの問いに頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 

「『・・・・・・・・・・。』」

 

ジャイアンとスネ夫は両手を上げて、降参のポーズをする。兵士たちはジャイアンとスネ夫に近づくと縄で二人を縛り上げる。二人は、そのまま馬車に押し込まれ、連れて行かれた。

 

「ど、どうして・・どうしてこうなるの!!一生懸命生きてる人たちや人のために命がけで戦ってる人や・・・、正しいことをしてる者がなぜこんな目にあわなきゃいけないのよ!!!」

 

シエスタが心から叫ぶ。だが、彼女も他の平民たちもなにもできない。自分たちにもっと力があればと拳を強く握りしめる。

 

「・・・・・・・・・・・・・・。」

 

『偉大なる』オールド・オスマンもまた、学院長室の窓からその様子を微笑ましげに見つめていた。

 

「これで学園に平和が戻った。めでたい事じゃ。」

この小説の結末は

  • 鬱エンド
  • バウムクーヘンエンド
  • デッドエンド
  • メリーバッドエンド
  • 修羅エンド
  • グッドエンド
  • その他
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