がんばれ!ゼロの使い魔!!   作:雛月 加代

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「き、君たちは・・・・・!?」

 

「ん?」

 

こっそりと学院の中に忍び込んだジャイアン、スネ夫、ルクシャナ。そして意外な人物と再会する。すっかり禿げ上がった頭に優しい顔立ち、眼鏡の似合う壮年男性。トリステイン魔法学院の教師で、火のトライアングルメイジの42歳。

 

「おい、ハゲ!」

 

「ハ、ハゲ?」

 

いきなりハゲと呼ばれ、コルベールは驚く。

 

「一体何が起こってるんだ?」

 

「そ、それは・・・・・・・・」

 

コルベールは、話し出す。突然アルビオンの兵隊が攻めてきて、彼らは生徒たちを人質に学園の中に立てこもっているのだ。

 

「君たちはどこかに隠れて・・・・い・・・・?」

 

コルベールが言葉を言い切る前にジャイアンたちは歩き出す。

 

「チャンスね。」

 

ルクシャナたちは笑った。全員の目がアルビオンの兵隊に向いてる今なら、仕事がやりやすい。

 

「さて、まずは・・・・・マルトーのおっさんたちの寮に向かうか・・・・。」

 

「待ちたまえ。ここは危険だ、今すぐに・・・・・」

 

「大丈夫。用が済んだら、すぐにここから出て行ってやるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも・・・・」

 

「何だ?」

 

「君たちの国では、平等に技術を扱えると聞いたのだが・・・・・・・。」

 

「・・・・・う、うん、そうだよ。」

 

「そうか。素晴らしいことだ。いつか君たちの国を見てみたい。」

 

「『・・・・・・・・・・・・。』」

 

「私も連れて行ってくれないか?」

 

「『???』」

 

「君たちには話ておこう。私は嘗て罪を犯した。その罪を贖おうと研究に打ち込んできたが、最近思うことがある。それは罪を贖うことはできないことだ。」

 

黙って話を聞くジャイアンたち。コルベールは昔、トリステイン王国の魔法研究所実験小隊の隊長で、学院に来るまでは様々な『汚れ役』を担わされていた。現在の研究バカに見える言動も、魔法を人殺しの武器ではなく文明に貢献するために尽力していることが原動力になっているとのこと。

 

「あの日、君たちを助けられなかったのは本当に申し訳ないと思っている。それでもわたしは君たちの国をみたい、どうか連れて行ってくれないか?」

 

そう言いながらコルベールは頭を下げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャイアンはゆっくりと口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・話になんねー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・え?」

 

ジャイアンの返答にその場の空気が凍り付く。

 

「は、話にならないとは?」

 

コルベールは思わずジャイアンに聞き返した。するとルクシャナが口を開く。

 

「自分の罪と真剣に向き直れってことよ!」

 

ジャイアンたちはコルベールを睨み付けた。

Game Over

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