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「あっ、町だ!!」
「あそこで休んでいきましょう!!」
ジェシカ、シエスタ、ジャイアン、スネ夫は町に立ち寄って一休みすることにした。
「何だ?」
騒がしい声が聞こえ、町を探索していたジャイアンとスネ夫は足を止める。広場に人だかりが出来ていた。
「あの・・・・・すいません。」
スネ夫は近くにいた中年男に話しかける。
「あ?何だ兄ちゃん?」
「これって・・・・何の集まりですか?」
「ああ、オークションだ。」
「オークション?なんの?」
「見れば分かるよ。」
そう言いながら中年男は視線を前に戻す。ジャイアンとスネ夫は、近くにあった木に登り、オークションを眺める。舞台の上では販売人らしき男がいて、その隣には
「さあ、見てらっしゃい!寄ってらっしゃい!」
全裸のうえに首輪を付けられ、後ろ手に手錠を掛けられている少女がいた。人身売買、人間を物品と同様に売買すること。トリスティンでは決して珍しい事ではない。
「それでは参りましょう、まずは新金貨三千!!」
「九千!!」
「一億!!」
「五億!!」
司会の提示した金額に観客はそれぞれ出せる金額を上げる。そして
「さあ・・・五億。これ以上はいませんか?」
「おめでとうございます、商品番号一番は新金貨五億で落札されました。」
そして落札された少女はリードに引っ張られていく。
「続いての商品です・・・・・・・」
それからもオークションは続き、様々な女性が落札されていく。
「『・・・・・・・・・・・・・。』」
ジャイアンとスネ夫は気分が悪くなり、その場を去ろうとした。すると
「皆様大変お待たせしました。今回出品された商品の中でも、大変貴重な品です!」
少女が舞台に上がった。
その瞬間、観客たちがざわめき始める。
「『ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』」
ジャイアンとスネ夫は思わず吹き出してしまう。舞台にあがってきたのは、見知った少女だった。数日前、自分たちを処刑しょうとした元トリステイン王女、アンリエッタ・ド・トリステイン。最近見ないと思ったら、こんな所にいたのか。
「あっ・・・・あの女は・・・・まさか・・・・」
「間違いない・・・・・一度しか見たことはないがはっきりとおぼえているぞ。」
「あの噂はやはり本当であったのか・・・・・」
アンリエッタを知っている観客たちは驚きの声をあげる。
「今回の商品は格別だな・・・・・・・・・・」
「成る程・・・これはなかなか・・・・・・・」
「それでは参りましょう、まずは五百万!!」
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