「先生、止めといた方がいいと思いますけど・・・・」
キュルケが困った声でシュヴルーズを止める。
「どうしてですか?」
「危険です!」
キュルケが即答すると、教室の殆ど全員が同意し頷く。
「危険?何故ですか?」
ミス・シュヴルーズは何の事か判らないと言った風で、ルイズに向ってやってごらんなさいと促す。
「やります!」
と立ち上がったルイズに向って、キュルケは顔面蒼白にして
「ルイズ、お願いやめて!」
と必死になって止める。だがルイズは杖を振り上げる。それを見た生徒たちが慌てて机の影や椅子の下に隠れる。ルイズが短くルーンを唱え、杖を振り下ろす。その瞬間机と、その上に置かれた石が爆発した。
ドガーン!!
爆風をもろに受け、シュヴルーズは黒板に叩きつけられる。悲鳴が上がり、驚いた使い魔達が暴れだした。
「ちょっと失敗したみたいね。」
そう言ってボロボロの姿のルイズがスス交じりの黒い煙を吐き出した。シュヴルーズは気絶し、あらかじめ机の下に避難していた生徒たちにも甚大な被害が及んでいた。
「ちょっとじゃないだろ!ゼロのルイズ!」
「いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!」
失敗魔法による爆発で、メチャクチャになった教室の片付けを命じられたルイズ。だが
「おい!手伝えよ!」
「そうだよ!僕たちばかりに働かせて!!」
当の本人は机に座りながら、
「お風呂に入りたーい!!」
などとブツブツ文句を言っている。その姿をみてジャイアンとスネ夫の堪忍袋の緒が切れた。
「そもそもこれは全部お前の責任だろ?」
「そうだよ!何で僕たちまでこんなことを!?」
声をあげる二人に対して、ルイズはゆっくりと机から降りる。
「ーったく。あんたたち何かカン違いしてるみたいね・・・・。」
「『???』」
「あんたたちは私の『使い魔』なのよ!?ご主人様の命令ならどんなことでも喜んでする・・・・『犬』なのよ!!」
仁王立ちになりビシィッ!っと人さし指を突き付ける。
「ーってワケで、ここ片付けておいてちょうだいね。今日は疲れたわ。ねむ〜い〜。」
それだけ言うとルイズは教室を出て行った。
「くっそぉー!」
「冗談じゃないよ!」
残されたジャイアンとスネ夫はシブシブ教室の片付けを再開した。
「なあ、スネ夫・・・・・」
「なに、ジャイアン?」
「そういえば俺たち、いつもああやってのび太に掃除当番押し付けてたよな・・・・・」
「うん・・・・・・・・・・」
自分たちがやっていたことがどんなに酷い事かを理解する二人。
「帰ったら、のび太に謝ろうぜ。」
「うん、それがいいね。」
この小説の結末は
-
鬱エンド
-
バウムクーヘンエンド
-
デッドエンド
-
メリーバッドエンド
-
修羅エンド
-
グッドエンド
-
その他