どうも、ギターの私――ジェイル大橋こと、かおりです。
今回はリーダーのマミ、じゃなかった閣下に代わって、私が語るよ。
この前のハロウィンライブが大成功でさ、あれからちょくちょくいろんなイベントに呼ばれるようになった。マミも嬉しい悲鳴ってやつを上げてたな。
で、今私たちは、年末の主催ライブに向けて準備真っ最中ってわけ。
主催ライブってなると、こっちで会場を押さえて、ゲストバンドを呼んで、チケットを売って、大道具の搬入・撤収まで、何もかもやらなきゃいけない。
あたしもマミについて、打ち合わせ、チケットノルマ、スケジュール作成に奔走中だ。
改めて思ったけど、今までのライブも全部マミが段取りしてくれてたんだよね。有志ステージの申し込み、機材の手配、セットリスト、衣装代……。
そりゃ、いつもライブ前になるとげっそりしてるわけだ。
それでもゲストバンド交渉は順調だったし、
スタジオではみんなの新しいライブ衣装の寸法取りもした。今回は本気ってことで、衣装はプロに外注することに。マミが描いたデザインスケッチを元に、ゼノンと一緒に依頼先に持ち込んで調整したよ。
他にも、メイク道具やアクセサリー類の買い足し、機材チェック、物販グッズの相談、やることは山ほど。でも、どれもバンドのためって思うと、不思議と苦じゃないんだよな。
そして、ライブが近づいてくると、出演者同士の顔合わせ・リハーサル・チケット売上チェックなんかも始まる。
取り置きリストやお釣りの用意、緊急対応スケジュールの確認も全部詰めていった。
――で、時は流れてライブ前日。通しリハで照明や演出の最終確認を終え、いよいよ明日が本番だ。
どうも、小暮マミ――いや、今夜ばかりはデーモン小暮閣下としてお話ししよう。
ついにこの日が来た。我らの主催ライブ当日だ。
チケットはノルマを超えて完売。当日券まで売り切れて、会場はすでに人で溢れ返っている。
ロビーには、私たちのメイクを真似た子たちの姿もあった。……くくっ、これは感無量だ。
そして、ついに本番。
ゲストバンドのステージが終わり、最後のバンドのヴォーカルがマイクを握る。
『最後の大トリは、やっぱりこの人たち!
今夜の主役――ジ・エンド・オブ・センチュリー!』
(暗転したステージに、我ら悪魔が立つ)
「ハハハ……ジ・エンド・オブ・センチュリーだ。
今宵、我らのミサに足を運んでくれた諸君よ、感謝を捧げよう」
(マイクを掲げる)
「まずは自己紹介といこう! ヴォーカル、デーモン小暮閣下!」
『ギター、ジェイル大橋!』
『同じくギター、ルーク篁!』
『ドラム、雷電丸山!』
『ベース、ゼノン・若宮です』
「さあ、今宵も悪魔たちの黒ミサを始めよう!
蝋人形の館――召喚!!」
(演奏開始)
……それから30分後。
私たちの全力の演奏が終わり、客席は大きな拍手に包まれていた。
「フフ……ありがとう、諸君。
だが、今宵のミサはまだ終わらぬ。最後に――」
(後方から、悪魔のメイクを施したゲストバンドたちが姿を現す)
「今日、ここに集った全ての悪魔たちへ、そして今はここにいない、かつての友の魂に捧ぐ……
この曲を全員で贈ろう――
白い奇蹟!」
(全バンド合同演奏)
こうして、我らジ・エンド・オブ・センチュリーの初の主催ライブは大成功を収めた。
次なる戦いは――新年、FWFへの挑戦だ!
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
今回で第二章は終わりになります。次回、第三章より本格的にフューチャーワールドフェスに向けた活動や幼き日のバンドリ メンバーなども登場させることが出来たらいいなと思っています。
メジャーデビューの時期
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高校時代後半
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大学時代