どうも、小暮マミです。
高校を卒業して、現在は通信制の大学に入学しました。バンド活動や芸能の仕事をこなしつつ、まりなやセンチュリーのみんなと一緒に、将来的にライブハウスを経営するための準備も進めています。経営の勉強をしたり、照明や音響機材について調べたりと、地道に努力中です。
そんな中、直近の仕事として――なんと、私に“閣下の格好”でのCM出演が決まりました!
しかも、そのCMではあの白鷺千聖ちゃんとの共演が決まっていたのです。
大学生になって、ようやくまりなや詩船以外の『バンドリ』キャラと共演する機会が巡ってくるとは。
それにしても、イサミのやつ、東京に出てきて今は教育学部で勉強してるらしい。
どうやら将来は先生を目指してるとか……ほんと、あの“本物”と同じ道を歩んでるよね。どこまでも似ている。
さて、そんなこんなで今日はそのCM撮影当日です。
私は誰よりも早く現場入りして、メイクを済ませ、控室で衣装を整えて待っていました。
すると――
「失礼します。おはようございます」
「ああ、おはようございます!」
「きゃあああああっ!!」
控室に入ってきた千聖ちゃんは、私の姿を見るなり、悲鳴を上げて飛び退いたのでした。
今回のCMは、某“写るんです”的なインスタントカメラの宣伝で、私は姉、千聖ちゃんは妹という配役でした。
ちなみに、CMの内容はというと――
『姉さん?』
『どうした、千聖?』
パシャッ!
『なんだ、いきなり?』
『この前買ったのよ。○○のインスタントカメラ』
……という、どこか懐かしさすら漂うレトロな構成のものでした。
撮影が終わったあと、私たちはそのままファミレスに立ち寄りました。
もちろん、私は撮影用のメイクをちゃんと落としましたよ。
「それじゃ、改めて。センチュリーのリーダー、小暮マミです。普段は“デーモン閣下”として活動中」
「えっと……白鷺千聖です。さっきはいきなり叫んじゃって……ごめんなさい」
「んーん、気にしないで。あんな姿、初めて見たらビックリするのも無理ないって!」
たわいない会話から始まって、私と千聖ちゃんは少しずつ打ち解けていきました。
そのうち、オフの日には一緒に出かけたりもするようになって――
そうして出会ったのが、彼女の幼馴染である瀬田薫ちゃん。
……私が知っているイケメンな“薫くん”じゃない。まだ泣き虫で、か弱さの残る“かおちゃん”だった。
そして、今年の夏。
私たちセンチュリーは、ついに念願の大舞台――大規模なロックフェスに出演することが決まりました。
その名も、フューチャーワールドフェス!
出場することがゴールじゃない。
もちろん――やるからには、私たちが一番を取るつもりでいくよ!
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。