第二部 一章 1節 spaceと悪魔
どうも、小暮マミです。
ラストライブとなった“最後のミサ”から、早くも3年が経ちました。千聖ちゃんや薫ちゃんは高校2年生になっていて、つまり、とうとう『バンドリ』の原作ストーリーが始まる時期に突入したというわけです。時期はすでに4月。この世界の流れを知っている身としては、ある種の感慨を覚えます。
それに伴い、私の知人でもあり、我々センチュリーが世に出るきっかけを与えてくれたライブハウス「space」のオーナー、詩船さんと久々に会うことになりました。
先月、彼女は「今年の夏でライブハウスを閉める」と話してくれました。それを聞いたとき、私は「ポピパのバンドストーリー0章が始まる頃だな」と心の中で思ったものです。
そういえば、私自身も音楽活動を通じて、D4DJのキャラクターたちともすでに何人か知り合っています。たとえば、天野愛莉や姫神紗乃といった面々。正直、前世ではアニメのフェス回でちらっと見ただけで、詳しいことはあまり覚えていなかったんですが……この世界で再会して、ようやくそれぞれが別々のチームで活動していたことを理解しました。彼女たちと出会ったのは、私が高2でデビューした年なので、もう付き合いは8年近くになります。
……ということは、この世界は『バンドリ』と『D4DJ』の世界が混ざり合ってるってことなのかもしれませんね。
そんな思考を巡らせているうちに、私はライブハウス「space」へと足を運んでいました。
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「よく来たね、マミ」
「ええ、それで今日はどういったご用件で?」
「この前も言ったけど、夏にはこの店を閉める予定なんだ。で、うちのスタッフなんだけど……閉店後の行き先について、何人か引き取ってもらえないかって相談でね」
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「詩船さんのもとで働いてる人たちがヤワなはずはないと思いますけど、もし必要があれば、何人かうちの『century』で面倒見ましょう」
「頼もしいね。ありがとう」
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そのやりとりを終えて、私はライブハウス「century」へと戻りました。……といっても、私たちの自宅でもあるんですけどね。
原作とは違って、この「century」には2階があり、そこが居住スペースになっているんです。それに、circleと同じようにスタジオも併設していて、一般のお客さんも使えますが、私や他のメンバーたちも自由に使っています。たまに、蒼や留学から帰ってきた香織がギターを弾きに来たりもします。
もちろん、ライブステージも完備。『ガルパ☆ピコ』のように倒壊させる気はまったくないので、耐震対策や構造強度にも徹底的にこだわりました。機材も、なるべく最新のものをそろえています。
そうそう、最近ではお客さんの中に「Glitter*Green」や「Roselia」のメンバーの姿も見かけるようになりましたよ。
あと、余談ですが、松原さんから面白い仕事の話をもらいました。
「学校の文化祭にゲスト出演してほしい」――という依頼で、なんと差出人の名前には「地獄の皇太子」と書かれていたんです。
それはつまり、ダミアン浜田、すなわち私の親友・浜田イサミからの招待状でした。
彼女は大学卒業後、東京のどこかの学校で教師をしていると聞いていたので、ここ最近は連絡を取れていなかったんですよね。久しぶりに顔を見たいという気持ちもあって、私はその出演依頼を快く引き受けることにしました。
ああ、今から行くのが楽しみだな。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
アンケート
この作品内のセンチュリーの創設者、浜田イサミが教師として働く学校は何処がいいか、皆さんの意見を聞きたいです。
1.羽丘
2.花女
3.月ノ森
イサミの就職先
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羽丘
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月ノ森