バンドリ世界で女だけど閣下になったよ。   作:のうち

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第二部 一章 4節 下された審判

どうも、小暮マミです。

前回、私はパスパレの面々に楽器の指導を行うことになりました。現在のところ、彼女たちの所属事務所は原作通りであり、バンドストーリーも千聖の考え方に若干の違いこそあれ、基本的には第1章の流れをなぞるように進んでいます。

 

そんな中、私は千聖にパスパレの復活イベントとして、小規模なライブイベントの情報を渡し、それに出演が決まったのですが……やはり、やらかしてくれました。

 

ファンの間で“無能スタッフ”の異名を持つ某人物が、今回も例によって問題を起こしたのです。よりによって、彩だけに口パク、つまり「あてふり」を指示したらしいのです。なぜそこまでして急ぐ必要があったのでしょうか?

 

うちの松原さんの方針では、まず半年間はライブハウスなどで経験を積み、その後に徐々に先輩ユニットのバックバンドなどの機会を増やしていく、という育成プランが組まれています。ちなみに、私たちセンチュリーが先輩アイドルユニットのバックバンドを務める条件――いわば“卒業試験”の内容は、「space」の審査に合格することでした。当時は何十回も落ち続け、ようやくハロウィンライブのバックに立てたという経緯があるのです。

 

……まあ、そんな苦労話は表では語られていないだけですが、それを執筆しなかった作者は、後で蝋人形ですね。

 

さて、話を戻しましょう。この口パク騒動は、当然ながら松原さんの耳にも入りました。

彼女の圧倒的な手腕によって、パステルパレットはその芸能事務所から解放されることになり、さらに事務所自体も様々なスキャンダルが暴露され、あっという間に倒産してしまいました。その結果、松原芸能事務所はさらに規模を拡大。将来的に登場する「vivid canvas」の面々も同じく所属することになり、バンドストーリーの進行に支障はありません。

 

さてさて、ここからが本題です。

正式に事務所の後輩となったパスパレに対し、松原さんから“特訓メニュー”が言い渡されました。

 

内容は以下の通り:

現在7月下旬――ここから10月末までの約3ヶ月間で、ライブハウスにて20本以上のライブをこなすこと。

そしてハロウィンには、センチュリーをゲストに迎え、パスパレ主催のライブを開催すること。

 

パスパレとしての「復活イベント」はそのぶん延期にはなりますが、そのライブでは“センチュリーの人気に呑まれずに、自分たちの演奏をオーディエンスにしっかりと届けること”が課題として課されました。

 

なんともまあ……やることが極端というか、厳しすぎないか? と正直思わなくもないけど、でもまあ、大丈夫でしょう。

 

――あの子たちの可能性を、私は信じています。

 

  




 今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
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