異界と過去からの異物   作:オオソカ

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残り3魔女…
欠陥人間の闘いは続くのであった…




part2

「うぎゃあああ!!!!!!来るなぁ!!色魔!!!!!」

「ラロス様ぁああ!!目が回っちゃいます~」

 

 そうシィルを抱えながら凄まじい速度で逃げ出すラロス、この大陸にて彼に現在直接的な武力で勝てる存在は、いないが相手は、それを遙かに上回る厄介さを備えていた。

 あれは…そうマリアを捕らえたラロス達であったが、残りまだ3人も魔女は、残っておりマリアの証言通りならば、全員フィールの指輪というアイテムによって強化され精神的にも凶暴になっているらしくラロスが脅威と思わずともカスタムという街にいとってこれ以上の鎖国状態は、辛いとの事で早急な解決が求められ、翌日も朝から迷宮に潜ったラロスとシィルであったが…

 途中で、何人かの戦士が瀕死の状態でモンスターと闘っている姿を見てラロスが派手なねぇちゃんやなーと思いつつもシィルからの提言があり、渋々助けに向かったのだが既に一人を残して事切れており、その一人もシィルのヒィルとアイテムによる回復込みでも一時間は、安静の状態であった。そう安静のまま静かな正確ならば全く問題無く、そのまま地上に返せば良かった。ただ…

 

「お~い、そう言うなってその年まで経験が無いなんてもったいないだろ~」

 

 その女は、ミリ・ヨークスと言った。安静から覚め覚醒した時、彼女が行ったのは仲間の死を悟った事であり、シィルとラロスに対しての感謝だった。ここまでならば何の問題も無かった。しかし…暫くするとミリは、ラロスとシィルをなめ回すかの様に見て、次第に手を絡めてきたり、身体を近づける様になった。シィルは、困惑し目を回し、ラロスは嫌悪感ではき出した。

 

「なぁ、助けて貰ったし良いぜ!」

「な、なにを…」

「これだよ」

 

 言葉と共にミリはラロスの陰部を触りかけた。その時ラロスの精神は決壊した。あらん限りの大声で拒絶の意思を示しシィルを抱え、迷宮から抜け出した。

 ラロスは、女を手元に置いておくことに優越感や満足感を覚えるが、繋がる行為に関しては、嫌悪感を強く持ち続けていた。その為、この日は完全に無駄となり宿屋で震えるラロスをシィルが慰めるという珍しい光景が見られた。

 

「シィル!あの女いないな!本当にいないな!」

「だ、大丈夫ですいません。震え過ぎて振動がすごいです」

 

 そして、最悪な事に次の日にも奴はいた。こちらをみると目と口を楽しそうに動かし近づいてきた。ラロスは、逃げ出した。この日も震え続けシィルが何とかならないかと頭を悩まし続けた。

 

「なんまいだぶ、なんまいだぶ…」

「ら、ラロス様…」

 

 結果、市長にかけあった所ミリ・ヨークスは、残りの魔女のミル・ヨークスの姉である事が分り、妹の尻をぬぐう為、迷宮に潜っていた事が分った。何とか話の場を設けたが、彼女も身内の事である。退けないと真面目な顔で迫ってきたため、市長も強く言えず。仕方ないので、距離を置いての同行にて手打ちとなった。

 

「近づくな、近づくなよ!シィル!!近づいた構うこと無い!!魔法でやっても構わん!!」

「ラロス様!流石にそれは…」

「おいおい、流石にもうしないって」

 

 嫌悪感を向きだしにするラロス、それに付き合わされるシィル、それを見てからかうミリ相性最悪であった…ちなみに当然ながら一番苦労するのは、シィルである。いつの時代も奴隷に安息は無い!

 

「で?ここからどういくつもりだい?私達も結構探してみたけど思った以上にこの迷宮は、深いみたいだ」

「う~ん、それでは安全に時間を賭けて回りませんか?」

「駄目ですよシィルさん今回は、時間を急ぐのですから」

「へぅ、すみませんラロス様

「じゃあ、あんたは何か考えがあるのかい?」

「ああ、あるぞ!それはな」

 

 ズカーン!!

 勢いよく迷宮に穴が空く、本来ならば正規の手続きが必要な場所もラロスならば無理矢理力尽くでショートカットできるのであった。ただしイベントを省力するとする。

 

「す、すさまじいな、あんたちょっと力尽く過ぎるが嫌いじゃ無いなこういうの」

「ラロス様すごいです!」

 

 二人の女達の声援が、まるで聞こえないようにラロスは黙々と迷宮を破壊して通路を作っていた。途中でなんか青髪の男が見えた気がするが見なかった事にした。

 

「ショートカット!!!!!」

 

ドカアアア!!!!!!!!!!!!

 

「うひゃああ!誰!」

 

 そこには、ミリ・ヨークスの妹である。ミル・ヨークスがいた。唯、想定外の方法で敵が来たので完全に同様をあらわにしていた。これは、どれだけ強くとも所詮まだ少女であることの証明であった。ラロスならば、脇目もふらずに逃げ出している。

 

「あっ!いたなミル!これ以上おまえを暴れさせておく訳にいかない!少し痛い目を見てもらうぞ!」

「ひぃん…岩が飛んできて怖かったです~」

 

 ラロスの後にミルとシィルが続く、幾ら凶暴になっているとは言っても肉親ならば無駄に手間を取らせずに、無力化できるのではないか?と考えたラロスは、未だにミルに手を上げていなかった。

 

「あっ!お姉ちゃん来ないでって言ったのに来たんだ!それにこんな乱暴な方法で来るなんて!もう知らない!お姉ちゃんこそ痛い目みせてやる!」

 

 希望は、所詮希望であった。落ち込むラロスを尻目にミルが詠唱を開始する。暫くするとミルの周囲に白い動物の様な存在が多数現れた。

 

「何だ?魔法か?モンスターか?」

「いや、これがミルの幻獣だ。あいつらにこっちの攻撃は通用しない」

「なぬ、早く教えろ!そういうことは!」

「教えようとしたら、逃げ出したのあんただろうが!」

「二人とも、早く体制戻さないと危険です!」

 

 正しく先導多くして山に登る状態であった。ラロスに他者を導く力は無く、ミリの話しはラロスに届かない、しいて言うならばシィルが現状唯一の指揮官であったが奴隷という立場から先導することが出来ない。

 

 

「ああ!!!!!!!!!!!!!!」

「な、なにいまさら謝ったてゆるしてあげないんだから!」

「シィル!そこのアバズレと一緒に帰り木で戻ってろ!」

「でも幾らラロス様でも…」

「緊急時だ!早くしろ!」

「ひぃん!分りました」

「えっちょっとおい!」

 

 そう言いながら、彼女らは帰り木を使用し迷宮から姿を消した。

その姿をミルは呆然と眺めていた。こいつは、なんでわざわざ戦力を減らしたのかミルをなめているのか!

 

「もう紳士気取り?言っとくけど容赦しないんだから!」

「それは、こっちのセリフじゃああ!!!」

 

ドワォ!

 

そう人間に反応不可能の早さでミルに飛びかかるとがっちりと蛇の様にからみついて指輪を剥がそうとする。

 

「きゃああああ!何するの!変態いきなり襲ってくるなんて!」

「お前がこんな騒ぎを起こさなかったらこんな事だれがするか!!」

 

そう言いながら指輪に手をかけようとするもそれに幻獣達が妨害をかける。あるものは、かみつき、あるものは、はたき、またあるものは、殴りかかってきた。常人ならば一方的な暴力に晒されれば、命は無くなり達人でも隙が出来る。しかし其処は、スペックのみは桁外れのラロスである。なんの問題も無く指輪に手をかけた。

 

「うんんぎぎぎぎいぎgぃいいいいいいい!!!!「」

「変態!変態!!!変態!!!!!!!」

 

遂に指輪に手をかけてあらん限りの力を込めて引き抜く、途中ミルも妨害をしかけようとしたが、幻獣の攻撃すらものとしないラロスにとっては小鳥のさえずりも同然であった!

そして………

 

「ゲアゲアアアア!取ったぞおぞおおおお!」

「ひゃん!」

 

ついにフィールの指輪は、外れた。それと同時にミルもグラマラスな容姿から幼い子供の容姿なり、ラロスを驚かした。

 

「な、なんだコレ」

「うわーん、お姉ちゃん!!」

 

泣き叫ぶミル、しかしそこはさすがの欠陥人間である。そのまま激情のままにしかり飛ばしても泣き続ける少女に縄をかけて家畜の様に引きずりながら、迷宮から脱出したのであった。レディーファーストなど欠陥人間の事象に無し!

 

「あちゃー!私が叱ってやろうと思ったのにコレじゃあもういらないかな?」

「ラロス様、いくら何でも子供にそれは酷いです…」

 

 その後、ミルを慰める、ミリとシィルを見ながらラロスは、弁当を貪り始めていた。無能にとって食事とは、快楽ならず。唯の逃避である。女三人いれば女々しいと言う。この空間に入る事は、ラロスにとって不可能であった。むしろ先日散々自身の弱みを見せたシィルもあの二人とぐるになって自分を笑い物にしているのでは無いかと思考が支配される。

しかしシィルを拒絶する勇気も無く、早く借金が無くなってくれ、俺の手元からいなくなってくれと何度も思うのであった。

 

(いかん、いかん危うく殺人犯になりそうだった。心配しなくてもあと数年すれば此奴はいなくなる。なに、どうせ女だ故郷の良い面と子供つくっているだろうさ…こんな地獄みたいな世界で子作りか…)

 

 自分以外が、子供を作ろうが孤独死しようがどうだって良いそう普段から自身に言い聞かせているラロスであったが、この実力以外主義の世界で快楽と愛と言う幻想によって生み出される。欠陥品の事を思うと少し哀しくなるのであった。

 

「あ~あ~イケナイ、いけない余裕がある時だけ善人面しようとする」

「ラロス様、どうかされましたか?」

「ん?いえ、貴方は良い母親になりそうだなと思っただけですよ」

「ラロス様…その…」

「!すみません!セクハラ等の意図はありませんでした!謝罪しますか?お金が良いですか?」

「駄目だこの男」

「わーん、おしりがまだヒリヒリするよー!」

 

 残る魔女は、二人エレノア・ランに魔想志津香である。策も無ければ相手の情報も特に知らないが、この魔女共と同じ性能でも10倍以上強くても俺の敵にもならないと確信をえつつあった。

 

 




Q途中でシィルに対する言葉使い変わってない?
A余裕があるときだけ丁寧言葉です。余裕がなくなると素がでます。

Q遠ざけたがっているシィルに泣きつくの?なさけな
Aここが一番弱い所ですね、異性が怖いのに本能があって異性を求めてしまう。可愛そうに生まれたばっかりに…

Qバード君如何したの?
A今日子辺りを踏み台にして生還してるんじゃないの?

Q女大好きじゃないの主人公?
A○○○は、見るなら兎も角実際にやるのは、絶対に嫌がります。自分の遺伝子を残すのは死ぬより嫌です。やっぱ、女は収集するもんだ!by主人公

Qシィルちゃん可愛そう
Aこれも奴隷商人って奴が悪いんだ!まぁ25までには、解放されるしセーフ!(ゼスの崩壊や魔人の進行に目をそらす)

Qバードにシィルちゃん取られたどうするの?
Aまぁ所詮女だし…で終わると思います。

Qシィルちゃんいなくなったらどうなるの?
A低い対人能力がさらに著しく低下して暴走なども押さえられる人間がいなくなります。まぁでも、力だけはあるから無理矢理粉砕して押し進みます。

Qどうせリセットが出来たら、親ばかになるんでしょ?
Aこの主人公に万が一子供が出来たら、自身の手でエールだろうとリセットであろうと殺します。

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