イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第10話「反省会」

 

 

 2回目のジェミニストーム戦が終わった。結果は1-6でジェミニストームの勝利。円堂が1失点に抑えたものの、フィールドプレーヤーはジェミニストームに成す術もなかった。

 

 ラストに染岡が「ドラゴンクラッシュ」を撃ったものの、ゴルレオの必殺技である「ブラックホール」に吸い込まれ、試合が終了した。

 

**********************

 

飛鳥「今回も完敗だな」

 

 飛鳥がそう言い放った。

 

飛鳥「お前達」

レーゼ「はいっ!」

飛鳥「ありがとう。今日はもうゆっくり休んでいいぞ」

レーゼ「ありがとうございます!」

 

 そう言ってジェミニストームは去っていった。

 

飛鳥「さて、反省会と行こうか。まずはベンチは試合を見てどうだった?」

 飛鳥の言葉に皆が俯いた。

 

鬼道「やはり一番の課題はオレ達自身の身体能力がまだジェミニストームに追いついていないな」

豪炎寺「ああ。目金が弱点を分析してくれたとはいえ、ついてこれなければ意味がない」

目金「やはりスピードを優先的に鍛える必要がありますね。パスをする時にボールをカットするだけなら、出来るかと思われます」

一之瀬「確かに一丈字コーチや響木監督が言っていた通り、敵の動きを見る洞察力を身に付ける必要がありそうだね…」

 

 と、ベンチにいた4人が話をした。

 

飛鳥「続いてDFはどうだった? 何か掴めそう?」

風丸「はい…」

 風丸が返事をした。

 

円堂「そうなのか?」

風丸「…DFラインにいた時はすぐに抜かれてたから気づけなかったけど、今回の試合は奴らに触れる機会が多かった。何度か繰り返しているうちに、奴らの動きが見えたような気がする」

「!!」

土門「オレもそんな感じなんだよな。風丸程じゃねぇけど」

 と、土門も苦笑いした。

壁山「オ、オレは…」

栗松「オレも全く手も足も出なかったでやんす…」

 影野も頷いた。

 

飛鳥「分かった。それじゃ半田くん達はどうだったかな?」

半田「オレはすぐに抜かれて…」

マックス「なんていうか、本当にスピードを鍛えればって話ですよね」

少林寺「オレは…」

 手も足も出ず、少林寺と宍戸が悔しそうにすると、飛鳥が少林寺を見てあることを考えていた。

 

飛鳥「そっか。で、最後は染岡くん」

「!」

 飛鳥が声をかけると、皆が染岡を見た。

 

飛鳥「どうだった?」

 すると染岡は飛鳥に近づいた。

 

風丸「染岡!」

円堂「何をする気だ!!」

染岡「一丈字コーチ…」

「!」

 

 染岡が飛鳥の名前を呼んだ次の瞬間、頭を下げた。

 

染岡「すみませんでした!」

「!」

 

染岡「オレが間違ってました! オレがつまんねー意地を張ったばっかりに…」

秋「染岡くん…」

 

 染岡の言葉に秋が反応をした。

 

飛鳥「顔を上げてくれ」

染岡「!」

 染岡が顔を上げた。

飛鳥「君のチームを想う気持ちはね、分かるよ。そりゃあポットでの奴に自分のチームの事を色々言われたくないよね」

染岡「……」

飛鳥「…これだけは言っとくね」

 飛鳥が豪炎寺を見た。

 

飛鳥「豪炎寺くんね。君が帰った後も残ってオレから稽古を受けてたんだ」

「!!?」

円堂「そ、そうなのか!?」

飛鳥「ああ」

 豪炎寺が視線を逸らした。

 

飛鳥「オレを受け入れてくれているかどうかは別として、豪炎寺くんはジェミニストームに勝つ為に、チームの為に変わろうとしてくれている。だからジェミニストームから点を取れたんだと思うよ」

「……!」

飛鳥「後半戦、それに気づいたんでしょ?」

 

 飛鳥の言葉に染岡が俯いた。

 

飛鳥「無理に遅くまで練習しろとは言わないけど、今自分たちにとって何が一番大事なのか。もう一度考え直してくれたら嬉しいな」

染岡「勿論です」

「!」

染岡「オレ…もう一度自分のサッカーを見つめなおしてきます。勝つ為に」

半田「染岡…」

 

 染岡の言葉に半田たちが反応した。

 

飛鳥「明日からまた期待してるよ」

染岡「はい!」

飛鳥「それじゃ今日はここまで! 2チームと練習をしたからしっかりクールダウンするように! ちなみに今日は居残り練習は無しだ」

「…はい」

飛鳥「急に返事が元気なくなったな…」

栗松「だって豪炎寺さんがあんなに活躍してたら…」

少林寺「誰だってやりたいですよ」

飛鳥「焦るな。強くなる為に一番やったらいけないのは焦る事だぜ」

「!」

 

飛鳥「結果を出そうとして色々無理をするからな。それで壊れちまったら元も子もないんだぜ」

 

 それを遠くから見ていた大人たち。

 

財前「中々いい少年じゃないか。一丈字飛鳥くん」

響木「ええ。最初は素性が分からず、どうするか迷いましたが、彼の目はとても凛としていて、まるで大介さんを見ているようでした」

財前「…円堂大介か?」

響木「はい。そしてあのバンダナの少年はその孫、円堂守だ。きっと雷門中サッカー部をより成長させてくれるでしょう」

塔子「……」

 

****************

 

 後日、傘美野中のとあるミーティングルーム。

 

「え」

飛鳥「えーと…。いきなりだけど、今日からSPフィクサーズのキャプテンである財前塔子さんが雷門イレブンの練習に参加する事になりました」

塔子「宜しくな!」

「えええええええええええええええええええええ!!!?」

 

 塔子の参入に皆が驚いた。

 

壁山「お、女の子がチームに入るっすか!?」

飛鳥「ちなみに2年生だから敬語を使うようにな」

栗松「は、はいでやんす…」

飛鳥「ちなみにさっきの質問だけど、公式大会とかじゃないから特に問題ないだろ」

栗松「そ、それはそうでやんすが…」

 

 と、皆が複雑そうにした。

 

染岡「ジェミニストームとの戦いは甘くねーぞ」

塔子「そんなの知ってるよ!」

円堂「まあいいじゃないか。オレは大歓迎だぜ!」

塔子「流石円堂! 話分かってる!!」

 

 円堂が歓迎ムードを出したので、塔子はウキウキだった。そして秋と夏未はと言うと…。

 

秋・夏未(とにかく距離が近い)

 

 と、塔子にちょっとだけ嫉妬していて、春奈に余計な心配をかけられていて、後でこっそり頬をつねった。

 

一之瀬(オレだって諦めた訳じゃないよ…)

土門(なんでもいいけど、雷門中結構ドロドロしてんなぁ…。コーチや円堂がモテモテだし)

 

 土門は雷門サッカー部の恋愛関係に対して辟易していたという。

 

 

 

つづく

 

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