雷門背番号コレクション
1番:円堂守
2番:風丸一郎太
3番:壁山塀吾郎
4番:影野仁
5番:栗松鉄平
6番:半田真一
7番:少林寺歩
8番:宍戸佐吉
9番:松野空助
10番:豪炎寺修也
11番:染岡竜吾
12番:目金欠流
13番:土門飛鳥
14番:鬼道勇人
16番:一之瀬一哉
28番:財前塔子
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第12話「旅立ちは突然に」
塔子が正式に仲間に加わり…。
飛鳥「まあ、次のステップに進む前にお前達に伝えたいことがある」
傘美野中のミーティングルームで雷門中とジェミニストームが集まっていた。
飛鳥「えー。そろそろ我々エイリア学園、引っ越します」
「あー…」
今まで飛鳥とジェミニストームの男子選手は傘美野中にテントを張って暮らしていたが、そろそろ迷惑が掛かるので、他の場所に移動となった。
飛鳥「SPフィクサーズの皆さんのご厚意で、雷門中から歩いて5分のマンションにジェミニストームと私、財前さんが住むことになりました」
「塔子さんも!?」
塔子「うん。流石に家から遠いし、この方がいいでしょ?」
塔子はあっけらかんと言い放った。
壁山「さ、流石総理大臣の娘っス…」
栗松「何か…色々格差を感じたでやんす…」
塔子の態度に壁山と栗松は困惑した態度を見せた。ただでさえ、生徒会長やチームメイトもお金持ちだというのに、更にお金持ちがやってきて、感覚がおかしくなりそうだった。
飛鳥「…それでだけど、SPフィクサーズの皆さんも見回りをしてくれるそうなので、ジェミニは安心して仕事するように」
「は、はい…」
SPフィクサーズのメンバーである館野 舞が同席していたが、どうも罰が悪そうだった。
春奈「ど、どうしたんですか…?」
飛鳥「聞かないであげて…」
舞「大丈夫よ。あのね、君達に負けた後正式に反省会したのよ。流石にこれはダメだろって」
「!」
舞が自暴自棄気味に事情を説明すると、雷門中とジェミニストームは困った顔をしていた。
舞「で、アタシを中心に見回りする事になったんだけど…。もうここに来るの怖いし、恥ずかしい…」
「……」
円堂達は舞の言いたいことが嫌という程理解した。確かに日本一のチームとはいえ、大の大人が中学生にボロ負けするなんて目も当てられない状況だった。
舞「しかもスミスさん、アタシにこの仕事を押し付けて逃げたのよ!!? 信じられる!? 体はでかいくせにやる事は小さいんだから!!」
塔子「大丈夫だよ。スミスはパパが叱ってくれるから」
(そういう問題じゃないだろ!!)
と、雷門イレブンが突っこんだ。だが、舞が涙目でスミスに文句を言っているあたり本当に不満なんだろう。ちなみに一部のメンバーが「かわいい」と思っていたのは内緒だ。
舞「しかもあの人ジェットコースター…」
飛鳥「館野さん。落ち着いてください。ジェットコースターの怖さに体のでかさは関係ありませんから」
舞の暴走に飛鳥も流石に宥めたが、舞の気持ちが痛いほど理解できた。周りの人間が無茶苦茶だったのは飛鳥も同じだったからである。
飛鳥「…とまあ、雷門中が復興するまでまだ時間はあるので、今後はそういう方向で行きます」
「はーい」
風丸「一丈字コーチ」
風丸が手を上げた。
飛鳥「どうしたの?」
風丸「此間言っていた次のステップですが、どうなりましたか?」
飛鳥「あー…。うん、一応考えてはいるんだよね」
飛鳥が考えていた。
鬼道「その様子だと考えてる様子はないように見えますが」
飛鳥「いや、沢山案があるんだよ。一番やりたいのはジェミニストームのスピードに慣れてほしいんだよね」
「!?」
飛鳥「乗馬かウォータースライダーか、さっきの話じゃないけど、遊園地のジェットコースターに乗るか…」
舞「ジェットコースターとかがいいんじゃないかしら?」
飛鳥「……」
飛鳥が舞を見ると、
飛鳥「…スミスさんがそんなに憎いですか」
舞「ち、違うわよう!!」
塔子「スミス。あたしが遠い所に行くときはいつも一緒だから…」
そう言って塔子は額を抑えた。
壁山「ど、どれも苦手っス…」
飛鳥「まあ、冬だったらスノーボードとかも良さそうだったんだけどな…」
レーゼ「そういや飛鳥さん」
飛鳥「何だ?」
レーゼ「この時期って、北海道まだ雪降ってませんでしたか?」
飛鳥「降ってるかもしれねぇけど、北海道まで行く金があるかよ。しかもオレ達は保護されてる身だし」
塔子「北海道!! あたし行った事ないから行きたい!!」
「え」
そんな訳で…
塔子「ついたーっ!!!」
「えええええええええええええええええええ!!!?」
と、雷門イレブンは北海道まで来ていた。
参加メンバー
・ 雷門イレブン
・ マネージャー
・ 一丈字飛鳥(コーチ)
・ 角巣英二(監督?)
角巣「塔子様。あまり遠くに行かないでください」
塔子「…舞が怒ってたよ?」
角巣の言葉に対し、塔子は嫌そうな顔をしていた。北海道に行くという事になり、舞は上機嫌だったが、塔子が参加するという事が角巣の耳に届き、強制的にシフトを変えられた。
舞は仲間と共に雷門中でジェミニストームの監視をしていた…。
舞「もう嫌!!!」
疾風「分かるぞ館野…。あの人結構無茶苦茶だもんな…」
五洋「……」
舞が涙目になり、ともに監視をしていた疾風と五洋に宥められていた。彼らの角巣に結構無茶ぶりをさせられていた。
レーゼ「た、大変ですね…」
極火「ああ…。お互い上司には苦労するな…」
レーゼ「ええ!! 飛鳥さんがいてくれて本当に良かった!!」
舞「いいなぁ!! ジェミニストームいいなぁ!!」
極火「お前は落ち着け」
ジェミニストームとSPフィクサーズが何か仲良くなったのは別の話…。
円堂「それにしても北海道って初めて来たなぁ…」
豪炎寺「ああ…」
壁山「確か美味しいものが沢山…」
秋「もう。壁山くんったら…」
夏未「遊びに来たんじゃないのよ?」
壁山「うっ…」
宍戸「あ、そういえば雷門先輩は生徒会の仕事って大丈夫なんですか?」
と、宍戸が聞くと夏未はいつも通りに振舞った。
夏未「あら、私がいる事が何か問題でも?」
栗松「いや、生徒会長でやんすし…」
少林寺「普通に気になっただけですよ。まさか仕事を持ち込んでるんじゃ…」
円堂「なに!? そうなのか夏未!」
夏未「大丈夫よ。本当は残るつもりだったんだけど、皆に気を遣われて…」
途中から夏未がモジモジしていた。
円堂「どうしたんだよ夏未」
円堂の発言に皆が嫌な予感がした。恋愛ごとに関しては滅茶苦茶鈍いのは皆知っていた為、変な事を言いださないか不安になっていた。
夏未「な、何でもないわよ…」
円堂「もしかしてお前…寒いのか?」
「え?」
円堂の発言に大半のメンバーの目が点になった。飛鳥は苦笑いし、鬼道と豪炎寺は表情が変わらず、角巣は大人の対応を見せ、塔子は普通に心配していた。
円堂「その格好は流石に寒いだろ! ほら! オレのジャージ貸してやるから、これ着とけ!」
円堂は自分の上のジャージを脱いで夏未に渡した。
夏未「そ、そこまでしなくていいわよ…」
円堂「体を冷やしたら腹壊すぞ!」
飛鳥「…受け取ってあげなさい。雷門さん」
夏未「!」
夏未は飛鳥にそう言われて素直に受け取った。
夏未「…ありがと/////」
円堂「いいっていいって…は、はっくしょい!!」
夏未「ちょ、あなたも寒いんじゃないの!?」
すると土門が前に出た。
土門「気にすんなよ。こういうのはレディファーストだ」
一之瀬「秋や音無さんも寒くないかい?」
春奈「私は何かついでのような気もしますけど…私は大丈夫ですよ!」
鬼道「無理をするなよ春奈」
春奈「大丈夫だってば!」
と、和気藹々としていた。
円堂「よーし! それじゃ北海道で特訓だー!!」
「おー!!!」
そう言って円堂達はやる気になっているのを、陰から誰かが見ていた。
「あれは…!!」
つづく