イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第19話「修業完了!」

 

 

 そして北海道滞在最終日まで、雷門イレブンはスノーボードの訓練と、練習試合を繰り返した。

 

円堂「はあっ!!」

 

 円堂は吹雪のエターナルブリザードを遂に止める事が出来た。

 

壁山「やったっす!!」

吹雪「あー…。遂に止められちゃった。うん! 強くなったね円堂くん!」

円堂「ありがとう吹雪! 白恋の皆! マジで感謝だ!!」

 

 と、円堂がにかっと笑った。

 

塔子「やったな円堂!!」

円堂「どわはあ! と、塔子!////」

 

 塔子が後ろから抱き着いてきて、秋と夏未が険しい表情をした。

 

春奈「…先輩方も行かれてみてはどうでしょうか…いたたたたたたた!!!」

 

 春奈がぼそっと呟くと夏未にほっぺをつねられた。

 

飛鳥「……」

角巣「どう思う?」

飛鳥「成長したのは円堂くんだけじゃありませんね。スノーボードの訓練のお陰で、皆スピードが上がっています。課題になっていた吹雪くんへの突破とブロックですが、全員ではないものの合格者もいます。これならばジェミニストームといい勝負が出来るんじゃないでしょうか」

角巣「勝って貰わなきゃ困るんだがね」

飛鳥「まあ、あいつらも簡単に勝たせはしませんよ」

 

 と、飛鳥と角巣はフィールドを見渡した。

 

*******************

 

「お世話になりました!」

 

 円堂達が東京に帰ろうとしているので、吹雪達が見送りをしていた。

 

円堂「本当にありがとな! 吹雪! 白恋の皆!」

吹雪「うん! 僕たちも楽しかったよ」

 

 と、吹雪がスマイルを見せた。

 

栗松「くぅぅぅ…何とかあのモテテクも習得したかったでやんす」

春奈「それなら吹雪さんと同じくらいの練習量をしないと駄目ですね!」

栗松「…やっぱりそうなるでやんすか」

 

 栗松がしょげると笑いが生まれ、白恋の男子生徒数名が栗松に同情した。

 

「オレ、お前のファンになったぜ…」

「頑張って…」

栗松「出来れば女子がいいでやんす!!」

 

 そしてまた染岡と半田が吹雪に話しかけた。

 

染岡「またオレと勝負しようぜ!」

吹雪「うん。勝負もそうだけど、また一緒に風になろうね!」

半田「東京にも機会があったら遊びに来いよ」

吹雪「うん!」

 

飛鳥「それじゃ、お世話になりました」

円堂「またなー」

「さよーならー」

 

 と、雷門イレブンを乗せたイナズマキャラバンは北海道を後にした。

 

角馬「いやー。小生まで載せて貰い、本当にありがとうございます!」

飛鳥「実況の仕事やら色々お疲れ様…」

春奈「いやー。角馬さんが私たちの仕事手伝ってくれて助かりました!」

 

 と、和気藹々としていた。

 

飛鳥「さて、東京につくのは明日だ。青森についたらそこで一回休憩を取って、それからは車中泊だ」

夏未「ちょっと待ってください。男女一緒に寝ろと言うのですか?」

飛鳥「やっぱそうだよな…」

 

 本来であれば雷門イレブンは飛行機で東京に帰る予定だったが、欠航になった為バスで帰る事になったのだ。

 

春奈「飛行機が欠航になってなければ…」

塔子「別に車中泊でもいいじゃん。夜行バスも男女一緒でしょ?」

 

 そう塔子があっけらかんと言い放った。

 

夏未「あなたはそれでもいいかもしれないけど…!」

塔子「狭いのは皆同じなんだから、贅沢言ったらダメだぞ」

夏未「うっ…」

 

 痛い所を突かれて夏未は苦虫を噛んだ。

 

飛鳥「…まあ、席順はちゃんと話し合うように」

塔子「じゃあ円堂! 一緒に寝ようぜ!!」

円堂「えっ」

夏未「こうなるから文句を言ったのに!!」

塔子「じゃあさ。一番後ろの席であたしと円堂と夏未で一緒に寝ようよ。それなら文句ないでしょ?」

夏未「んな…!///////」

 

 夏未が顔を真っ赤にした。

 

栗松「一番後ろはスペースが空いてるから、ゆったり座れるでやんすよ」

目金「そうですね。これなら生徒会長も文句はない筈ですよ」

染岡「そんなに車中泊が嫌なら一人で帰れよ」

夏未(こいつ等内申点下げてやる…!!!)

飛鳥「コラコラ」

秋・春奈「夏未さん!」

 

 言いたい放題言う栗松、目金、染岡に対して夏未が怒りの炎を燃やすと、飛鳥、秋、春奈が宥めた。そして角巣はしかめた。

 

豪炎寺「……」

鬼道「こういう事だ」

豪炎寺「あ、ああ…」

 

 以前、女子はデリケートだから丁重に扱わなきゃいけないという話をしていたが、豪炎寺は夏未と栗松たちのやり取りを見て嫌でも分かった。確かに気を遣う。

 

一之瀬「……」

土門「やめとけ。気持ちは分かるけど、ここはアメリカじゃねーし、もう昔みたいにはいかねぇぞ」

 

 一之瀬が何をしようとしていたかは、ご想像にお任せします。

 

************************

 

 その夜…。

 

円堂「……」

 

 一番後ろの席を円堂と塔子、夏未が陣取っていた。

 

飛鳥「本当に陣取るとは…」

角巣「ああもう…」

 

 角巣は困った顔で頭を抱えた。

 

夏未「か、勘違いしないでください!! 私は円堂くんが塔子さんに如何わしい事をしないか見張る為です!」

円堂「オ、オレがそんな事する訳ないだろ!!」

塔子「そうだよ」

飛鳥「あー円堂くん円堂くん。ちょっといいかい?」

円堂「え?」

 

 円堂が飛鳥の方を見た。

 

飛鳥「大丈夫だよ。口ではこう言ってるけど、雷門さんもちゃんと分かってるから」

円堂「でも…」

飛鳥「オレは信じてるし、塔子さんの自己責任だと思ってるから」

塔子「そうだよ」

飛鳥「オレも前に似たような事あったけど、口だけだから大丈夫」

 

 飛鳥が苦笑いすると円堂も安心した。

 

飛鳥「だからといって、自分からお触りする事はないように」

円堂「しませんよ!!/////」

夏未「そんな事したら抹殺よ」

円堂「えー…」

 

 夏未の理不尽さに円堂はげんなりしていた。

 

飛鳥「まあ、女の子はねお喋りが大好きな子が多いから、付き合ってあげて」

春奈「…一丈字さん。年いくつですか?」

飛鳥「来年の冬で15」

 

栗松「そういや似たような事があったって言ってたでやんすけど、何があったでやんすか?」

壁山「やっぱり女の子たちと…」

飛鳥「話せば長くなる」

栗松「気になるでやんす~!!!」

塔子「そうだよ! 何があったんだよ!」

飛鳥「まあ、円堂くんに助け舟を出すつもりで話そうか。あれはいつ頃だったかな…」

 

 と、飛鳥が昔話をしながらバスは東京へ向かうのだった…。

 

 

つづく

 

 

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