翌朝、東京へ戻ってきた雷門イレブンは一日休息を取る事になった。
そして飛鳥はというと…。
飛鳥「よう」
レーゼ「飛鳥さん!!」
飛鳥が現れてジェミニストームの面々が集まってきた。
飛鳥「ちゃんと真面目に仕事してたか?」
レーゼ「ええ。そりゃ勿論!」
ゴルレオ「作業も覚えて絶好調ですぜ」
飛鳥「そりゃ良かった」
するとパンドラが飛鳥を見た。
パンドラ「どうでしたか? 雷門イレブンは」
飛鳥「スノーボードを使って速さに慣れて貰ったから、動きにはついてこれるんじゃないかな?」
「!」
飛鳥「さて、今回はもう舐めてかかるなよ。成長したぜ」
「……!」
するとレーゼが俯いた。
飛鳥「どうしたリュウジ」
レーゼ「その…。もし、負けたら」
飛鳥「気にすんなよ。負けてももう叱責される事も嫌味を言われる事もない。思いっきりサッカーを楽しむんだ」
「!」
飛鳥が笑みを浮かべた。
飛鳥「雷門イレブンには勝っては欲しいが、お前達にもまだまだ頑張ってほしい。彼らを成長させる高い壁であってくれ」
飛鳥の言葉にジェミニストームが元気よく返事をした。
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そして、決戦の時が来た…。場所は雷門イレブンとジェミニストームが初めて出会った傘美野中。観客は稲妻町の人々やFF優勝校と元宇宙人が試合をするという事で見に来たやじ馬でいっぱいだった。
また、テレビ中継もされており、白恋中で吹雪達が見ていた。
押矢「傘美野中っていう所でやるみたいだべ」
雪野「目金くん出るかな~」
紺子「楽しみだね。吹雪くん!」
吹雪「うん!」
吹雪は円堂達の活躍を心待ちにしていた。
円堂「す、すごい人だなぁ…」
鬼道「それはそうだ。事件は終結したとはいえ、エイリア学園の脅威は凄まじかった。見に来る人物は多いだろう」
円堂達が人の多さに驚いていると、響木がやってきた。
円堂「響木監督!」
春奈「あれ? そういえば一丈字コーチは…?」
響木「今回はオレが指揮を執る」
「!!?」
響木「そして一丈字だが…。今回はジェミニストームの監督だ」
響木の言葉に円堂達が横を見ると、確かに相手側のベンチに飛鳥が立っていた。
円堂「一丈字コーチ!!」
飛鳥が円堂の声に気づいて近づいてきた。
飛鳥「伝えるのを忘れていたな。今回はあっちにいるよ」
染岡「どうして!」
飛鳥「そんなの決まってるさ。本当に成長したかどうかを見極める為にな」
風丸・少林寺「!!」
飛鳥「それでは響木さん。失礼します」
そう言って飛鳥は去っていった。
円堂「一丈字コーチ…」
円堂は飛鳥の後姿を見つめていた。
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その頃…。
「早く試合を見せるっポー!!!」
ここは政府指定の特別施設の中のシアタールーム。ジェミニストーム以外のエイリア学園の生徒がいて、このシアタールームで観戦する事になったのだ。
キーブ「やっと飛鳥の姿が見れるわね。玲名」
ウルビダ「……」
ウルビダはずっと不機嫌だった。それもそうだ。急にいなくなり、ずっと連絡もなかった上にジェミニストームと一緒にいたからだ。
キーブ「…まあ、ジェミニと一緒にいてムカつくのは分かるけどさ」
その時、モニターが表示された。
「さあ、全国サッカーファンの皆さん! お待たせしました! これより、雷門イレブン VS エイリア学園ジェミニストームの試合を始めたいと思います! 実況は私、角馬王将がお送りいたします!!」
と、テントから圭太の父・王将が実況していた。
角馬「父上! いつ見ても素晴らしい実況です!!」
「ちちうえー」
弟・歩と共に観客席から観戦していた圭太だった。ちなみに弟の歩は10年後の『イナズマイレブンGO』で中学生に成長し、実況を担当する事になる。
王将「まずは雷門中の紹介だ!!」
と、モニターに円堂達が映ったが…。
クィール「こんなザコはどうでもいいっポ!! 飛鳥を映すっポ!!」
バーラ「あら、雑魚って言った事、飛鳥が知ったら怒るわよ」
クィール「う…じ、事実は事実だっポ!」
キーブ「はいはい。喧嘩しないの」
キーブはクィールとバーラの喧嘩を仲裁したが、なんやかんやこれで物腰の柔らかい女性を演じて飛鳥の気を引こうという作戦だ。
コーマ「僕たちにはすごく厳しいんだよねー」
ゾーハン「ズズ、ズズズ…」
キーブ「うるさいわよ」
王将「対するはジェミニストーム!!」
ジェミニストームが映し出されていたが、飛鳥が下半身しか映っていない。
レアン「ジェミニはいいから飛鳥映しなさいよ!!」
クララ「使えないテレビ局ね…」
ガゼル「クララ。言葉を慎め」
王将「そして今回ジェミニストームには、元エイリア学園の関係者だった一丈字飛鳥さんが監督に付きます!」
と、飛鳥がモニターに映し出された。
クィール「飛鳥っポ!!」
キーブ「元気そうね…」
ウルビダ「……//////」
ウルビダはプイっと横を向いてしまった。なんだかんだ言ってやっぱり好きなのか、照れていた。
「でも何でジェミニなんかと一緒にいるのよー」
と、ファーストランクチーム「イプシロン」のメンバー・皇マキがイライラしていた。隣にいたチームメイトの森野留美(モール)が宥めていた。
「ぶっ潰す…」
九里風子(クリプト)も続いていた。
そんな中、ジェミニストーム側にゴミが投げられた。
「!!」
つづく