イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第24話「決戦! ジェミニストーム!(後編)」

 

 後半戦が始まった。

 

染岡「また点は貰うぜ!!」

 

 と、染岡はドリブルで駆け込むが、ジェミニの選手が染岡の動きを呼んでボールを奪った。

 

染岡「なっ!!」

 

**********

 

飛鳥「雷門イレブンはスピードを重視した戦い方をしている。そこを突くんだ」

「!」

 

 飛鳥がジェミニストームに作戦支持を伝えていた。

 

レーゼ「そこを突くって…」

飛鳥「相手の動きをよく見るんだ。確かにスピードが速ければ追いつく事は出来ないかもしれないが、一瞬の隙を突けばボールを奪う事は出来る。どんな奴にも必ずスキはある。サッカーはそういうスポーツだ」

「!」

 

飛鳥「そんなに心配する事じゃない。雷門イレブンはお前達についてこれるようになっただけで、お前たちが完全に劣っている訳じゃない。自分の力を信じるんだ」

 

***************

 

 レーゼにボールが周り、ドリブルした。鬼道と一之瀬が止めに入る。

 

レーゼ「ワープドライブ!!」

「!!」

 

 レーゼがドリブル技を使った。空間を作り出して鬼道と一之瀬を突破した。

 

鬼道・一之瀬「!!」

 

*******************

 

飛鳥「もう後半戦だが、雷門も油断はしてないだろう。MFは鬼道くんと一之瀬くんが中心になる。タイミングを見てワープドライブを使い、FWに繋げ。そしてグリンゴ、イオ、ギグ、コラルは雷門のディフェンスをマークするんだ。ガニメテとカロンはカウンターが来てもいいように準備しろ。勿論、ゴルレオもな」

 

*******************

 

レーゼ「ティアム!!」

 レーゼがティアムにパスをすると、レーゼも前に出た。ディフェンスラインでは風丸たちとコラル達が競り合いをして、ゴールがガラ空きだった。

 

ティアム「行くぞ!」

レーゼ「おう!」

 

 ティアムとレーゼが合体シュートを放った。

 

ティアム・レーゼ「ユニバースブラスト!!」

 

 強力なシュートが放たれた。

 

染岡「円堂!」

円堂「任せろ!」

 

 円堂は心臓に左手を当てて体をひねらせ、正面を向いて天高く手を上げた。

 

円堂「マジン・ザ・ハンド!!」

 

 円堂がユニバースブラストを受け止める。

 

円堂「ぐ…!! なんてパワーだ…!!」

「いけぇえええええええええ!!!!」

 

 と、ジェミニの選手が叫んだ。

 

円堂「でも、オレ達も負けられない! はぁあああああああああああ!!!!」

 

 円堂はそのまま気合でシュートを止めた。

 

王将「おーっと!! 円堂がジェミニストームの連携シュートを止めたー!!」

 

 王将のアナウンスに観客が沸いた。

 

レーゼ「うぉおおおおおおおおおおおおおお―――――――――――――――――!!!!」

 

 レーゼが咆哮を上げると、飛鳥が冷静に見つめる。

 

ティアム「落ち着いてくださいレーゼ様。飛鳥さんにも言われたでしょう。必殺技ばかりに頼るなと」

レーゼ「!」

 

***************************

 

飛鳥「…で、FWなんだけど、必殺シュートばかりに頼り過ぎないように」

「!」

飛鳥「確かに必殺技は強力だけど、それをやるのにどうしても隙が出来る。ましてやシュートに関してはわざわざ必殺技をやらなくても、キーパーの動きを予測して撃てば案外点が取れるから」

「いや、それが出来るのはあなた位ですよ…」

 飛鳥の言葉にレーゼが困惑すると、

飛鳥「出来ないなら出来るようにしな。それじゃいつまでたっても追いつかないぜ」

「!」

 

 飛鳥の言葉にレーゼ達が反応した。

 

飛鳥「とにかく点を決めるチャンスが出来たら、ボールの動きから目を離すな。ゴールを決めるまでボールに食らいつくんだ」

 

******************

 

レーゼ「…そうだったな」

 

 レーゼがジェミニの選手を見渡した。

 

レーゼ「ジェミニの戦士たちよ!! 地球にはこんな言葉がある!!」

「!!?」

 

レーゼ「七転び八起き!! 最後の一秒まで決して諦めるな!! 我らの持てるすべての力で、雷門イレブンに打ち勝つぞ!!!」

「はっ!!!」

 

 ジェミニストームの選手の瞳に闘志と輝きがともり、飛鳥が安心したように笑った。

 

(それでいい。その気持ちがあれば、お前たちは大丈夫だ)

 

 そしてその様子を雷門のベンチにいた選手とマネージャー、響木は見ていた。

 

秋「コーチ…とっても嬉しそう…」

夏未「そうね…」

 

 秋と夏未が見つめると、

 

宍戸「オレ…やっぱりこういうのダメなんすよ~」

目金「宍戸くん! まだ試合は終わってないんですよ! 敵に同情するのは…」

塔子「お前だって泣いてるじゃん!」

 

 と、宍戸、目金、塔子が号泣していると半田が苦笑いした。

 

 そしてその後も雷門とジェミニストームは互角の戦いを見せた。お互い点を譲らず、白熱した試合を見せていた。観客も応援に熱が入っていた。

 

 

デザーム「ジェミニ!!! もっと熱き魂を見せつけるのだ!!! お前達も何をしておるか!! 全力で応援するのだぁ!!!」

「うるさい!!!」

「落ち着け!!」

 

 …度が過ぎてる者もいたが。

 

 そして試合終了時間で、パンドラにシュートのチャンスが回った。ディフェンスはコラル達でマークしていたが、試合終了時間も無くなっていたのか、今までゴール前で守っていたガニメテとカロンも攻撃に参加していた。

 

円堂「来い!!」

パンドラ「……」

 

 パンドラがシュートを撃ったが、ゴールまで距離が遠かった。

 

染岡「あんな所からシュートを!?」

豪炎寺「違う!! あれはパスだ!!」

 

 パンドラのシュートが横に大きくそれると、レーゼがいた。その展開に飛鳥も驚いた。

 

「レーゼ様!!!」

レーゼ「……!!」

 

 完全にパンドラがシュートを撃ってくるものだと思っていた円堂は反応しようと走ったが、飛鳥がそれに気づいた。

 

飛鳥「今だ!!! 撃てぇ――――――――――――!!!!」

「!!」

レーゼ「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおお――――――――――――――っ!!!!」

 

 レーゼが渾身のシュートを放つと、円堂は追いつかず、そのままゴールに突き刺さった。そして、会場は静まり返る。

 

王将「ゴ…ゴール!!! ジェミニストーム!! 最後の最後で1点をもぎ取ったー!!!!」

 

 王将がそう宣言すると、会場も沸いた。今までは地球人と敵対する存在だったが、脅威がなくなり、ただのサッカープレイヤーとなったジェミニストームの熱きプレーに誰もが感動した。

 

「やったやったぁ!!!」

 

 応援に来ていたSPフィクサーズの館野舞も感涙して喜んでいた。一緒の他のメンバーはそんな舞を見て苦笑いしていた…。

 

 そんな時、試合終了のホイッスルが鳴った。

 

王将「試合終了―!!! 3-1で雷門の勝利!! ジェミニストームを撃破したー!!!」

 

 

 と、大歓声が響き渡った。

 

紺子「やったやったー!!」

目深「雷門イレブンが勝ったべ!!」

雪野「目金くん出なかったずら~」

 

 白恋イレブンも勝利を喜んでいたが、雪野は目金が出なくてガッカリしていた。

 

吹雪(おめでとう。雷門の皆…!)

 

 吹雪は雷門イレブンが勝って素直に喜んでいた。

 

 

つづく

 

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