イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第31話「修業開始!」

 

 夜が明けて、ジェミニストーム、風丸、少林寺の修業が始まった。

 

飛鳥「さあ、お前らもうすぐ修業の時間が始まるぞ!!」

 

 飛鳥が襖を開けると、日差しが降り注いでいた。風丸と少林寺は起きていたが、ジェミニの選手はまだ寝ていた。

 

飛鳥「起きないと寝坊した奴の事を今日のブログに書くぞ」

 

 するとジェミニストームが一気に起きた。というのも、名前を書かれようものなら、他のエイリアメンバーから何を言われるか分かったものではない。特にイプシロンのマキュアや、プロミネンスのレアン、ダイヤモンドダストのクララとかが怖いのだ。

 

レーゼ「おはようございます!! 飛鳥さん!!」

 

 ジェミニ男子メンバーが二列で正座して、布団もキッチリそろえ、レーゼが元気よくあいさつした。それを見て少林寺と風丸は驚きを隠せなかった。

 

飛鳥「おう、おはよう。もうすぐ漫遊寺の方が迎えに来るから、元気よくあいさつしな」

 

 飛鳥がそう言うと、漫遊寺の男子生徒がやってきた。

 

「おはようございます。皆さん」

ジェミニ男子「おはようございます!!! 今日一日宜しくお願いします!!」

 

 ジェミニ男子の礼儀正しさに風丸と少林寺は言葉を失っていた。そりゃそうだ。ついこないだまでは宇宙からの侵略者として、中学校を破壊しようとしていたのに、今じゃこの有様だ。

 

飛鳥「風丸くん、少林寺くん。驚く気持ちは分かるけど挨拶」

風丸「お、おはようございます!」

少林寺「今日一日宜しくお願いします!」

飛鳥「お世話になりますー」

「あ、はい…。皆さんお元気そうで何よりです…」

 

 少林寺、風丸、飛鳥が続けて挨拶をすると、漫遊寺の男子生徒は苦笑いしていた。

 

 ちなみに女子は普通だった。

 

*********************

 

 そして朝からランニングをさせられていた。

 

「ひぃ…ひぃ…」

「きついぜ…」

 

 と、ジェミニストームの一部の選手はきつそうにしていた。

 

少林寺「流石漫遊寺中。ストイックですね…」

風丸「そうだな」

少林寺「風丸さんは陸上部だっただけあって、フォームが崩れませんね」

風丸「まあな」

 

 風丸と少林寺はいつも通りに走っていて、ジェミニストームの選手は素直に2人を凄いと思っていた。

 

*****************

 

 その頃飛鳥達はというと、朝食作りを手伝っていたが、飛鳥が器用に野菜を切っていて、漫遊寺の生徒達を驚かせていた。

 

春奈「コ、コーチ…。凄く料理上手ですね…」

飛鳥「料理は割と好きだからやってたんだ。あと、どうしても野菜食べない奴とかがいてその関係で…」

春奈「あ、あはは…」

舞(…この子うちのチームに欲しいわ)

 

 飛鳥の発言に春奈が苦笑いし、舞が飛鳥をじっと見ていた。

 

 

飛鳥「真仮名井さん。野菜を切り終わりました。これでよろしいでしょうか」

真仮名井「ありがとうございます」

 

 飛鳥が料理番をしている漫遊寺のディフェンダー・真仮名井に報告をすると、真仮名井はお礼を言った。

 

真仮名井「それにしてもお手伝いさせてしまってすみません。本来は木暮が当番だったんですが…」

飛鳥「気にしないでください」

 

 飛鳥の発言に春奈が険しい表情をした。

 

春奈「私、木暮くんを探してきます!」

飛鳥「今はやめときなさい」

春奈「でも…」

 

 春奈が飛鳥を見ると、飛鳥は冷静だった。

 

飛鳥「今は我慢だよ。多分相手も来るだろうと思うから」

春奈「コーチ…」

 飛鳥が真仮名井たちを見た。

 

飛鳥「すみませんが、本日は叱らないでやってくれませんか?」

真仮名井「し、しかし…」

飛鳥「ちゃんと考えがあります。どうか…」

真仮名井「わ、分かりました…」

 

 飛鳥が頭を下げると、真仮名井たちも何も言えなくなった。そして春奈はそんな飛鳥の後姿をじっと見つめていた。

 

*********************

 

 そして朝食の時間。腹を空かせていたのか、ギグが物凄い勢いで食べていた。

 

飛鳥「おいおい、そんなに慌てて食べるなよ章介」

ギグ「いやあ! だって飯が美味いんですもん!!! ごはんとみそ汁が!! こんなに美味いなんて思わなかった!!」

飛鳥「…かみしめてるようで何よりだよ」

 

 飛鳥が苦笑いした。

 

真仮名井「皆さん安心して食べられてるようで安心しました…」

飛鳥「…あー」

 

 真仮名井の発言に飛鳥は苦笑いした。

 

真仮名井「皆さんももうご存じかと思いますが、体験者の皆さんの夕食は、我々が食べているものと同じものを食べて貰うのですが、初日と最終日は腕によりをかけて作るのです」

春奈「昨日の京料理、とっても美味しかったです!」

真仮名井「ありがとうございます。…ですが、木暮の奴がたまに厨房に忍び込んでつまみ食いをしようとして」

 

 真仮名井の発言に「この人も苦労してるんだなぁ…」と、真仮名井に同情の視線を送っていた。

 

******************

 

 そして食事が終わると…。

 

レーゼ「皿洗いも自分でやるのか…」

 

 レーゼが仲間と共に台所で皿洗いをし、

 

ティアム「しかも掃除も…」

 

 ティアムが食事をしていた場所を箒ではいていた。ゴルレオ、リーム、パンドラが別の所を掃除していた。

 

飛鳥「当たり前だろ。今はお客さんじゃねェんだから」

 

 飛鳥、春奈、舞は隅っこでくつろいでいた。

 

飛鳥「先に行っておくが、これが終わったら9時にグラウンドで漫遊寺と練習試合だ」

「れ、練習試合!!?」

 

 飛鳥の言葉にレーゼ達が驚いた。

 

少林寺「漫遊寺は己の心身を鍛える為に練習試合はしない学校ですよ!?」

飛鳥「ああ。一応漫遊寺の皆さんの前では『手合わせ』って呼んでるんだけど、練習試合の方が分かりやすいかなって…」

 

 少林寺の指摘に飛鳥が苦笑いした。

 

 

飛鳥「お前達の今回の課題は、予想外の状況に柔軟に応じる事。前の雷門中との練習試合を想いだせ」

「あっ…」

 

 飛鳥の言葉にレーゼ達は前の試合の事を想いだした。その光景には自分たちの予想をはるかに超え、スピードを身に付けて動揺した自分たちがいた。

 

飛鳥「あれで前半戦ペースが崩れて、後半で何とか巻き返そうとしたけど、1点を返すのが限界だった。そうだろう?」

レーゼ「は、はい…」

飛鳥「そういう訳だ。短い時間だが、それまでに万全のコンディションにしておけ。勝ち負けよりも心身を鍛える事を重点的に置くんだ。いいな!」

「はい!」

 

 飛鳥の言葉にジェミニストームの選手は反応すると、風丸と少林寺はあっけに取られていた。

 

飛鳥「あ、それから風丸くんと少林寺くんも今回はうちのチームに入って貰うから」

風丸「ジェミニストームに…?」

少林寺「あのユニフォームを着るのかな…。あまり趣味じゃないんだけど…」

 

 そう言うと、飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「安心しな。今回は雷門のユニフォームをジェミニカラーにしたものを着て貰うから。あれ、一着作るだけでも結構金と時間かかるんだよ…」

レーゼ「だが、通気性はいいんだぞ!?」

パンドラ「あの、リュウジさん…/////」

リーム「あれ結構恥ずかしい…//////」

レーゼ「え、そうなの?」

 

 

 レーゼのあっけらかんとした言葉はともかく、漫遊寺との試合が急に決まったジェミニストーム! 果たしてどうなる!?

 

 

 つづく

 

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