イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第34話「そして修行へ…」

 

 その頃、雷門イレブンは河川敷で特訓をしていた…。

 

秋「皆―! 休憩!」

 

 秋がそう呼ぶと、選手たちは休憩をした。手を洗って秋と夏未が作ったおにぎりを食べている。

 

円堂「そういや風丸達、今頃どうしてるかな…」

染岡「漫遊寺で扱かれてるんじゃねぇか?」

 

 円堂の言葉に染岡が返事をすると、壁山が困った顔をする。

 

壁山「漫遊寺はお菓子やジュースがダメなんすよね。オレ、耐えられないっス…」

栗松「しかし、少林はどうしてるでやんすかねぇ」

宍戸「寝れないくらい楽しみにしてたみたいだけど…」

 

 と、壁山たちが話していると秋がやって来た。

 

秋「皆。ブログが更新されてるわよ」

円堂「ブログ?」

染岡「どうした。元気ねーじゃねぇか」

 

 秋が困った顔をしていると染岡が反応したので、秋が苦笑いした。

 

秋「漫遊寺とジェミニストームが試合をしたみたいなんだけど、ジェミニストーム…負けちゃったみたいなの」

「えっ!?」

 

 秋の言葉に円堂達は驚きを隠せなかった。1回目、自分たちが全く歯が立たなかったジェミニストームに漫遊寺が勝ったのだ。

 

半田「ま、漫遊寺ってそんなに強いんだ…」

目金「そりゃそうですよ。裏の優勝校って言われてるんですから!」

マックス「そんなの皆知ってるよ。知ったかぶっちゃって」

目金「し、知ったかぶりって僕は本当の事言っただけじゃないですか!!」

 

 目金がマックスに突っかかると、円堂はブログの内容を見た。前半戦はオリジナルメンバーで、後半戦は少林寺と風丸が入ったが、それでも漫遊寺が強かったと書かれていた。

 

鬼道「流石裏の優勝校と呼ばれているだけはあるな…」

豪炎寺「あいつらが負けるあたり、本物だろう…」

円堂「オレ達も漫遊寺と戦いたかったなー」

 

 と、円堂が漫遊寺に思いをはせていた。

 

鬼道「まあ、それはいいが円堂…」

円堂「え?」

夏未「そろそろ学業の方にも専念して貰わないとねぇ?」

 

 夏未が宿題のプリントらしき紙を持っていた。

 

円堂「それを全部やれと!!?」

夏未「…流石に全部じゃないわよ。それとも全部がいい?」

円堂「いや、もうこれはどうせ全部なんだ。オレにはわかる」

 

 円堂は悟ったが、夏未は何か面白くなさそうだった。

 

夏未「…少しは私の事を信頼しなさいよ」

円堂「そりゃあ夏未の事は信じてるよ?」

夏未「!!」

円堂「マネージャーの仕事はしてくれるし、おにぎりだって美味くなったし、事務の掃除はしてくれるし、いつもありがとな!!」

 

 円堂がほほ笑むと、夏未が頬を染めた。

 

夏未「な、何よ急に!! そんな事言ったって勉強はさせるんだから!!」

円堂「それは仕方ないよ。母ちゃんもうるさいんだ」

夏未「…そ、そうなの/////」

 

 そんな夏未と円堂の様子を秋、土門、一之瀬が見ていた。

 

土門「いやー。流石というかなんというか…」

一之瀬「流石円堂。と言った所だね」

秋「う、うん…」

 

 秋が表情を引きつらせていた。

 

一之瀬「今度オレと一緒に勉強しない?」

秋「えっ…。あ、土門くんと3人で?」

土門「ごゆっくりー」

秋「さ、3人でやりましょ!?」

 

 秋が土門の手を強く引っ張っていたので、土門は口元を引きつらせていた。

 

***********************

 

 戻って漫遊寺中。手合わせを終えた飛鳥達は昼食を取っていたが、こちらも自炊だった。

 

ギグ「うまい!! うまい!!」

イオ「だから食い過ぎだっての」

 

 ギグが一心不乱に食べていると、イオが呆れた。

 

飛鳥「……」

 

少林寺「昼食が終わったら本格的に漫遊寺の修業が始まるんですね!」

風丸「凄く張り切ってるな」

少林寺「はい!」

 

 どこまでも張り切っている少林寺に風丸は苦笑いしたが、漫遊寺との試合で自分も更にレベルアップする必要があると確信した。

 

飛鳥「あ、皆ちょっといい?」

 

 飛鳥が声をかけると、皆が反応した。

 

飛鳥「今後の事だけど、これから3日目までは漫遊寺の練習メニューをこなしてもらう。で、4日目から6日目は午前が漫遊寺の修業で午後は本格的にサッカーの特訓だ。で、最終日には漫遊寺とまた練習試合…という名の手合わせをする!」

「!!」

 

飛鳥「この1週間、どれだけ真剣にやるかが勝利の鍵になる! 気張っていけ!」

「はい!!」

 

 すると風丸がある事に気づいた。

 

風丸「そういえばコーチはその間、どうするんですか?」

飛鳥「あー。オレはちょっと用事が出来たから」

春奈「木暮くんの事ですね?」

飛鳥「うん」

 

 飛鳥があっさり認めると、ジェミニストームの面々は苦笑いした。

 

春奈「だったら私も同行させてください!」

飛鳥「あ、ごめん。その事なんだけど…」

春奈「もうあんな失敗はしませんからお願いします!!」

飛鳥「そうじゃなくて、今日の夕ご飯の買い出し手伝ってほしいって漫遊寺の人たちが言ってたから」

春奈「……」

 

 飛鳥の発言に春奈がジト目で見つめると、

 

飛鳥「言ったでしょ。慌てるなって。2日目と3日目もあるから。ね?」

春奈「…分かりました」

飛鳥「ありがとう。助かるよ」

 

 と、渋々春奈は買い出しを手伝う事にした。

 

*********************

 

 そして…。

 

木暮「チッ。雑巾がけの次は何だよ…」

 

 木暮がぶつくさ言いながら監督のもとに向かった。

 

監督「おお、木暮か」

木暮「何でしょう監督―」

監督「お前にはこれから3日間。サッカーを教えて貰う」

木暮「は?」

 

 監督の言葉に木暮が疑問を抱いていた。

 

木暮「何でオレなんですか。試合に出てないのに」

監督「試合には出なくても、サッカーを教えることくらいは出来るだろう。河川敷にその男を待たせておるから、頼んだぞ。その間は雑巾がけもグラウンド整備もなしだ」

木暮「え、マジかよ」

 

 監督の言葉に木暮は心を躍らせた。そりゃそうだ。やりたくもない雑用をやらずに済むうえに、上手く行けば自由にサッカーが出来るのだから、そりゃもう浮かれていた。

 

木暮(いよっしゃラッキ~!! うしし~!!)

 

 と、内心喜びながら、河川敷に向かっていたが…。

 

飛鳥「やあ、待ってたよ」

木暮「げぇええええええええええええええええええええ!!!!」

 

 

 飛鳥だった事に、木暮は絶叫した。

 

 

つづく

 

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