イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第38話「漫遊寺の修業、終了!」

 前回までのあらすじ

 

 ミニゲームで飛鳥から10秒以上ボールをキープすることに成功した木暮。次のステップに進もうとした所、春奈が現れてそのまま小競り合いに。その間飛鳥は休養を取っていた…。

 

*******************

 

 一方、風丸達は林の中で坂道を走っていた…。

 

「ひぃ…ひぃ…」

「あと3本です!!」

 

 1日目の疲れが完全に取れていないまま走り続けていた為、ジェミニのメンバーはクタクタになっていた…。体力に自信があった風丸や少林寺でさえも、疲れ気味になっている…。漫遊寺の生徒が声をかけるが、正直頑張れる自信がなかった。

 

レーゼ「皆、あともう少しだ!!」

「お、おおおお!!!」

 

 キャプテンであるレーゼの掛け声でジェミニストームは返事をした。

 

 そして練習が終わり、大半のメンバーは座り込んだり横になったりしていた。

 

少林寺「はぁ…はぁ…。雷門ではこんな練習してないから、参考になったなぁ…」

風丸「熱心なのはいいが、夕方まで持つか…?」

少林寺「そ、そういう風丸さんこそ…」

 

 風丸と少林寺が顔を合わせるが、お互いクタクタだった。

 

 そしてあっという間に夕方。風丸達はまたしてもクタクタになっていた。

 

飛鳥「おーす。お疲れさん」

「!」

 

 飛鳥、春奈、木暮が現れた。

 

風丸「コーチ! それに音無も!」

少林寺「お前…」

木暮「……」

 

 少林寺が木暮と初めて会話をしたが、木暮は少林寺を無視した。

 

木暮「それはそうと明日はお前がオレの練習に付き合えよな!」

飛鳥「はいはい」

「お、お前!?」

 

 木暮が飛鳥に対して「お前」呼ばわりしていた事にジェミニストームが驚いていた。

 

レーゼ「コ、コラァ!! お前誰に向かってそんな口を利いてるんだ!!」

飛鳥「リュウジ落ち着け。今は良いんだよ」

「!?」

 

 飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「それよりも早く風呂に入ってきな。しっかり体を休めてこい」

「……」

 

 飛鳥の言葉に少林寺が反応した。

 

少林寺「そ、そういえば今日もそいつと練習してたんですか?」

飛鳥「その予定だったんだけど…」

木暮「あいつがオレとこいつの練習を邪魔してきたんだ!」

春奈「じゃ、邪魔って人聞きの悪い!!」

 

 木暮のひねくれっぷりに春奈がムカッとした。

 

春奈「それになによ! 私にボールを取られたくせに!!」

木暮「フン! 手加減してやったのが分かんねーのかよ!」

春奈「それはありがとう。でも、派手に転ばなくても良かったのよ?」

木暮「お前こそ、空振りしてたの必死で言い訳してたけど、オレは優しいから気にしなくていいからな?」

春奈「何よ!!」

木暮「何だよ!!」

 

 と、木暮と春奈がいがみ合うと、風丸達が困惑していた。

 

飛鳥「やめときな二人とも」

春奈「だって!」

木暮「こいつが!!」

 

 春奈と木暮が飛鳥を見ると、飛鳥が腕を組んで困惑していた。

 

飛鳥「夫婦漫才だと思われるぞ」

 

 飛鳥の発言に空気が止まった。春奈と木暮も固まっている。

 

飛鳥「漫遊寺の子もお年頃だったりするからね。こういう喧嘩とかしてると特に…」

春奈「へ、変な事言わないで下さいよ!!//////」

木暮「誰がこんな奴と!!」

春奈「誰がこんな奴ですって!? こっちから願い下げよ!!」

木暮「それだったら明日絶対くんなよ!!」

春奈「べーだ!! 誰があなたの言う事なんか聞くもんですか!!」

飛鳥「ハイハイ。悪かったから木暮くんは早く自分の所に帰りな」

木暮「バーカバーカ!!」

春奈「馬鹿って言った方が馬鹿なのよ!! バーカ!!!」

 

 小学生のような喧嘩をしている木暮と春奈に皆が呆れ、木暮はそのまま帰っていった。

 

少林寺「…本当にアレが漫遊寺のメンバーなんですか? 今でも信じられません…」

風丸「…元気出せ。少林」

 

 少林寺が肩を落とすと、風丸が肩を抱いて慰めた。

 

 そして3日目も同じことを繰り返して、その夕方。

 

飛鳥「よーし。皆お疲れさん! これで漫遊寺の修業はこれで終わりだ!」

 

 飛鳥一行が漫遊寺の門の前にいた。やっぱり風丸達はクタクタになっていた。

 

風丸「ハァ…ハァ…」

少林寺「やりました…!!」

春奈「皆お疲れ様。ごめんね、練習にあんまり行けなくて…」

舞「もう私が代わりに行ってたのよ?」

春奈「すみません…」

舞「しかもどういう訳か私も体験させられて…角巣め…!!!」

飛鳥「舞さん。落ち着いてください」

 

 そう。本日舞はジェミニストームの修業を見学していたのだが、角巣の差し金で舞も漫遊寺の修業を体験させられたのだ。しかも大人という事もあって、風丸達よりも多くさせられた。

 

 怒りに震える舞に飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「まあ、話は戻して明日だけど…」

「……」

 

飛鳥「一日オフな」

「…え?」

 

飛鳥「お前ら結構クタクタみたいだし、このままぶっ続けで体を動かしたら、手合わせ前に故障しちまう。だから練習禁止だ。しっかり体を休めて、我慢することも心身を鍛える為に必要な事だ」

少林寺「コーチ…」

 

 飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「…まあ、オレもこれ以上やったら身体がぶっ壊れそうだからな。結局一日中やり続けてたし。あの子本当に凄いよ」

 

 飛鳥の言葉に少林寺が反応した。

 

飛鳥「そういう訳だ。さあ、早く風呂に入ってきな! オレも入ってくる」

 

 そう言って3日目も無事に終わり、4日目は文字通りオフ…の筈だったが、

 

 

木暮「起きろ一丈字! 練習やるぞ!!」

 木暮が飛鳥を起こしにやって来た。飛鳥以外にもメンバーが起きた。

 

飛鳥「…何だい? 随分やる気になったじゃないか」

 

 飛鳥の言葉に少林寺が反応して、木暮を睨んだ。

 

少林寺「ちょ、お前コーチは疲れてるんだぞ! 少しは遠慮しろよ!」

木暮「うるせぇ! お前には関係ねーだろ!」

少林寺「なに~!!?」

 

 少林寺が注意をすると木暮が逆切れしたため、少林寺がいがんだ。

 

飛鳥「やめろ少林寺くん。木暮くんも言い方を考えな」

 

 飛鳥が木暮を注意すると、ばつが悪そうになった。

 

飛鳥「あ、そういえば今日の事聞いてる?」

木暮「オレも完全に休みを貰ったよ。お前がオレの面倒見るっていうから、一緒の方が良いだろうって監督が」

飛鳥「そっか」

木暮「けど、そんなの関係ねぇ! 勝負しろって言ったら勝負しろ!」

少林寺「お前なぁ!」

飛鳥「だから落ち着けよ」

 

 少林寺が怒鳴ると、飛鳥が諫めた。

 

飛鳥「いいぜ。昨日みたいにずっとは出来ないけど相手してやるぜ」

「!」

少林寺「コーチ!」

飛鳥「今日は漫遊寺の外に出ること以外は何をしても自由だ。お前達も好きにしな」

 

 飛鳥が立ち上がった。

 

飛鳥「あ、でも今日は朝飯作ってねぇんだよな…」

木暮「そんなのいいよ」

飛鳥「そうはいくかよ。食べる事も心身を鍛えるのに大事な事だ。どっかで何か買ってくか…」

 

 と、飛鳥が立ち上がって、支度を始めた。

 

 

つづく

 




おまけ

『今日の一枚。木暮くんという漫遊寺サッカー部の子と一緒にサッカーをしている音無さん」

 ブログに、河川敷で言い争いをしてる春奈と木暮の写真をアップして、テキストは飛鳥が打っていた。

******************

ブログの反応

鬼道「春奈、そいつは一体誰だ…」

栗松「ちょ、鬼道さん…」

壁山「怖いっス…」

春奈「コーチ!! 誤解です!!///////」

夏未「あら、中々お似合いよ?」

秋「そうだね」

半田「ちょ、マネージャーwwwww」

マックス「仕返しされちゃってるねー」

鬼道「春奈、そいつは一体誰なんだ…」

染岡「こえーよ」
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