前回までのあらすじ
ミニゲームで飛鳥から10秒以上ボールをキープすることに成功した木暮。次のステップに進もうとした所、春奈が現れてそのまま小競り合いに。その間飛鳥は休養を取っていた…。
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一方、風丸達は林の中で坂道を走っていた…。
「ひぃ…ひぃ…」
「あと3本です!!」
1日目の疲れが完全に取れていないまま走り続けていた為、ジェミニのメンバーはクタクタになっていた…。体力に自信があった風丸や少林寺でさえも、疲れ気味になっている…。漫遊寺の生徒が声をかけるが、正直頑張れる自信がなかった。
レーゼ「皆、あともう少しだ!!」
「お、おおおお!!!」
キャプテンであるレーゼの掛け声でジェミニストームは返事をした。
そして練習が終わり、大半のメンバーは座り込んだり横になったりしていた。
少林寺「はぁ…はぁ…。雷門ではこんな練習してないから、参考になったなぁ…」
風丸「熱心なのはいいが、夕方まで持つか…?」
少林寺「そ、そういう風丸さんこそ…」
風丸と少林寺が顔を合わせるが、お互いクタクタだった。
そしてあっという間に夕方。風丸達はまたしてもクタクタになっていた。
飛鳥「おーす。お疲れさん」
「!」
飛鳥、春奈、木暮が現れた。
風丸「コーチ! それに音無も!」
少林寺「お前…」
木暮「……」
少林寺が木暮と初めて会話をしたが、木暮は少林寺を無視した。
木暮「それはそうと明日はお前がオレの練習に付き合えよな!」
飛鳥「はいはい」
「お、お前!?」
木暮が飛鳥に対して「お前」呼ばわりしていた事にジェミニストームが驚いていた。
レーゼ「コ、コラァ!! お前誰に向かってそんな口を利いてるんだ!!」
飛鳥「リュウジ落ち着け。今は良いんだよ」
「!?」
飛鳥が苦笑いした。
飛鳥「それよりも早く風呂に入ってきな。しっかり体を休めてこい」
「……」
飛鳥の言葉に少林寺が反応した。
少林寺「そ、そういえば今日もそいつと練習してたんですか?」
飛鳥「その予定だったんだけど…」
木暮「あいつがオレとこいつの練習を邪魔してきたんだ!」
春奈「じゃ、邪魔って人聞きの悪い!!」
木暮のひねくれっぷりに春奈がムカッとした。
春奈「それになによ! 私にボールを取られたくせに!!」
木暮「フン! 手加減してやったのが分かんねーのかよ!」
春奈「それはありがとう。でも、派手に転ばなくても良かったのよ?」
木暮「お前こそ、空振りしてたの必死で言い訳してたけど、オレは優しいから気にしなくていいからな?」
春奈「何よ!!」
木暮「何だよ!!」
と、木暮と春奈がいがみ合うと、風丸達が困惑していた。
飛鳥「やめときな二人とも」
春奈「だって!」
木暮「こいつが!!」
春奈と木暮が飛鳥を見ると、飛鳥が腕を組んで困惑していた。
飛鳥「夫婦漫才だと思われるぞ」
飛鳥の発言に空気が止まった。春奈と木暮も固まっている。
飛鳥「漫遊寺の子もお年頃だったりするからね。こういう喧嘩とかしてると特に…」
春奈「へ、変な事言わないで下さいよ!!//////」
木暮「誰がこんな奴と!!」
春奈「誰がこんな奴ですって!? こっちから願い下げよ!!」
木暮「それだったら明日絶対くんなよ!!」
春奈「べーだ!! 誰があなたの言う事なんか聞くもんですか!!」
飛鳥「ハイハイ。悪かったから木暮くんは早く自分の所に帰りな」
木暮「バーカバーカ!!」
春奈「馬鹿って言った方が馬鹿なのよ!! バーカ!!!」
小学生のような喧嘩をしている木暮と春奈に皆が呆れ、木暮はそのまま帰っていった。
少林寺「…本当にアレが漫遊寺のメンバーなんですか? 今でも信じられません…」
風丸「…元気出せ。少林」
少林寺が肩を落とすと、風丸が肩を抱いて慰めた。
そして3日目も同じことを繰り返して、その夕方。
飛鳥「よーし。皆お疲れさん! これで漫遊寺の修業はこれで終わりだ!」
飛鳥一行が漫遊寺の門の前にいた。やっぱり風丸達はクタクタになっていた。
風丸「ハァ…ハァ…」
少林寺「やりました…!!」
春奈「皆お疲れ様。ごめんね、練習にあんまり行けなくて…」
舞「もう私が代わりに行ってたのよ?」
春奈「すみません…」
舞「しかもどういう訳か私も体験させられて…角巣め…!!!」
飛鳥「舞さん。落ち着いてください」
そう。本日舞はジェミニストームの修業を見学していたのだが、角巣の差し金で舞も漫遊寺の修業を体験させられたのだ。しかも大人という事もあって、風丸達よりも多くさせられた。
怒りに震える舞に飛鳥が苦笑いした。
飛鳥「まあ、話は戻して明日だけど…」
「……」
飛鳥「一日オフな」
「…え?」
飛鳥「お前ら結構クタクタみたいだし、このままぶっ続けで体を動かしたら、手合わせ前に故障しちまう。だから練習禁止だ。しっかり体を休めて、我慢することも心身を鍛える為に必要な事だ」
少林寺「コーチ…」
飛鳥が苦笑いした。
飛鳥「…まあ、オレもこれ以上やったら身体がぶっ壊れそうだからな。結局一日中やり続けてたし。あの子本当に凄いよ」
飛鳥の言葉に少林寺が反応した。
飛鳥「そういう訳だ。さあ、早く風呂に入ってきな! オレも入ってくる」
そう言って3日目も無事に終わり、4日目は文字通りオフ…の筈だったが、
木暮「起きろ一丈字! 練習やるぞ!!」
木暮が飛鳥を起こしにやって来た。飛鳥以外にもメンバーが起きた。
飛鳥「…何だい? 随分やる気になったじゃないか」
飛鳥の言葉に少林寺が反応して、木暮を睨んだ。
少林寺「ちょ、お前コーチは疲れてるんだぞ! 少しは遠慮しろよ!」
木暮「うるせぇ! お前には関係ねーだろ!」
少林寺「なに~!!?」
少林寺が注意をすると木暮が逆切れしたため、少林寺がいがんだ。
飛鳥「やめろ少林寺くん。木暮くんも言い方を考えな」
飛鳥が木暮を注意すると、ばつが悪そうになった。
飛鳥「あ、そういえば今日の事聞いてる?」
木暮「オレも完全に休みを貰ったよ。お前がオレの面倒見るっていうから、一緒の方が良いだろうって監督が」
飛鳥「そっか」
木暮「けど、そんなの関係ねぇ! 勝負しろって言ったら勝負しろ!」
少林寺「お前なぁ!」
飛鳥「だから落ち着けよ」
少林寺が怒鳴ると、飛鳥が諫めた。
飛鳥「いいぜ。昨日みたいにずっとは出来ないけど相手してやるぜ」
「!」
少林寺「コーチ!」
飛鳥「今日は漫遊寺の外に出ること以外は何をしても自由だ。お前達も好きにしな」
飛鳥が立ち上がった。
飛鳥「あ、でも今日は朝飯作ってねぇんだよな…」
木暮「そんなのいいよ」
飛鳥「そうはいくかよ。食べる事も心身を鍛えるのに大事な事だ。どっかで何か買ってくか…」
と、飛鳥が立ち上がって、支度を始めた。
つづく
おまけ
『今日の一枚。木暮くんという漫遊寺サッカー部の子と一緒にサッカーをしている音無さん」
ブログに、河川敷で言い争いをしてる春奈と木暮の写真をアップして、テキストは飛鳥が打っていた。
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ブログの反応
鬼道「春奈、そいつは一体誰だ…」
栗松「ちょ、鬼道さん…」
壁山「怖いっス…」
春奈「コーチ!! 誤解です!!///////」
夏未「あら、中々お似合いよ?」
秋「そうだね」
半田「ちょ、マネージャーwwwww」
マックス「仕返しされちゃってるねー」
鬼道「春奈、そいつは一体誰なんだ…」
染岡「こえーよ」