イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第5話「雷門中サッカー部コーチ・一丈字飛鳥!」

 

 

 前回までのあらすじ

 

 元エイリア学園の一丈字飛鳥は正式に雷門イレブンのコーチとして、円堂達を鍛える事にした…。

 

********************

 

 傘美野中グラウンド

 

春奈「そういえば飛鳥さんって年齢いくつですか?」

飛鳥「今年で中学3年生」

円堂「っていう事は年上!?」

飛鳥「そう言う事」

 

 飛鳥の年齢を聞いて、雷門イレブンは驚き、沈黙が起きた。

 

円堂「あ、えっと…宜しくお願いします!」

飛鳥「宜しくな」

 

 飛鳥はずっと敬語で喋っていたのにいきなりため口になり、円堂はずっとため口だったのに敬語で喋るようになり、立場が逆転した。

 

染岡「何だあいつ…年上だからって偉そうに…」

少林寺「それは染岡さんもじゃ…」

染岡「ああ!?」

「ひいいいいいいいい!!!」

 

 少林寺の暴言に対して染岡はカッとなり、1年生たちが震えた。

 

飛鳥「あ、そうだ。一応指導方針だけど…」

「?」

飛鳥「一応アドバイスはするけど、それを実施するかどうかは任せるから」

「!?」

飛鳥「人に言われて嫌々やるようじゃ成長しないからね。それから、君達の監督の響木さんからも正式に許可を貰ってるから、宜しく」

染岡「なっ!!」

飛鳥「まあ、染岡くんだっけ。君に関しては…豪炎寺くんはオレに従ってくれるみたいだから…。突き放されないように頑張ってね」

染岡「や、やってやらぁ!!」

 

 飛鳥の挑発に染岡は簡単に乗り、1年生たちは呆れていた。

 

飛鳥「さてと…お前たちは雷門中の修復作業を手伝ってこい」

「はっ!」

飛鳥「駆け足!!」

 

 そう言ってレーゼ達はそそくさと雷門中に向かった。

 

飛鳥「さて、傘美野サッカー部の皆さん。グラウンドお借りします」

「ど、どうぞお構いなく…」

 

 こうして、飛鳥がコーチの元、雷門イレブンは練習が行われた。巨体でディフェンス能力のある壁山は走り込みを行うなどして足腰と体力を培うようにし、円堂に対しては必殺技を出し続け、必殺技自身の強化を試みた。

 

 また、豪炎寺、鬼道、染岡といった主力選手には重りをつけさせて、不利な状態で目金、栗松、土門と紅白戦を行った。

 

 飛鳥に対して疑心暗鬼かつ自信がなかった雷門イレブンも、特訓を繰り返すことで少しずつであるがレベルアップをしていった。

 

 昼

「皆―!! 休憩よー!!」

 と、マネージャーの一声で全員が休憩した。

 

円堂「はぐっ…もぐっ…」

 円堂はおにぎりをがむしゃらに食べていた。

 

秋「円堂くん。調子はどう?」

円堂「何ていうか必殺技を出すことで、どれだけの力量があるか分かったような気がする…」

「!」

円堂「もっともっと特訓しなきゃ!」

 すると…

 

豪炎寺「一丈字さんの訓練をしてみて、足りないものに気づいた」

「!?」

豪炎寺「スピードだ。オレ達は奴らについていける程のスピードがない」

風丸「スピード…」

 

 風丸はジェミニストームと戦った時の事を想いだした。スピードには自信がある方ではあったが、ジェミニストームのスピードは自分の予想よりもはるかに上回っていて、敵わなかった。

 

円堂「スピードか…」

 すると飛鳥がやってきた。

 

春奈「あ、一丈字さん! お疲れ様です!」

飛鳥「うん。音無さんもお疲れ様」

円堂「一丈字さん!」

 

 円堂が飛鳥に話しかけた。

 

飛鳥「どうした?」

円堂「豪炎寺が言ってたんですけど、オレ達…スピードが足りてないような気がするんです」

飛鳥「スピードだけじゃなくて、色々足りないね」

「容赦ない!!」

 

 飛鳥の発言に1年生たちが突っこんだ。

 

飛鳥「それに関しては心配しないで。スピードの件に関しては、ちゃんと考えてるから」

「え!?」

染岡「…こんな時、イナビカリ修練場が使えたら」

 

 FFに参加していた時、雷門サッカー部はイナビカリ修練場という所で特訓を繰り返していたが、レーゼ達が雷門中を破壊した時に入り口が瓦礫に埋まってしまい、入れない状態になってしまったのだ。

 

飛鳥「…そのイナビカリ修練場の事はよく分からないけど、やってて損はないと思うよ」

壁山「どんな事をするんスか?」

飛鳥「それはまだお楽しみ」

「え?」

飛鳥「今は基礎トレーニングをしっかりやる事。スピードはその次だ」

 

 と、飛鳥に言われるがまま雷門イレブンは特訓を繰り返した。

 

 そして夕方…。

 

飛鳥「明日も厳しく行くから、しっかり食べて休め」

「はーい」

 

 と、雷門イレブンとジェミニストームが一緒に食事をしていた(テーブルは別々だが…)

 

栗松「な、何か宇宙人と一緒に食事って不思議な感覚でやんす…」

壁山「そうだな…」

レーゼ「地球にはこんな言葉がある。昨日の敵も今日は友。ってね」

秋「ジェミニストームの皆もお疲れ様…」

 

 秋はレーゼ達に対して労いの言葉をかけると、

 

ジェミニストーム「あざーす!!」

 

 と、気持ちよく返事をした。

 

春奈「一丈字さんも食べてください」

飛鳥「ありがとう」

 

 飛鳥がやってきて、春奈に声をかけられていた。そしてカレーを受け取るとレーゼの隣に座った。レーゼは少しこわばっている。

 

飛鳥「そんなに緊張するな。オレはもうマスターランクでもエイリア学園でもないんだぜ」

レーゼ「そ、そうは言っても…」

飛鳥「おう、悪さをしようとした時は締め上げるけどな」

(怖っ!!!!)

 

 飛鳥の発言に皆が困惑した。そんな中、飛鳥とレーゼの向かい側に座っていた七風理夢(リーム)と近畿希望(パンドラ)が浮かない顔をしていた。

 

飛鳥「どうした?」

リーム「え、えっと…」

パンドラ「その…」

 

 と、言いづらそうにしていると飛鳥はすぐに察した。

 

飛鳥「…ああ、玲名達の事か?」

リーム・パンドラ「!!?」

飛鳥「思えばお前たちも色々苦労したもんなぁ…。オレと喋ってると強制的に引きはがされたりして」

 

 飛鳥が腕を組んで困惑すると、春奈が食いついてきた。

 

春奈「あー…やっぱりアレですか? 女の嫉妬ってやつですかね?」

鬼道「春奈…」

 

 妹のおませな所を見て辟易する鬼道だった。

 

飛鳥「今度会った時が怖いな。そりゃあオレだって同じさ。何言われるか分かったもんじゃないよ」

 

 と、飛鳥が困惑していた。

 

「あなたがフラフラしているからよ」

「!!?」

 

 声がしたので、皆がその方向を見ると黒い髪の女性がいて、飛鳥とジェミニストームは驚いていた。

 

 

つづく

 

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