第61話「再会! お日さま園!」
一丈字飛鳥です。私は今、イナズマキャラバンにいます。
宣言通り、私達は保護されているヒロト達に会いに行くために愛媛まで向かっています。あいつら今愛媛にいるんですね。
私の自費でジェミニストームを連れていこうとしたのですが、響木さんが気を利かしてくれてイナズマキャラバンを出してくれました。
万が一のためにと2台あるそうなので、雷門イレブンの皆も誘いました。顔合わせをしていて損もないし、雷門中の復興までまだまだ時間はあるし、合同合宿と考えればいいだろう。ちなみに響木さんはお店があるので不参加です。
ここで私の語りは終わります。
1号車:雷門イレブン、マネージャー、舞、角馬
2号車:飛鳥、ジェミニストーム
春奈「今回は行かせて貰えたんですね…」
舞「ええ…。すっごい小言付きで、報告書書けって言われてるけどね…」
春奈の横には上司である角巣に対して文句がありそうなSPフィクサーズの館野舞がいた。本来は角巣が行く予定だったが、財前総理大臣が大事な仕事がある為、やむなく舞に譲る事にした。だが、滅茶苦茶釘を刺されている。
秋「角馬くんは今回は最初から来てるんだね…」
角馬「はい! 一丈字コーチからお誘いを受けたので!」
その頃2号車では…。
飛鳥「そういえば久しぶりに会うなぁ…」
レーゼ「そ、そうですね…」
飛鳥とレーゼの言葉に皆がどんよりした。
古株「何じゃお前さんら、もう少し元気出したらどうじゃ?」
飛鳥「で、ですよねー…」
レーゼ「ていうか古株さんって三つ子だったんだ…」
そう、イナズマキャラバンの運転手は古株さんなのだが、実は三つ子なのだ。アニメでは一人だけだったが、ゲーム2では三つ子である事が確認されている。
そんな話をしているうちに、2台のキャラバンは愛媛に到着して、高速道路を降りた。
飛鳥「そうだ。瞳子姉さんに電話しとこ」
飛鳥が瞳子に電話をかけた。
飛鳥「あ、もしもし? 瞳子姉さ…」
「飛鳥ッポ! ルルッポー!!!」
電話に出たのは瞳子ではなく、マスターランクチーム「ガイア」のクィールこと九井ルルだった。
飛鳥「ルル!? 姉さんはどうしたんだ?」
クィール「スマホを奪ったッポ」
『こらルル! 返しなさい!!』
瞳子の声が聞こえたが、クィールがぴょんぴょん逃げ回っているのが聞こえた。
飛鳥「あー…。今愛媛についたから、もうすぐそっちにこれるって皆に言っといて」
クィール「分かったっポー。あ、こっちに来たら遊んでほしいっポー」
飛鳥「前向きに検討するけど、あんまり無茶すんなよ。あと、ジェミニストームも来てるから」
クィール「ご苦労様だっポー」
「何か扱いが雑!!!」
クィールの辛らつな発言にジェミニストームが突っこんだ。
飛鳥「…おう、あんま変な事言うとオレ帰るからな」
クィール「嫌だっポ~!! それならせめてルルを東京に連れてほしいっポ~!!」
クィールがそう言うと、また何か喧騒が聞こえてきて飛鳥はげんなりしていた。
飛鳥「…そう言う事だから。じゃあな」
飛鳥が電話を切った。
飛鳥「多分昔と変わってねぇわ」
レーゼ「で、でしょうね…」
飛鳥の言葉にレーゼ達はどんよりしていた。
飛鳥「特に理夢と希望が心配だな…」
パンドラ「お手数をおかけしてすみません…」
リーム「……」
飛鳥「いざとなったらオレが守ってやるから安心しな」
飛鳥の言葉にパンドラとリームがちょっと照れた。
レーゼ「飛鳥さん!! 大変お手数をお掛けしますが、僕たち男子9人も守ってください!!」
飛鳥「お、おう…。こういう時男だろって言うとアレだもんね…」
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そんなこんなで、エイリア保護施設にたどり着いた2台のイナズマキャラバン。
円堂「ここが…」
円堂達が合流すると、雷門イレブンがキョロキョロ見渡した。すると、入り口から瞳子が出てきて、出迎えた。
飛鳥「あ、姉さん!!」
瞳子「飛鳥! こっちよ!!」
瞳子が飛鳥の名前を呼んで手を上げると、染岡たちは困惑していた。
染岡「オレ達完全に蚊帳の外じゃねぇか…」
土門「本当にモテモテだな…。あのコーチ」
壁山「神様は不公平っス…」
栗松「…でやんす」
春奈「はいはい! そんな弱気な事言ってないで私達も行きますよ!」
そして飛鳥達と瞳子が鉢合わせした。
瞳子「ジェミニストームも久しぶりね。元気にしてた?」
レーゼ「は、はい…」
瞳子「それから、よく来てくれたわね。雷門イレブンの皆」
円堂「今日から数日間、お世話になります!」
瞳子「ついてきて」
瞳子に言われて飛鳥達は中に入った。中は結構いろんな建物があった。
飛鳥「そういえばヒロト達は寮に住んでるって聞いたけど…」
瞳子「そうよ。一応男子と女子に分けてね。これからはもうエイリアのチーム関係なしでちゃんと仲良くするように言ってるんだけど、お父さんの影響もあってか、中々上手く行かなかったのよ。あなたに来てもらって丁度良かったわ。ちなみにあなたの部屋は私と一緒よ」
飛鳥「最後さらっと凄い事言わなかった?」
瞳子の言葉に飛鳥が困惑すると、壁山、栗松、染岡が赤面した。
飛鳥「はい、そこ照れない!」
目金「まさにライトノベルですねぇ…」
飛鳥「眼鏡を光らせないで目金くん」
目金が興味津々にしていると、飛鳥が困ったように突っ込んだ。ジェミニストームは苦笑いしている。
その時だった。
「飛鳥~~~~~~!!!!!」
「!!?」
女子達(約一名のぞく)が一斉に走ってきて、クィールが飛鳥の胸に飛び込んだ。
飛鳥「急に飛び込んでくるんじゃないよ。危ないだろ」
クィール「急にいなくなる飛鳥が悪いんだっポー!!」
飛鳥「それはそうと元気にしてた?」
クィール「元気だっポー」
すると、他の女子達も詰め寄った。
飛鳥「お前達も久しぶり…」
マキュア「久しぶりじゃないわよ!! それからルル! そこどきなさいよ! 飛鳥に抱き着けないじゃない!」
クララ「そうよ!」
クィール「雷門イレブンが来てるのに、失礼だっポ」
飛鳥「お前が言うな」
飛鳥が呆れたようにクィールを下した。
飛鳥「元気そうで何よりだよ。ヒロト達は中にいるのか?」
ウルビダ「……」
ウルビダは飛鳥を睨みつけていた。
栗松「エ、エイリアの女子ってレベルが高いでやんす…!!」
イオ「…顔だけはな」
マキュア「何か言った?」
イオ「い、いえ!!」
マキュア「…ジェミニも遠い所からご苦労様」
(全く歓迎されてない!!!)
マキュアは飛鳥に嫌われないために一応ねぎらいの言葉をかけたが、全く歓迎されていなかった。
さあ、果たしてどうなる!?
飛鳥「ちなみに少しでも粗相をしたら、オレは退場します」
「え~!!!!」
つづく