愛媛の保護施設で雷門中の合宿が行われる事になった。そんな中、イプシロンのメンバーであるマキュアが飛鳥との馴れ初めを打ち明ける事にした。
だが…。
瞳子「飛鳥。ちょっといいかしら」
飛鳥「姉さん」
瞳子が現れると、マキュアが嫌な顔をした。
瞳子「前に頼まれてた件で、話があるわ」
飛鳥「ありがとう」
マキュア「一体何を頼んだの!? どうして瞳子さんに!?」
飛鳥「吉良財閥が所有してた施設の確認をしてて、雷門イレブンの強化に役に立ちそうなところがないか調べてたんだ」
壁山・栗松・春奈「え!?」
飛鳥「まあ、今回の合宿で嫌でもレベルアップしたくなると思うよ。心が折れなければね」
飛鳥が黒い笑みを浮かべると、壁山と栗松が怯えた。
栗松「一体何の訓練をするでやんすか…?」
飛鳥「まあ、少なくとも治たちに君達の練習を見て貰うのは入ってる」
瞳子「行くわよ」
飛鳥「おっとっとっと…」
そう言って瞳子は飛鳥を連れて行った。
マキュア「何よあのババア!!」
栗松「バ、ババアって…」
マキュア「ババアはババアよ!!」
そう言ってマキュアが憤慨すると、
クララ「…そうやってキレてると、飛鳥さんに嫌われるわよ」
マキュア「分かってるわよもー!!」
そんなこんなで夜。合同で食事会をしていた。70名以上もいるので、出される食事の量も凄かった。
飛鳥「1チーム5人ずつなー」
「はーい」
飛鳥がそう号令をかけると、
マキュア「飛鳥! 一緒に食べるわよ!」
飛鳥「分かった分かった」
マキュアが飛鳥を引っ張っていくと、春奈、栗松、壁山と共に座った。
鬼道「春奈…?」
円堂「珍しい組み合わせだなぁ」
円堂と鬼道が一緒に行動していると、
「円堂くん」
後ろから誰かが話しかけてきた。
円堂「あ、えっと…」
「あ、いきなりだったね。オレは基山ヒロト。エイリア学園マスターランクチーム「ガイア」のキャプテンだよ」
円堂「マスターランクチーム!?」
鬼道「……」
円堂と鬼道が驚いた。
ヒロト「ご一緒してもいいかな。前々から君に興味持ってさ」
円堂「お、おう!!」
デザーム「私もご一緒させて貰おうか」
こうして円堂は豪炎寺も誘って、ヒロト、デザームと一緒に食事を取る事になった。
そして飛鳥達のテーブルの横にはエイリア女子と瞳子で固められていた。
Aグループ:飛鳥、マキュア、栗松、壁山、春奈
Bグループ:リーム、パンドラ、レアン、ポニトナ、バーラ
Cグループ:モール、クリプト、クララ、リオーネ、アイシー
Dグループ:瞳子、ウルビダ、キーブ、クィール
そんな光景を不思議そうに雷門イレブンは見ていて、エイリア男子は懐かしいなぁこの光景と懐かしんでいた。
壁山「な、何か凄く見られてるっす…」
栗松「ええい! ここで逃げたら男が廃るでやんすよ壁山!! さあ! 話でも聞きながら聞かせて貰うでやんす!!」
マキュア「マキ、そういうの…」
クィール「あ、悪口言ったっポ。交代っポ」
マキュア「好きだなぁ~。うふっ♥」
(め、滅茶苦茶わざとらしい!!)
そんなこんなで乾杯の音頭を取り、皆がそれぞれ食事をした。今日のメニューは鍋である。
壁山「鍋もだけど、お刺身も美味しいっす…」
栗松「壁山。もうちょっと自重するでやんすよ」
壁山ががつがつ食べると、栗松が自重するように促した。
飛鳥「元気があっていい証拠じゃないか。けど、ちゃんと良く噛まないと太るぜ」
飛鳥は弟を見るかのように笑いながら話しかけた。そんな顔をマキュアはポーっと見ていて、そんなマキュアを春奈が見ていた。
春奈(あぁ…やっぱり好きなんだな。コーチの事が…)
それは他のグループにいた女子も同じだった。そして、円堂達はというと…。
デザーム「まず、初戦の戦国伊賀島戦だが…」
円堂・豪炎寺・鬼道「……!」
ヒロト「ごめん。円堂くん達と語り合うのを楽しみにしてたから…」
砂木沼が熱く語り始め、円堂達は困惑していると、ヒロトが苦笑いしながらフォローをしていた。
春奈「そ、そう言えば…えっと、皇さん?」
マキュア「マキでいいよ。何?」
春奈「コーチとの馴れ初め」
飛鳥「馴れ初めって…」
マキュア「ああ、忘れてた。話すねー!」
マキュアが上機嫌で話をしていた。
マキュア「マキって超かわいいじゃん?」
栗松「いきなり凄い始まり方でやんすね…。合ってるでやんすけど」
マキュア「だから何でもかんでも自分の思い通りになると思ってて、そうならないとすぐにキレてたの。だからあの手この手を使って自分の思い通りにしてたわけ」
春奈「そ、そうですか…。コーチ…」
飛鳥「…合ってるよ。中々言う事聞かなくて困ったなぁ。そういえば…」
そう言って飛鳥は当時の事を想いだした。
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「うわーん!!」
ある日のお日さま園。喧嘩をしていて、ジェミニストームのギグが泣かされていた。ギグの鳴き声を聞いて飛鳥がやってきた。
飛鳥「どうした?」
マキュア「こいつがマキのおやつとった!」
ギグ「ちがう! マキがとった!!」
マキュア(フン。みんなマキのことをしんじるにきまってるじゃん。バカじゃないの?)
マキュアが内心ギグをバカにしていたが、
飛鳥「マキ。口元にお菓子のたべかすがついてるぞ」
マキュア「えっ!? ちゃんとけしたのに!!」
飛鳥「これでどっちがお菓子を取ったか分かったな」
マキュア「う…な、なによなによ!! よけいなことして!」
飛鳥「余計で結構。章介に謝るんだ」
飛鳥がマキュアを睨みつけると、マキュアが罰が悪そうにした。
マキュア「マ…マキはわるくないもん!! 飛鳥なんてきらい!!」
そう言ってマキは泣きながら走り去っていった。
飛鳥「全くしょうがない奴だな…。章介。オレのおやつあげるからもう泣くな」
そしてマキは飛鳥に泣かされた事を皆に言いつけたが…。
「は? 飛鳥さんがそんなことするわけないだろ」
「どうかんがえてもおまえがわるい」
「はやく飛鳥さんにあやまってこいよ」
「あんまりしつこいと、おとうさんにいいつけるぞ」
彼女の我儘ぶりを知っていたお日さま園の園児たちは誰もマキュアを庇ったりしなかった。
マキュア「な、なによなによ! みんなして!! もういい!!」
そう叫んで、マキュアがどこかにいってしまった。
つづく