イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

65 / 98
第65話「特訓開始!」

 

 

 お日さま園の生徒達に会うために、愛媛までやってきた飛鳥達。1日目で交流を深め、2日目の朝を迎えた…。

 

円堂「ふぁあ…」

壁山「今日の朝ごはん何スかねぇ…」

 

 円堂達が食堂に集まると、飛鳥が割烹着を着て厨房で料理を作っていた。それを見て円堂達が驚いていた。

 

円堂「コ、コーチ!!」

飛鳥「おーす。もうすぐ出来るから並びな」

秋「コーチがお料理されてたんですか!?」

飛鳥「まあ、お日さま園の子供たちが、久々にオレの料理を食べたいっていうもんだから、朝からずっと仕込みをしてたんだ」

春奈「言ってくれたら手伝いましたのに!!」

飛鳥「いやー…それをやると、色々面倒な事に。なあ?」

「えへへへへへ…」

 

 飛鳥の言葉に手伝っていたジェミニ男子が苦笑いすると、円堂達が唖然としていた。

 

飛鳥「さあ、並んだ並んだ! 朝飯をしっかり食べて今日の練習、しっかり励めよ!!」

 

 そして雷門イレブンが食事を受け取ってそれぞれテーブルで座った。

 

円堂「あれ? そういえばヒロト達は?」

飛鳥「今日は休みだから、まだ寝てるんじゃないかな」

 

 その時、マキュア達がやってきた。

 

マキュア「あー!! 飛鳥―!!」

飛鳥「おはよう」

 

 驚くマキュア達をよそに、飛鳥は普通に挨拶した。

 

レアン「道理でいないと思ったら…」

クララ「どうして厨房に…?」

飛鳥「徹(※ダイヤモンドダストのドロル)達からオレが作った朝飯を食べたいってリクエストがあってな。それで作ってたって訳」

キーブ「言ってくれたら手伝ったのに」

ポニトナ「そうですわ」

飛鳥「ありがとう」

 

 不満そうにするキーブとポニトナに対し、飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「でも、お前達にも手料理を食べて貰いたくてな」

クィール「そんな事言って、杏達が厨房で喧嘩すると、作業がスムーズに進まないからだっポ」

飛鳥「それは…まあ、お前達も食べていくか?」

マキュア「いや、否定してよ!!」

レアン「そこはそんな事ないよっていうもんでしょうが!!」

 

 レアン達がギャンギャン騒ぎながらも、食事は無事に行われた。

 

飛鳥「それじゃオレとジェミニは後片付けがあるから、お前たちは昨日教えた練習場に行っといてくれ」

「分かりました!」

 

 飛鳥はそう言って円堂達を先に練習場に行かせた。

 

バーラ「飛鳥さん。手伝うわ」

飛鳥「え、そう?」

ポニトナ「皆でやった方が早く終わりますわ」

レアン「そうそう。コーチの仕事もあるんでしょ?」

飛鳥「ありがとう」

 

 すると、リームとパンドラ、モール以外の女子が一斉に押し掛けてきた。

 

パンドラ「…本当に大人気ね」

リーム「そうね…」

モール「本当に困るわよ。ストッパーが私しかいないから…」

パンドラ・リーム「お疲れ様です…」

 

**********************

 

 スタジアムに向かった雷門イレブン。

 

円堂「す、すっげぇ…!!」

染岡「こんなでかい所で練習してるのかよ!!」

 

 とても広いサッカーグラウンドが何か所もあった。

 

「吉良星二郎の暴走を止めた功績として作られた練習場よ。ここでお日さま園の生徒達は思い思いに練習しているわ」

 

 瞳子が案内をしていた。

 

瞳子「あなた達はこのグラウンドを使って頂戴。一番上等のAグラウンドよ」

円堂「あ、ありがとうございます…」

 

 そして雷門イレブンが練習に励んでいて、お日さま園の生徒達が外から様子を見ていた。

 

壁山「な、何かジロジロ見られてるっス…」

栗松「気が散るでやんすねぇ…」

 

 あまりにも見られる為、壁山と栗松は困惑していた。

 

宍戸「しょうがないよ。フットボール・フロンティアで優勝してるんだから」

 

 宍戸がそう呟くと、

 

「ケッ! 勘違いするな」

「!?」

 

 赤い髪の少年・南雲晴矢(バーン)が話しかけた。

 

バーン「お前ら雷門中のレベルがどれくらいか見てやってるだけだ。オレの方が強ぇ」

栗松「な、何でやんすと!!?」

バーン「そりゃそうさ。オレはマスターランク。お前たちはセカンドランクのジェミニストームと互角なんだ。そりゃあ強いに決まってるだろ」

 

 バーンの挑発に他のメンバーも反応し、その中でも染岡が突っかかろうとした。

 

染岡「んだとォ!!?」

半田「やめろ染岡!」

 

 染岡を半田と影野が抑えていたその時、

 

「やめぬか南雲!!」

 

 デザームが割って入った。

 

バーン「んだよ砂木沼」

デザーム「雷門イレブンは客人。無礼な発言をするんじゃない!」

バーン「事実を言ったまでさ。大体、ファーストランクのお前にそんな事を言われる筋合いはねーよ」

デザーム「なら、飛鳥の顔を潰すというのだな?」

 

 デザームの言葉にバーンは罰が悪そうにした。

 

デザーム「済まない。まだエイリア学園での立場と今の立場が混在したままなのだ」

円堂「あ、ああ…。でも、お前達とサッカーしてみたい!」

「!!」

 

 円堂の言葉に皆が驚いた。

 

バーン「ハッ! お前らじゃ無理だよ。やめときな」

円堂「そんなのやってみなきゃ、分かんねーだろ!」

バーン「分かるさ。だったら…」

 

 その時だった。

 

「晴矢! 何やってるんだ!」

 

 飛鳥の声がした為、バーンがビクッとなって、後ろを振り返った。飛鳥はマキュア達と一緒にやってきたが、呆れていた。

 

飛鳥「…ったく、あれ程お客さんに喧嘩を売るなって言っただろ」

バーン「……」

飛鳥「とにかく、練習の邪魔をするんじゃないよ」

 

 飛鳥が雷門イレブンを見た。

 

飛鳥「ちゃんと謝りな」

バーン「悪かったよ…」

円堂「い、いや。それはいいんだ」

 

 さっきまでいきがっていたバーンが飛鳥の言う事を素直に聞いているのを見て、不動たちとの試合を思い出していた。

 

鬼道(やはりこの人は只者じゃない…。マスターランクの選手をここまで手懐けられるのも素直に納得がいく…)

 

 飛鳥が鬼道の方を見て笑みを浮かべた。

 

飛鳥「…さて、オレの強さを分かって貰えたところで、コーチとして指示を出すね」

「はい!」

 

 飛鳥が円堂達を見た。

 

飛鳥「午後から、イプシロンと試合をして貰うから」

「ええ!!?」

 

 飛鳥の言葉に円堂達が驚くと、デザームも笑みを浮かべた。

 

 

 

つづく

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。