イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第66話「VSイプシロン!」

 

 

 前回までのあらすじ

 

 お日さま園の園児たちに会うために愛媛までやってきた飛鳥達。1泊して翌日、早速練習に励もうとしたが、マスターランク「プロミネンス」のキャプテンであるバーンが喧嘩を吹っ掛ける。飛鳥が仲裁に入ったものの、飛鳥は雷門イレブンに練習試合を告げるのだった…。

 

 

*****************

 

飛鳥「今日の午後、イプシロンと練習試合をして貰うから」

「ええっ!!?」

 

 練習場で飛鳥が雷門イレブンにそう言い放ち、皆が驚いた。

 

飛鳥「あ、でも待った」

「?」

飛鳥「ジェミニストームと先に戦わせよう。それで勝ったチームと戦わせる。ゴメン、忘れて」

「ええええええ!!?」

 

 飛鳥のマイペースぶりに円堂達は困惑していた。

 

「あ、飛鳥さん…」

「きゅ、急すぎるぜィ…」

飛鳥「何だ蜂郎(スオーム)、虎彦(ファドラ)。随分自信ないな」

ファドラ「ち、違いますぜ! ジェミニストーム相手に負ける筈がないぜィ!」

スオーム「そうですよ!」

飛鳥「だったらいいけど」

 

 何か焦っているスオームやファドラに対して、飛鳥は何かを見透かしたかのように言い放った。

 

飛鳥「ちなみに全員が無理だったら、いるメンバーだけでいいから。声かけといて」

クリプト「分かりました」

(初めて「ぶっ潰す」以外喋った!!!)

 

 クリプトが普通に喋ったので皆が驚いたが、それを感じたクリプトは不機嫌になった。

 

クリプト「ぶっ潰す…」

飛鳥「潰さないで。雷門イレブンは練習を続けて」

 

******************

 

 そしてあっという間に昼になり、昼食を取った後、ジェミニストームとイプシロンで試合をする事になった。ジェミニストームはジェミニカラーの雷門ユニフォーム、イプシロンは宇宙服だった。

 

飛鳥「わざわざメイクもしたんだな…」

デザーム「この方が熱い試合をしやすいだろう」

 

 飛鳥とデザームが話をしていると、

 

マキュア「飛鳥! マキの事、しっかり見ててね!」

飛鳥「前向きに検討します」

クリプト「……」

飛鳥「あ、うん。まず活躍しようか」

 

 そしてジェミニストームはというと、イプシロン相手に緊張していた。

 

レーゼ「……」

イオ「相変わらずファドラやスオームはバカにしてますね…」

レーゼ「プレーで見返せばいい」

 

 レーゼがジェミニストームのメンバーを見た。

 

レーゼ「皆! もう今までのオレ達とは違うという事をイプシロンに証明するんだ!」

「おう!!」

 

ファドラ「…ケッ、ジェミニストームが粋がってるぜィ」

ケイソン「此間戦った時は相手にならなかったが…果たして強くなったのかねぃ?」

ケンビル「またぶちのめしてやるだけよ!」

飛鳥「……」

 

************

 

角馬「さあ、ジェミニストームとイプシロンの試合が始まろうとしています!」

 

 スタジアムで試合が始まろうとしていて、角馬が実況席で実況をしていた。雷門イレブンや他のチームが観客席から見学をしていた。

 

円堂「イプシロン…。どんなサッカーをするんだ…」

 

 飛鳥が笛を吹くと、ジェミニボールから試合が始まった。

 

「行かせん!」

 

 ゼルとマキュアがブロックをしようとしたが、ボールを持っていたリームがレーゼにバックパスを出した。

 

レーゼ「行くぞ! 大夢!」

ティアム「ああ!!」

 

 レーゼとティアムが『炎の風見鶏』を披露した。レーゼとティアムが同じタイミングでボールを振りあげ、レーゼが普通に、ティアムがオーバーヘッドキックで同時に打ち込んだ。するとボールは火の鳥になってイプシロンのゴールへ飛んでいく。ちなみにゲームではパートナーの属性が火でないと使えないが、本作では属性には触れない。

 

「なっ!?」

 

 レーゼとティアムの新技にゼル達が驚くが、

 

デザーム「狼狽えるな!」

 

 デザームが両手を回して広げると、緑色の網が現れて炎の風見鶏と激突した。ワームホールはボールを吸い込もうとしているが、ボールはワームホールを破ろうと動き続けている。皆それを見守っていた。

 

 そして炎の風見鶏がワームホールを打ち破った。

 

ジェミニ「やった!!」

 

 だが、破ったと同時にシュートの威力は弱まり、ボールはデザームの手に渡った。

 

角馬「あーっと!! ジェミニストーム!! 炎の風見鶏で先制点を決めようとしたが、止められたー!!!」

 

レーゼ「くそ!!」

ティアム「新技で奇襲をかけようとしたけど、失敗か…」

 

 レーゼとティアムが悔しそうにした。

 

ファドラ「チッ! ジェミニの分際で舐めた真似しやがって!」

デザーム「舐めているのは貴様の方だ! 虎彦!」

ファドラ「なっ!」

 

 ファドラがデザームの方を見るが、デザームは憤っていた。

 

デザーム「敵を侮るなとあれ程言っただろう! もう以前のジェミニストームとは違うのだ!」

ファドラ「……!」

 

 デザームの一喝にファドラが罰が悪そうにすると、デザームがレーゼとティアムを見つめた。

 

デザーム「それに比べ、お前たちはよくここまで鍛えたものだ。どんどん打ってくるがいい。私をもっと熱くさせろ!!」

 

 デザームの言葉にレーゼとティアムが顔を合わせると、口角を上げた。

 

 

 そしてこの後も試合は続いた…。

 

マキュア「メテオシャワー!!」

 

 マキュアがドリブル技で上空から複数の隕石を落とすが、ジェミニストームの選手は怯むことなく、ボールを奪った。

 

マキュア「えっ!!?」

 

メトロン「こんな筈は…!!」

 イプシロンのメトロン、スオームがブロックをするが、グリンゴがワープドライブを使って突破した。

 

 デザームから点数は取れないものの、試合はジェミニストームのペースで試合が進んでいた。

 

円堂「レーゼ達、勝ってるぞ!」

秋「うん!!」

 

 レーゼ達が上のチームに有利になっている事から、円堂達も喜んでいた。

 

 だが…。

 

バーン「ケッ、なんだよ。イプシロンの奴ら、ジェミニ相手に何苦戦してんだよ」

ガゼル「無様だね」

 

 マスターランクチームの選手は冷ややかな目で見ていた。そして飛鳥もイプシロンのプレーに困惑を隠せなかった。

 

 

飛鳥(…エイリア学園がなくなって、サッカーをやる必要がなくなったからな。チームが何かバラバラになってるな)

 

 

 イプシロンから新たな課題が見つかったことで、飛鳥は更に頭を悩ませる事になった。

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

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