愛媛にあるエイリア保護施設でファーストランクチーム『イプシロン』とサッカーをすることになった雷門イレブン。パワー不足とキャプテンでGKのデザームの鉄壁のディフェンスに苦戦する。
飛鳥の助言を受けて後半戦に臨んだが、果たして…。
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角馬「雷門イレブン! 前半戦とは打って変わって相手の心理を突く作戦に出たーっ!!」
相手を見て攪乱させる作戦に出た雷門イレブン。前半とは違う作戦であるものそうだが、ボールを取ろうとするも、パスのカットをしようとする場所も計算されて、イプシロンは調子を崩された。
マキュア「何なのもー!!」
ファドラ「ちょこまかとうざってぇんだよ!!」
自分の思うようにプレイが出来ず、イプシロンの一部のメンバーはイライラしていた。
そしてクリプトが取ろうとしていたボールを鬼道がカットして、染岡にパスすると…。
ファドラ「てめぇちゃんと取れよ!!」
クリプト「ぶっ潰す…」
タイタン「お、おい…」
イプシロンはどんどん仲たがいをするようになり、独断的なプレーをするようになった。
秋「イプシロンの動きがどんどん悪くなってる…」
飛鳥「……」
秋の言葉に夏未と春奈も驚きを隠せずにいるが、飛鳥は無表情だった。
春奈「コ、コーチ…」
飛鳥「…ここまで連携が乱れるとは思ってなかった」
秋・夏未「え」
飛鳥は困惑しながら言い放つと、秋と夏未が困惑した。
飛鳥「いやね…。元々我の強い連中ばっかりで、吉良星二郎が計画してた『ジェネシス計画』が始まってからは、もっと酷くなったんだ。上下関係や敵対関係が顕著でね…」
飛鳥の言葉に秋と夏未は飛鳥も結構苦労してると確信した。
飛鳥「そしてイプシロンはそれに加えて、オレが私がってやつが多いから…」
飛鳥が呆れていると、デザームもそれに気づいた。
そしてボールがカットされ、試合がいったん止まったその時だった。
「お前たち!!」
デザームが叫ぶと、皆がデザームを見た。
デザーム「なんだそのザマは!! 貴様らはそれでもイプシロンの戦士か!!」
ゼル「お、治さん…」
「……!」
そしてデザームは飛鳥の方を指さした。
デザーム「これ以上飛鳥を失望させるんじゃない!!」
そう言って皆飛鳥の方を見たが、露骨に両手で顔を覆ってうずくまっていた。まるで自分が教えた事を全然活かせてないダメ生徒を見る教師のように…。
土門「コーチ…」
完全にわざとだと理解した土門は困惑気味だったが、イプシロンのメンバーが露骨に慌てだし始めた。デザームも「そこまでしなくても…」と少し困惑気味だった。
土門「え」
メトロン「あ、あの! 飛鳥さん!! ごめんなさい! 本当にごめんなさい!!」
スオーム「オレ達ちゃんとまじめにやります!!」
マキュアとクリプトに至っては完全に嫌われたと青ざめ、モールは完全にわざとやっていると気づいて困惑気味だった。
ヒロト「飛鳥さん…」
観客席で見ていたマスターランクの選手たちも困り顔だった。
レアン「あいつら後で全員説教ね」
クララ「そうね…」
キーブ「怖いわよ」
レアンとクララの目のハイライトが消えて、キーブが突っ込んだ。
デザーム「絵に描いたように連携を崩してしまっては、ジェミニストームにも立つ瀬がない! 頭を冷やし、もう一度引き締めるのだ!」
「は、はい!」
こうしてデザームの一喝と飛鳥の芝居(?)により、イプシロンは立ち直った。
栗松「…コーチって本当に何者でヤンスかねぇ」
少林寺「うーん…」
こうして試合は再開されたが、イプシロンの動きが良くなり、ゼルがボールを奪った。
飛鳥「……」
飛鳥も立ち直ったが、それを見てマネージャーとベンチメンバーは困った顔をしていた。
そしてゼルがDF陣を抜いて円堂と1対1になった。
ゼル「オレが点を取ってやる!」
円堂「来い!!」
そしてゼルが必殺技の体制をとって、手でボールを浮かせた。
ゼル「ガニメデ…プロトン!!」
と必殺技を放ったが、
栗松「かめはめ波でやんす!!」
壁山「かめはめ波っす!!」
少林寺「かめはめ波だ!!」
モーションがどう見てもあのメガヒット漫画の代表的な必殺技だったので、栗松たちが抑えきれずツッコミをした。
円堂「止める! マジン・ザ・ハンド!!」
円堂が必殺技を繰り出して、ボールをキャッチしたが、円堂が苦しそうな顔をした。それを見て飛鳥が真剣な顔をする。
気合を入れたお陰で何とか受け止めることが出来たが、円堂は息を切らしていた。
そしてこの後も試合は続いたが、調子を取り戻したイプシロンにボールを奪われ…
ゼル「行くぞ!」
メトロン「ええ!」
マキュア「名誉挽回してやるんだから!!」
3人が横1列に並んだ。
鬼道「必殺技か!?」
染岡「円堂!!」
ゼル「これで完膚なきまでに叩き潰してやるぜ!!」
3人が力を入れると、ボールに岩の塊がまとい、その塊を3人同時にけった。
ゼル・マキュア・メトロン「ガイアブレイク!!」
シュートはすさまじい勢いでゴールの方に飛んでいき、塔子と壁山が必殺技を使って止めようとしたが、見事に突破されて、円堂がもう一度マジン・ザ・ハンドを使ったが、先ほどのガニメデプロトンで力を使い果たしてしまい、簡単にゴールを割られてしまった。
目金「あああ…!!」
そして試合の笛が鳴った。
角馬『試合終了―!!! 1-0でイプシロンの勝利だー!!!!』
角馬のアナウンスで試合が終了した。
つづく