イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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原作との相違点

・ 半田たちが入院しない。
・ 奈良にはいかない。
・ そもそもイナズマキャラバン自体しない。
・ そして黒幕がもう逮捕された。
・ 試合は主に傘美野中グラウンド。

話の流れとしては最初からダークエンペラーズ戦までであるが、
色々設定が変わっているので、何が起こるかわからない状態になっています。


今更だけど主人公。

一丈字 飛鳥(いちじょうじ あすか)

毎度おなじみ「ダシマ劇場(ダシマが書く小説の総称。いっぱいある)」のキャラクター。色んな事が出来て、喋れるのでこの物語の主人公になった。

<本作の設定>
何らかの理由で、お日さま園に引き取られる。
そこでのちにエイリア学園の選手となるヒロト達と仲良くなるが、
色々頼りになる為、女子達からは好意を寄せられるが、
彼女たちのアプローチがあまりにも過激かつ迷惑極まりなかった為、
完全に恋愛に対して消極的になる。

エイリア学園最強チーム「ザ・ジェネシス」のキャプテンに内定していたが、
義父・吉良星二郎に反発したせいで追放されてしまい、
路頭にさ迷っていた所を雷門中と出会い、なんやかんやでコーチになる。








第2章 SPフィクサーズ編
第7話「驚異の訪問者!」


 

 

 瞳子が現れて翌日。飛鳥とジェミニストームはニュースを確認していたが、確かに吉良星二郎と研崎は逮捕されて、ジェミニストーム以外のエイリア学園の生徒は警察に保護されていた。

 

飛鳥「当面は出られないとの事だ…」

「……」

 

 ここは傘美野中の隅にあるテント。飛鳥と男子ジェミニストームはここで寝泊まりをしていた。女子は夏未の家に寝泊まりをしている。理由は色んな意味で危ないからである。

 

飛鳥「さて、今日も一日働くぞ!」

「はっ!」

 

*******************

 

 そんな矢先だった…。

 

「ねえ、雷門サッカー部ってあんた達?」

 

 傘美野中に青い帽子をかぶったピンク色の髪の少女、財前塔子がやってきた。

 

円堂「そうだけど…君、誰?」

飛鳥「SPフィクサーズ!」

円堂「え?」

宍戸「知ってるんですか?」

 

 皆が飛鳥を見た。

 

飛鳥「ああ。財前総理大臣が信頼しているSPで構成されたサッカーチームで、この人はキャプテンなんだ」

円堂「キャプテン!?」

栗松「女の子でキャプテンでやんすか!?」

塔子「何? 文句ある?」

 

 塔子が栗松を睨みつけるが、

 

円堂「いや、女の子でキャプテンなんて凄いじゃないか!」

塔子「え…」

円堂「いやー。女の子にもサッカー好きがいたなんて嬉しいなぁ」

 

 と、円堂が自分の事のように喜んだ。

 

レーゼ「何か…飛鳥さんを見てる感じがする」

ゴルレオ「ああ…」

飛鳥「何か言ったか?」

レーゼ・ゴルレオ「い、いいえ!! 何もっ!!!」

 

 飛鳥の言葉にレーゼとゴルレオが慌てて否定した。

 

「塔子」

 

 と、後ろから一人の若い男性が現れたが…。

 

円堂「あれ? この人テレビで…」

飛鳥「財前総理大臣だよ」

円堂「そ、総理大臣!?」

栗松「こんな所に総理大臣が!!?」

飛鳥「栗松くん。傘美野中の人たちに失礼だから」

財前「いきなり現れて済まないね」

 

 驚く飛鳥達をよそに、財前が苦笑いした。

 

飛鳥「何か御用でしょうか。やはり我々を…」

財前「そんなに警戒しないでくれ。ただ、君達がここにいると聞いて顔を出しに来たんだ。少し、話をさせてくれないか」

 

*********************

 

 傘美野中・ミーティングルーム

 

財前「一丈字くん。エイリア学園の事件が解決できたのは君が深く関与している。本当にありがとう」

飛鳥「いえ、私は喧嘩別れをしただけなので…。それよりも、義父が多大なご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした」

 

 飛鳥が深く頭を下げると、ジェミニストームも頭を下げた。

 

財前「それはもういいんだ。君も、エイリア学園の子供達も苦しい思いをしただろう」

飛鳥「いえ、義父の力があったとはいえ、善悪が分からない年ではございません。今後は何かしらの形で罪を償わせて頂きます」

 

 飛鳥はとことん自分達を責めると、レーゼ達は罪悪感で心配の眼差しで飛鳥を見ていた。財前は飛鳥を見た。

 

財前「そういえば、君は雷門中と傘美野中の生徒にサッカーを教えてるそうだね」

飛鳥「ええ。罪滅ぼしになるかどうかは分かりませんが、雷門サッカー部のキャプテンである円堂くんからお話を頂きまして、サッカーの指導をさせて頂いております」

 

 飛鳥が円堂の方を見た。

 

搭子「で、どれくらい強くなったの?」

円堂「んー…どれくらい強くなったかな。まだ傘美野中以外と練習試合してないから実感がわかないんだよ」

飛鳥「敬語使おうな」

円堂「は、はいっ!」

搭子「いいよいいよ。そういうの堅苦しいし。それよりさ」

「?」

 

搭子「あたしのチームとサッカーしようよ!」

「!!?」

 

 皆が驚いた。

 

壁山「ええええええええええ!!?」

栗松「お、大人のチームと戦うでやんすかぁ!?」

少林寺「そういえば初めてだな…」

 と、驚く1年生たちだったが、

 

染岡「上等だ! やってやろうじゃねぇか!」

鬼道「そうだな。今のオレ達がジェミニストームと渡り合えるか、試してみたい」

飛鳥「……」

 

 やる気十分の2年生たちを見て、飛鳥が笑みを浮かべた。

 

飛鳥「財前総理は如何ですか?」

財前「…君たちが良ければ」

飛鳥「ありがとうございます。是非、お願いします!」

 

 と、急遽雷門イレブンとSPフィクサーズが試合をする事になった。ギャラリーは沢山来ていて、中にはジェミニストームや傘美野中もいた。

 

飛鳥「傘美野サッカー部は、他のチームの試合を見て勉強しな。で、ジェミニストームは雷門がどれだけ成長したか見て貰う」

出前・レーゼ「は、はい!」

 

 そして飛鳥が雷門イレブンの元に来た。

 

飛鳥「さて、今回は響木監督がいないからオレが監督をやるよ。いいね?」

「はい!」

飛鳥「それじゃ早速だけど…。半田、少林寺、宍戸、影野、松野」

「!」

飛鳥「お前達5人はベンチだ。今回はこの10人で試合を行う」

「!!?」

 

 皆が驚いた。

 

宍戸・少林寺「えっ…」

影野「それは分かりますが…」

マックス「10人って…」

半田「何か理由があるんですか!?」

 

飛鳥「ジェミニストームと戦う事を想定して、いつもより不利な状況で戦って貰う。控えがいると安心しきってしまうからな」

鬼道「…確かに」

飛鳥「常にギリギリの状態で戦い、一秒一秒全力を出し切るんだ。そうしなきゃ眠っている力を呼び起こせない。ベンチの5人も悪いが協力してくれ」

半田「は、はい…」

 

 と、半田たちが俯いた。

 

飛鳥「戦力にならないからベンチに下げたんじゃない」

「!」

飛鳥「お前達は人の試合を見て、自分は今何が出来ていて、何が足りないかを見極めるんだ。人の試合を見て学ぶことも強くなる為に必要な事だ」

半田・少林寺・宍戸・マックス・影野「はいっ!」

 

 そして遠くから搭子が見ていた。

 

「搭子様」

「あ、うん。それじゃ作戦はいつも通りね」

 

 と、両チームの準備が整った。

 

古株「それじゃ審判はワシが務めるぞー」

飛鳥「お願いします」

 

 そしてホイッスルが鳴ると、試合が始まった…。

 

 

 

つづく

 

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