イナズマイレブン2 エイリアクライシス!?   作:ダシマ

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第74話「雷門中 VS 大阪CCC!」

 

 

 ナニワランド近くのサッカーグラウンドで大阪CCCとの練習試合が行われた。

 

飛鳥「今回のスタメンを発表するよ」

 

FW:染岡 豪炎寺

MF:少林寺 一之瀬 マックス 宍戸

DF:風丸 壁山 影野 栗松

GK:円堂

 

控え:目金、土門、鬼道、半田、塔子

 

半田「あれ? オレだけ交代ですか…?」

飛鳥「まあ、本来なら初期のメンバーで行こうと思ったんだけど、一之瀬くんを出してくれっていうリクエストがあってね」

「!」

 

 飛鳥の言葉に雷門イレブンは大阪CCCの方を見ると、リカが一之瀬に対してウインクしてきたので、一之瀬は苦笑いしていた。

 

目金「まあ、相手が女子だけのチームなのでこれくらいが丁度いいでしょう」

飛鳥「甘いよ目金くん」

「!?」

 

 目金の言葉に飛鳥が待ったをかけると、皆が飛鳥を見た。

 

飛鳥「確かに体格や力では男に敵わないけど、頭の方は女の子の方が優れてるからね。おまけに…」

 

 飛鳥が困惑しながら大阪CCCの方を見ると、大阪CCCはにんまりと笑っていた。

 

飛鳥「関西の女は滅茶苦茶押しが強いからね。一歩間違えたらエイリア学園なんて比べ物にならないよ」

玲華「いや、それは言い過ぎですわ…」

 

 飛鳥の言葉に玲華が苦笑いすると、

 

リカ「まあ、少なくともそこのメガネは一発でいてこましたるわ」

「い、いてこます!?」

飛鳥「関西でやっつけるって意味だね。もしくはしばく」

マックス「そういやよく使ってるよね…」

 

 そんなこんなで試合が始まった。目金程ではないが他のメンバーも結構軽く見ていたが、思った他自分たちについてこれていて驚いていた。

 

半田「つ、ついてこれてる!?」

飛鳥「まあ、あの修練場をクリアしてるなら…」

 

 飛鳥は特に驚いた様子はなかった。

 

飛鳥「でも彼女達の持ち味はそこじゃないと思うよ」

「え?」

 

 するとCCCの選手が次々と雷門イレブンを翻弄するかのように…喋りまくってペースを乱していた。

 

飛鳥「ああいうタイプと戦った事ある?」

半田「…そういやフットボール・フロンティアの準決勝で戦った秋葉名戸があんな感じだったなぁ」

飛鳥「ましてや相手は全員女子だからな…。あんまり強引なプレイをしても…」

 

 次の瞬間だった。ボールを受け取った豪炎寺が強引に突破した。

 

飛鳥「…言ってる傍から」

 

 そしてそのままファイアトルネードを決めて1点を先取した。

 

角間「ゴール!!! 豪炎寺が1点先取したー!!!」

 

 と、角間がアナウンスをしたが大阪CCCのディフェンス陣が不満そうにしていた。

 

「ちょっとアンタ!! 今の強引すぎるやろ!」

「女子相手なんやからもうちょっと手加減せえや!!」

「ブーブー!!!」

 

 ディフェンス陣が豪炎寺にブーイングして、円堂達が困惑していると豪炎寺はキッと睨みつけた。ディフェンス陣は睨まれて怯んでいる。

 

豪炎寺「フィールドに立ったからには男も女も関係ない。勝ちたいなら全力で止めに来るんだな」

 

 そう言って豪炎寺は去っていくと、ディフェンス陣は困惑した。

 

「な、何やあいつ…」

「かーっ!! イキっとるわー」

「でもちょっとカッコええな…」

 

 すると雷門ベンチ陣が飛鳥を見た。

 

春奈「…コーチ。イキっとるってどういう意味ですか?」

飛鳥「カッコつけてるって意味だよ。結構苛立ってるな…」

 

 飛鳥は豪炎寺を見た。

 

飛鳥「豪炎寺くーん!!!」

「!?」

 

 飛鳥が豪炎寺に指示を出そうとした。

 

飛鳥「その調子であと4点ね!!!」

「コーチ!!?」

 

 いつもは出さないような指示に皆が困惑していた。豪炎寺も流石に困惑していた。

 

飛鳥「それくらい出来なきゃ、あいつからゴール割るの厳しいよ!」

豪炎寺「……!」

 

 飛鳥の言葉に豪炎寺は飛鳥の言いたい事を理解して試合に集中した。

 

 そして大阪CCCボールで始まる。

 

リカ「ふん! あいつか誰か知らんけど、勝ったつもりでいるのは早…」

 

 リカが喋りながらドリブルするも豪炎寺にボールを奪われていた。

 

リカ「あれ…?」

玲華「ボール取られるの早いわ!! ディフェンス!!!」

 

 するとディフェンス陣が豪炎寺をブロックしようとすると、隙間を見つけて染岡にパスした。

 

染岡「豪炎寺!!」

 

 そしてパスを繋いでいって、豪炎寺が2点目を先取した。

 

土州「う、嘘やん…!」

 

 大阪CCCのゴールキーパーである土州恋はあっけなく点を取られて唖然としていた。

 

 この後も雷門のペースで試合が続き、豪炎寺が大量得点を取った。

 

「アカン! 全然追いつけへん!!」

「うちらも強うなったのに!!」

 

 そして極めつけは一之瀬の『スパイラルショット』でゲームセットとなった。

 

王将「試合終了―!! 6-1で雷門イレブンの勝利だー!!!」

「はぁ…」

 

 負けた大阪CCCの面々は力が抜けたように座り込んだ。

 

「こんなに強いなんて…」

「腐ってもFF優勝校…。簡単にはいかへんもんやなぁ…」

 

円堂「一之瀬! ナイスシュート!」

 

 円堂が決勝点を決めた一之瀬に声をかけると、一之瀬はいつもの人差し指と中指をくっつけてサインを送った。

 

リカ「ダーリン♡♡♡」

玲華「ホンマに元気やなあ…」

万里「ホンマ…」

 

 リカの惚れっぽさにメンバーはあきれ果てていた。

 

*****

 

リカ「アンタら強いな」

目金「ま、負けたのに偉そう…」

栗松「でやんす…」

リカ「やかましいわ! ホンマにしばいたろか!!」

目金・栗松「ひぃいい!!!」

 

 負けたのに偉そうにするリカに目金や栗松が困惑すると逆切れした。

 

飛鳥「そういう訳だから、修練場は使わせて貰うよ」

「はーい」

玲華「お手数おかけしてすんません…」

 

 そんな時だった…。

 

「リカ!!!」

 

 リカにそっくりなおばちゃんが現れたが何やら起こっていた。

 

リカ「オカン!!!」

リカママ「聞いたで!! アンタ人様に迷惑かけて…」

 

 リカママがリカを叱ろうとしたが、偶然飛鳥の顔が目に映った。そして飛鳥の顔を見てリカママは慄然としていた。

 

 

リカママ「…笑子?」

 

 

 

つづく

 

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