第91話「沖縄に関するミーティング」
第91話
東京に戻ってきた雷門イレブン。そこでジェミニストームと合流していた。
飛鳥「ただいま」
「おかえりなさい! 飛鳥さん!!」
飛鳥「あ、そういや此間の練習試合どうだった?」
円堂「え? 練習試合?」
何も聞いてない雷門イレブンは疑問に思っていた。
飛鳥「あれ? 言ってなかったっけ。此間不動くんのチームと練習試合をしたんだよ」
「えええええっ!!?」
飛鳥の言葉に皆が驚いていたが、特に鬼道と音無が驚いていた。
春奈「だ、大丈夫だったんですか!?」
飛鳥「ああ。『皇帝ペンギン1号』と『ビーストファング』は使用禁止で、使ったら退場にするってルールでやった。監督は舞さんにやって貰った。で、どうだった?」
レーゼ「あ、勿論勝ちましたよ!」
飛鳥「そうこなくちゃ」
レーゼの言葉に飛鳥は当然だと言わんばかりに頷くと、ジェミニストームのメンバーは『厳しいなぁ…』と言わんばかりに苦笑いしていた。
鬼道「それでコーチ。これからどうするおつもりですか?」
飛鳥「ああ。一旦ジェミニストームと交えてミーティングしたいからおいで」
飛鳥たちが住んでるマンションの会議室でミーティングを行われることになった。
飛鳥「さて、これからの事だけど、練習場所は変わらず傘美野中のグラウンドか河川敷だ。でも、もうすぐ雷門中の工事も終わるって言ってたから、工事が完成してグラウンドが使えるようになったら、雷門中のグラウンドで練習を行う。まあ、勿論傘美野中の皆さんにはきちんと挨拶に行くからな」
と、飛鳥は壇上に立って円堂達に説明をしていたが、工事がもうすぐ終わるという言葉を聞いて、壁山と栗松は長かったと感嘆していた。
飛鳥「…で、豪炎寺くんは変わらず沖縄にいて、トレーニングは大詰めだ。もうすぐ合流は出来ると思うよ」
円堂「!」
染岡「……」
飛鳥の言葉に円堂が反応すると、染岡はじっと飛鳥を見つめていた。
飛鳥「…まあ、正直な話皆、豪炎寺くんが気になるよね。豪炎寺くんそのものもだけど、どういうトレーニングをして、どれだけ強くなったのかも」
飛鳥の言葉に皆が頷いた。
飛鳥「沖縄に行こうと思ったら、ちょっと色々打合せしないといけないから数日間待ってて。それでダメだったら豪炎寺くんが帰ってくるのをここで待つ。分かったね」
「はーい」
飛鳥「よし、それじゃ解散! 雷門イレブンの皆はしっかり親御さんに顔を見せるようにね」
と、この日は解散となったが、飛鳥はこれからが忙しかった。
飛鳥「さてと…」
雷門イレブンを返した後、マンションに残った飛鳥はSPフィクサーズと打ち合わせをすることとなったが、ジェミニストームも参加している。
飛鳥「…で、まあ…。宿泊に関してはうちの施設を使っていただこうかと思うのですが、引率者はどなたに」
角巣「私が行く」
塔子「スミスは福岡も行ったじゃん」
塔子がそう言うと、自由に動けないから嫌なんだろうな…と、飛鳥は思った。あと、舞がちょっと行きたそうにしていた。
角巣「遊びに行くわけではないのですよ」
飛鳥「まあ…。その前に日程を決めないといけないので、今すぐ飛びだてるのであれば、今すぐにでも行こうかと思います」
角巣「私は構わないよ」
と、引率者は角巣が行くことになっていたが、角巣の携帯が鳴った。
角巣「失礼」
角巣が電話に出たが、驚いていた。
角巣「何だと!? 分かった。今すぐそちらに向かう!」
すると角巣が電話を切った。
角巣「…非常に不本意だが、急な任務が入った。私は行けそうにない…」
飛鳥「そ、そうですか…」
角巣「くれぐれも羽目を外し過ぎないように! では!!」
そう言って角巣が去っていくと、塔子と舞が顔を合わせ、飛鳥は困惑していた。
飛鳥「…館野さんで宜しいですか?」
舞「任せて!!」
塔子「フーッ…。スミスは真面目すぎるんだよなあ…」
飛鳥「まあ、上司の娘に何かあったらそりゃあね…」
飛鳥がそう言うと、他のSPは眉間に皺を寄せた。
飛鳥「それで今回の沖縄にはリュウジたちも連れて行こうと思います」
舞「それは構わないわよ」
飛鳥(…そういう意味じゃ古株さんもいるからな)
と、陰の功労者である古株を思い浮かべたその時、飛鳥のスマホが鳴った。
飛鳥「あ、すみません」
塔子「アンタも急用とか言わないよね?」
飛鳥「じゃなきゃいいけど…ん? 瞳子姉さん?」
飛鳥が電話に出た。
飛鳥「もしもし…」
瞳子「飛鳥? 私よ」
飛鳥「どうしたの?」
瞳子「貴方、近いうちに沖縄に行くそうね」
飛鳥「…誰から聞いたの?」
教えていない筈の情報が何故か知れ渡ってて、飛鳥は困惑していた。
飛鳥「まあ、SPフィクサーズの方と今打ち合わせをしてる最中だよ。豪炎寺くんも迎えに行かないといけないから、準備ができ次第すぐに行こうと思ってる」
瞳子「そう…ジェミニストームも一緒に行くのかしら?」
飛鳥「うん。何か都合が悪い事でもある?」
瞳子「いいえ。あれからイプシロンのメンバーも猛特訓をして、あなた達雷門イレブンと再戦をしたいって言ってるのよ」
飛鳥「へー…」
瞳子の言葉に飛鳥は感心していた。
飛鳥「…マキたち、無茶させてない?」
瞳子「最初はやる気なかったけど、最後は自分たちの意志で練習に参加したわ。ジェミニストームには負けてられないって」
瞳子の言葉にレーゼ達が反応していた。試合は負けたとはいえ、ミスも目立っていたため、あの時のままだと負ける事は明確だった。
飛鳥「…そっか」
瞳子「それでもしそっちに行くならイプシロンを連れて私達も沖縄に向かうわ」
飛鳥「え、もう外出ても大丈夫なの?」
瞳子「ええ。用件が終わればすぐに愛媛に戻されるけど」
瞳子の言葉を聞いて、どんどん良い方向に進んでいる事に飛鳥やジェミニストームは安心していた。
飛鳥「そっか。教えてくれてありがとう」
瞳子「ええ」
飛鳥「じゃあね」
瞳子「ちょっと待ちなさい。通話を切るのは早いわ」
飛鳥「今打ち合わせ中なの」
瞳子「じゃあまた後でね。いいわね。絶対後でかけなおすから出るのよ」
飛鳥「昔は…いや、昔もこんな感じだったな…」
塔子「…そうなんだ」
とまあ、何だかんだ言って沖縄に行く話になったので、次回から沖縄編始まります。
飛鳥(あ、そうだ。アレも渡しておかなきゃ…)
つづく