バトルスピリッツ 王者の鉄華   作:バナナ 

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第90ターン「終結、地球を制する者」

 

 

 

ノヴァ学園の屋上にて、遂に鉄華オーカミとキング王が激突。

 

序盤から一進一退の攻防を繰り広げる中、バトルはやがて中盤へ向かって行く。

 

太陽と月による、熾烈なバトルスピリッツ。それが齎すものは、果たして………

 

 

******

 

 

 

[ターン04]キング王

 

 

「メインステップ。ゴジラ対モスラを召喚」

 

 

ー【ゴジラ(対モスラ)】LV1(1)BP3000

 

 

「古竜の召喚により、ブラフマーにコア+1。ゴジラ対モスラの召喚時効果を発揮させ、自身に1つコアブースト」

「やっぱりゴジラもいるのか」

 

 

キングのフィールドに出現するのは、ゴジラ&モスラ。BPは低いが、1枚で2体分と言う珍しいスピリットだ。

 

 

「さらに、ゴジラ1954をLV2で召喚。ブラフマーと合体している六剣輪宝をそれに移す」

 

 

ー【ゴジラ(1954)+六剣輪宝】LV2(3S)BP9000

 

 

キングのフィールドに、またもゴジラ。比較的シャープな形状をしたゴジラ、ゴジラ1954だ。

 

ブラフマーの手に握られていた武装、六剣輪宝が宙を移動し、それの右肩に装着される。

 

 

「アタックステップ。六剣輪宝と合体した、ゴジラ1954でアタック」

 

 

六剣輪宝を装着したゴジラ1954が、オーカミのライフバリア目掛けて走り出した。

 

そしてこの瞬間、キングには多くのアタック時効果を発揮できて。

 

 

「私のカウントが4以上の時、ブラフマーのLVは2となり、【契約域】の効果を会得する。その効果、古竜スピリットがアタックした時、それのBPを+5000し、1枚ドロー」

 

 

これでゴジラ1954のBPは14000。元がコスト3のスピリットとは思えない程のBPにまで高められた。

 

 

「六剣輪宝の効果で1枚ドロー。ゴジラ1954の効果、カウント+1し、デッキから3枚オープン、その中にあるゴジラを1枚手札に加える。ゴジラ1971を回収。そしてLV2からのアタック時効果、自身に1つコアブーストし、ターンに一度、回復する」

「ッ……」

 

 

手札+3。カウント+1。コア+1。終いには回復まてする始末。アドバンテージをこれでもかとやりたい放題稼ぐキングに、流石のオーカミも言葉を詰まらせる。

 

 

「このアタック、どう受ける」

「ライフだ」

 

 

〈ライフ5➡︎4〉鉄華オーカミ

 

 

互いに動かせなかったライフ。その均衡を、遂にキングが破る。ゴジラ1954は、鋭利な爪による攻撃で、オーカミのライフバリア1つを引き裂いた。

 

 

「ライフ減少時の誘発カード。絶甲氷盾」

「!」

「オマエのアタックステップはこれで終わりだ」

 

 

これ以上のアタックは危険と判断したオーカミが、手札からノーコストで使える白属性の防御マジック「絶甲氷盾〈R〉」を使用。

 

キングのアタックステップは強制的に終了となる。

 

 

「ターンエンド」

手札:4

場:【ゴジラ(対モスラ)】LV1

【ゴジラ(1954)+六剣輪宝】LV2

【創聖の契約神ブラフマー】LV2(3)

バースト:【無】

カウント:【5】

 

 

アタックステップが終了となったキングは、そのままターンエンドの宣言。

 

次はオーカミのターンだ。このターンで仕留めるべく、それを進めて行く。

 

 

[ターン05]鉄華オーカミ

 

 

「メインステップ。ランドマン・ロディを召喚」

 

 

ー【ランドマン・ロディ】LV2(2)BP3000

 

 

オーカミのフィールドに、丸みを帯びた、鉄華団の小型モビルスピリット、ランドマン・ロディが召喚される。

 

その後彼は、間髪入れず、真打ちとなるカードを1枚、手札から引き抜いて。

 

 

「天空貫け、未来を紡げ。ガンダム・バルバトスルプス鉄華、LV2で召喚……!!」

 

 

ー【ガンダム・バルバトスルプス[鉄華団]】LV2(3S)BP7000

 

 

フィールドで発生した砂塵を斬り捨て、中より現れ出でたのは、二振りの大剣と、赤き目を持つバルバトスルプス、ルプス鉄華。

 

 

「ルプス鉄華。既に新たな力を手に入れていたか」

「余裕でいられるのも今のうちだけだ。ルプス鉄華の召喚時効果、デッキを2枚破棄し、その中に鉄華団があれば、相手フィールドのコア2個をリザーブに置く」

 

 

ルプス鉄華により、デッキから破棄される2枚のカードは、当然鉄華団のカード。ルプス鉄華の効果は有効となる。

 

 

「ゴジラ対モスラ、ゴジラ1954から、コアを1個ずつリザーブへ。ゴジラ対モスラは消滅だ」

 

 

ルプス鉄華は腕部から滑腔砲を展開し、キングのフィールドへ向かってそれを連射。ゴジラ1954は耐え抜くも、ゴジラ&モスラは消滅に追い込まれる。

 

 

「この効果で消滅させた時、トラッシュから鉄華団カードを1枚手札に戻す。ランドマン・ロディを手札に。クーデリア&アトラの【神技】でドロー。そして、アタックステップ。オルガの【神技】を発揮。トラッシュから三日月を召喚し、ルプス鉄華に合体」

 

 

ー【ガンダム・バルバトスルプス[鉄華団]+三日月・オーガス】LV2(3)BP13000

 

 

第5ターン目にして、早くも鉄華団デッキの要の戦術である、ルプス鉄華と三日月の合体が完了。

 

これで攻撃の準備は整ったか。オーカミは反撃開始だと言わんばかりに、Bパッド上にあるルプス鉄華のカードを捻る。

 

 

「ルプス鉄華でアタック。その効果でゴジラ1954からコア2個をリザーブに置き、クーデリア&アトラの【神域】でドロー。さらに三日月だ。ゴジラ1954のLVコストを+1し、消滅」

 

 

ルプス鉄華が目では追えない程の速さでフィールドを駆け抜ける。

 

ゴジラ1954は、知らぬ間にルプス鉄華に己の肉体を引き裂かれ、呆気なく消滅してしまう。

 

 

「合体していた六剣輪宝は残す。リザーブのコアは全てそれに乗せる」

「まだだ。ヴァルバラドの効果、合体スピリットのルプス鉄華がアタックしたことにより、1つコアブースト」

 

 

リザーブのコアをトラッシュへ誘う三日月の対策か。キングはリザーブに存在する5つのコアを全て六剣輪宝に移動させる。

 

 

「ルプス鉄華、確かに強力なスピリットだ。だが、効果が優秀過ぎるあまり、BPは低いようだな。ならば私の敵ではない。フラッシュ【顕現】を発揮」

「顕現……!!」

 

 

契約創界神のデッキにのみに許された効果【顕現】を、このタイミングでキングが発揮。

 

コストとしてソウルコアと、ブラフマーのコアが1つ、トラッシュへと送られる。

 

 

「零を創造せし龍、創聖神龍ジェネレイタードラゴン・ゼロ。LV2で顕現せよ……!!」

 

 

ー【創聖神龍ジェネレイタードラゴン・ゼロ】LV2(2)BP10000

 

 

フィールドを焼き尽くす神聖なる炎。その中より創られたのは、赤い剣を所持する4本腕の神龍、ジェネレイタードラゴン・ゼロ。

 

 

「ジェネレイタードラゴン・ゼロ。顕現時効果。私のカウント3につき、リグ・アバタードラゴン1体を出す」

「!」

「今の私のカウントは5。よって1体だ」

 

 

ー【リグ・アバタードラゴン】LV1(1)BP4000

 

 

ジェネレイタードラゴン・ゼロが赤い剣の剣先を大地へ向けると、そこから4本腕の赤いドラゴン、リグ・アバタードラゴンが生成される。

 

 

「さらにジェネレイタードラゴン・ゼロ。LV2からの効果、自分のフィールドにトークンが出た時、1体につき、BP15000以下の相手スピリット1体を破壊する」

「くっ……」

「ルプス鉄華を焼き尽くせ」

 

 

ジェネレイタードラゴン・ゼロは、赤い剣に神聖な炎を宿し、ルプス鉄華へ向けて一閃。

 

ルプス鉄華の装甲は紙切れのように斬り裂かれ、爆散してしまう。

 

 

「フラッシュ、今度はブラフマーの【契約技】を発揮。カウント+2し、もう1体リグ・アバタードラゴンを出す。コスト確保のため、元いたリグ・アバタードラゴンには生贄となってもらう」

 

 

ー【リグ・アバタードラゴン】LV1(1)BP4000

 

 

リグ・アバタードラゴンが不足コストで消えたかと思えば、またリグ・アバタードラゴンが湧いて出る。

 

一見意味のない行動だが、フィールドにジェネレイタードラゴン・ゼロがいるなら話は変わって来て。

 

 

「ジェネレイタードラゴン・ゼロの効果で、ランドマン・ロディを破壊」

 

 

トークンが出たことにより誘発する破壊効果がこのタイミングでも発揮。ジェネレイタードラゴン・ゼロは、炎の剣でランドマン・ロディを斬り捨てる。

 

 

「ランドマン・ロディの破壊時効果で1枚ドロー。ターンエンドだ」

手札:6

場:【仮面ライダーヴァルバラド】LV2

【三日月・オーガス】LV1

【オルガ・イツカ】LV1(1)

【クーデリア&アトラ】LV2(4)

バースト:【無】

 

 

ヴァルバラドのアタックは控え、オーカミはそのままターンエンドの宣言。

 

ルプス鉄華を使ったと言うにもかかわらず、キングのライフバリアを1つも奪えずに終わるばかりか、逆に破壊され、追い詰められてしまった。

 

バトルが徐々にキングの優勢になって行く中、再び彼にターンが巡って来る。

 

 

******

 

 

一方、ここは学園長室。ノヴァ学園で最も地位の高い麗人、ノヴァ王が居らせられる場所だ。

 

金髪の少年、光裏コントは、激情したオーカミと別れたのち、何故か彼女にこの場所へ招かれていた。

 

 

「あ、あの〜。それで学園長、お話と言うのは」

 

 

コントが学園長に訊いた。学園の最高責任者からの呼び出しと言うこともあり、えらく畏っている。

 

 

「コント君。貴方はご友人の鉄華オーカミ君のことをどうお思いですか?」

「オーカミ?」

 

 

学園長がコントに訊いて来たのはオーカミのことだった。質問の内容がやや抽象的で、コントはどこをどう話せばいいのか、迷ったが。

 

 

「アイツは、バトルスピリッツの天才です」

「ふむ」

「学園に来てから、やること成すこと全部身になっている。そして、何をやっても、みんなから好かれるし、愛される。ホント、凄い奴だと思いますよ、まるで、世界の中心にいるような、物語の主人公みたいな存在なんです」

 

 

結果、思っていること、考えていたことを全て話した。

 

ここまで本音でオーカミのことを話したことがなかったため、コントは少しだけ心が楽になる。

 

 

「なるほど、主人公。確かに言えてますね。ですが、この世界において、誰もが自分自身の人生の主人公なのです。それは貴方も同じですよ、コント君」

「いや、オレはただのモブですよ。アイツを支える脇役にすらなれない。ただの雑魚です」

「オーカミ君のこと、羨ましいとは思ったことないのですか?」

「え、いや。まぁ、うん、そう、ですね。オレだってできればアイツみたく主人公的な存在になりたいっすけど」

 

 

コントは若干挙動不審になりながらも、学園長に、オーカミみたいな、物語の主人公のような人物になりたいと、正直に話した。

 

 

「なれますよ」

「!」

 

 

学園長が即答する。その瞬間、コントの目は強く見開く。

 

 

「な、なれる?…オーカミみたいに、オレが?」

「もちろん。貴方、モブ、雑魚などと自分のことを卑下していますが、そんなことはありません。ここに来る前に言いましたが、貴方はその内にとてつもない才能を秘めている。光の裏側……そう、影の才能をね」

「?」

 

 

コントは学園長の言っている意味を理解できなかった。ただ自分を煽てているだけなのかと考えたが。

 

次の瞬間……

 

 

「ッ……!?」

 

 

麗しい学園長の姿が闇の瘴気へ姿を変えると、それはコントの口から身体の中へと潜り込んで行く。

 

 

「ッ……ッ……!!」

 

 

「やめろ、やめろ」と、涙目になりながらも、何度も自分の首を絞めるが、無駄な抵抗だった。

 

やがてコントは抵抗するをやめると、彼の身体から同じく黒い瘴気が漏れ始めて………

 

 

「そうだ。オレはなるぞ、キングやオーカミをも超える、バトルスピリッツの新たな主人公に!!」

 

 

いつのまにか、コントの目は、黒い影のようなもので覆われていた。

 

その手に握られていたカードは、彼の宣言通り「主人公」と言う名のカードで。

 

 

 

******

 

 

視点はノヴァ学園の屋上に戻る。丁度、キングの第6ターン目が開始するところだ。

 

 

[ターン06]キング王

 

 

「メインステップ。六剣輪宝をリグ・アバタードラゴンに合体」

 

 

ー【リグ・アバタードラゴン+六剣輪宝】LV1(2)BP7000

 

 

様々なスピリットと合体、解除を繰り返して行く六剣輪宝。今度はリグ・アバタードラゴンがそれを握る。

 

 

「仙龍シュローカを召喚」

 

 

ー【仙龍シュローカ】LV1(1)BP2000

 

 

「召喚時効果。デッキから4枚オープンし、大神剣アラマンディーとジェネレイター・マ・グーを手札へ」

 

 

キングのフィールドに新しく召喚されたのは、インド風の衣装に身を包んだ、低コストのドラゴン、シュローカ。

 

その召喚時効果により、キングは2枚のカードを新たに得る。

 

 

「ブラフマーの【契約技】を発揮。カウント+2。リグ・アバタードラゴンの召喚は無しだ。そしてこの瞬間、三賢神ラルヴァンダードを提示。1コストで召喚し、1コアブースト、1枚ドロー」

 

 

ー【三賢神ラルヴァンダード】LV1(1)BP3000

 

 

カウントを9まで増加させたキングは、その勢いのままにラルヴァンダードを召喚。

 

黄金の装飾をその身に纏う三賢神の1体が、彼にさらなるコアとドローを齎す。

 

 

「神話ブレイヴ、大神剣アラマンディーを召喚し、ブラフマーに合体」

 

 

ー【創聖の契約神ブラフマー+大神剣アラマンディー】LV2(1)

 

 

追加の神話ブレイヴ。真紅が如き輝きを持つ大剣、アラマンディーが、ブラフマーの手に握られる。

 

 

「弱いな」

「なに」

「弱いと言っている。私が長年待ち侘びていた月王者とは、この程度のものだったのか」

 

 

キングがオーカミにそう告げる。

 

当然オーカミとて、成長していないわけがない。寧ろ伸び代で言えばキングを上回っているのだろう。

 

ただ、長年月王者との決戦のために、鍛錬を積み重ねて来たキングの力には、遠く及ばない。

 

 

「さっさと月王者の力を使え。ノーマルのままでは、私には勝てんぞ」

「……」

 

 

王者の力を使えと促すキング。

 

だが、オーカミはやりたくても自分の意思でその力を引き出すことはできない上に、シグマの言葉が心底に眠っているため、「躊躇」と言う言葉を顔で表してしまう。

 

 

「未熟者め。ならば、こちらから行かせてもらう」

「!」

「……これぞ、我が太陽王者の力!!」

 

 

キングの右目の瞳孔に、白い太陽の刻印が刻まれる。

 

太陽王者だ。遂にキングは本気を出して来た。

 

 

「焔を創造せし龍、創焔魔皇ジェネレイター・マ・グー、LV1で召喚」

 

 

ー【創焔魔皇ジェネレイター・マ・グー】LV1(1S)BP7000

 

 

「不足コストはシュローカとラルヴァンダードから確保。よって生贄となり、消滅する」

 

 

キングが呼び出したのは、まてしてもジェネレイターの名を冠するドラゴン。創聖と魔の力を持つ強大な龍人、ジェネレイター・マ・グー。

 

その召喚コストの確保のため、ジェネレイタードラゴン・ゼロがLV1に、シュローカとラルヴァンダードが消滅となる。

 

 

「アタックステップ。その開始時、ジェネレイター・マ・グーの効果。私のトラッシュにある全てのコアをジェネレイターに置く」

「なに!?」

 

 

アタックステップ開始の宣言と共に、スピリットの力の源であるコアが、ジェネレイターマ・グーを中心に巻き上げられる。

 

合計7つあったコアは、ジェネレイター・マ・グーに6つ、ジェネレイタードラゴン・ゼロに1つ追加され、そのLVを上昇させた。

 

 

「この効果で置いたコア3つにつき1体のリグ・アバタードラゴンを出す」

 

 

ー【リグ・アバタードラゴン】LV1(1)BP4000

 

ー【リグ・アバタードラゴン】LV1(1)BP4000

 

 

つまり2体だ。2体のリグ・アバタードラゴンがキングのフィールドに追加で生成される。

 

 

「ジェネレイタードラゴン・ゼロの効果。出たトークン1体につき、BP15000以下の相手スピリット1体を破壊。ヴァルバラドと三日月を焼き尽くす」

 

 

ジェネレイタードラゴン・ゼロが、赤い剣を振い、炎の斬撃を飛ばす。ヴァルバラドはそれに焼き尽くされ、爆散。

 

フィールドには存在しない三日月のカードも、オーカミのBパッド上を離れ、トラッシュへ移動する。

 

 

「クソ……!!」

「ここからが本番だ。先ずは六剣輪宝と合体しているリグ・アバタードラゴンでアタック。アタック時効果、ブラフマーにコア+1し、シンボル1つを追加。六剣輪宝の効果でドロー、ブラフマーの【契約域】でさらにドロー」

 

 

リグ・アバタードラゴンのアタックのみで多くのアドバンテージを稼ぐキング。

 

だが、今回はそれだけではなくて。

 

 

「ジェネレイター・マ・グーの効果。古竜がアタックした時、そのスピリットのBP以下のスピリット1体を破壊し、バトル中、さらにシンボルを1つ追加する」

「ッ……トークンがダブルシンボルになった!?」

 

 

ジェネレイター・マ・グーの第二の効果が発揮。古竜であれば、どんな弱小スピリットも強力なスピリットへ変貌する恐ろしい効果だ。

 

 

「裁きを受けよ」

「……ライフで受ける」

 

 

〈ライフ4➡︎2〉鉄華オーカミ

 

 

「ぐ、ぐぁぁぁぁぁあ!!!」

 

 

リグ・アバタードラゴンは、六剣輪宝で斬りつけたのち、己の拳骨で殴りつけ、オーカミのライフバリアをまとめて2つ粉砕する。

 

キングの太陽王者の力によるせいか、その衝撃は凄まじく、オーカミは屋上の外側にあるフェンスに叩きつけられる。

 

 

「ぐっ」

「どうした。足掻け、足掻いてみせろ月王者」

「ッ……!!」

 

 

あまりの痛みで悶絶するオーカミだったが、キングへの怒り、勝利への執念から、辛うじて立ち上がり、Bパッドを構える。

 

 

「息巻いて挑んで来たかと思えば、所詮はこの程度か」

 

 

今にも倒れそうなオーカミ。キングは彼にトドメを刺そうと、Bパッド上にあるスピリットの1枚に手をやる。

 

 

「……貴様が月王者だと判明したあの日、私は貴様のことを念入りに調べた」

「?」

 

 

直前で手を止めると、キングはオーカミに語り始めた。

 

彼の言う「あの日」とは、おそらくノヴァ学園で行った、2人の二度目のバトルのことだろう。当時まだオーカミは太陽王者や月王者等については、何も教えられていなかったため、そのことを知る由はない。

 

 

「幼少の頃に両親を亡くし、それ以降は姉と2人暮らし。寡黙且つ淡白な性格のため、これと言った友人はいなかったが、13歳の時にバトスピを始め、多くの仲間や友に恵まれる」

「……」

 

 

キングの口から語られる、オーカミの経歴。

 

簡単に説明しているが、その間には多くの試練や戦いがあった。

 

 

「ふざけるなよ」

「?」

 

 

キングの声が震えた。オーカミは、自分に対して怒りを向けていることを察する。

 

 

「私は貴様が憎い。太陽王者の宿敵、月王者と言う存在でありながら、友や仲間と楽しくバトスピをしていただけの貴様が」

「何言ってんだ」

「己の使命もわからぬまま、のうのうと無責任な毎日を送り続けて来た貴様が……憎い!!」

 

 

キングの本音が漏れ始める。

 

彼は太陽王者の力のせいで、実の両親を亡くした。それ以降、学園長に拾われ、月王者との対決のために、己を律し、普通の少年のような日々を送ることができなかった。

 

つまりは、逆恨み。本当はオーカミのことが羨ましくてしょうがないのだ。

 

 

「だから仲間を、アニキを傷つけたのか?……たった、それだけの理由で」

 

 

オーカミはキングの過去を、事情を、あまり知らない。

 

故に、2人の心はさらにすれ違う。

 

それが結果として、世界を賭けたバトルスピリッツへと繋がることとなる。

 

 

「これでトドメだ。失せろ、鉄華オーカミィィィ!!」

 

 

遂にキングが2体目のリグ・アバタードラゴンで攻撃を仕掛ける。

 

そのシンボルは、ジェネレイター・マ・グーの効果と合わせてダブル。この一撃が通れば、オーカミは敗北。

 

 

「フラッシュ、マジック!!」

「!」

「ネクロブライト。トラッシュからコスト3のスピリット、グレイズ改弍をノーコスト召喚」

 

 

ー【流星号[グレイズ改弍]】LV1(1)BP2000

 

 

「ふざけんなよってぇのはオレのセリフだ、キング!!」

「来たか、月王者……!!」

 

 

オーカミの左目に、赤い三日月の刻印が刻まれる。キングに対する怒りが、遂にオーカミの中に眠る月王者の力を解放させた。

 

フィールドでは、マジックの効果により、マゼンタカラーの一つ目のモビルスピリット、グレイズ改弍が召喚される。

 

 

「流星号のスピリットが召喚された時、手札からパイロットブレイヴ、ノルバ・シノを提示。シノを召喚し、コア2個のジェネレイタードラゴン・ゼロを破壊」

 

 

ー【流星号[グレイズ改弍]+ノルバ・シノ】LV1(1)BP6000

 

 

「グレイズ改弍の召喚時効果で1枚ドロー」

 

 

グレイズ改弍は、登場するなり、トマホークをジェネレイタードラゴン・ゼロへと投擲。見事に命中させ、爆散へ追い込む。

 

 

「リグ・アバタードラゴンのアタックは、グレイズ改弍でブロック。シノの効果、手札を1枚破棄し、2枚ドロー」

「だがBPはこちらが上」

 

 

ブラフマーの力の恩恵を受けたリグ・アバタードラゴンとの一騎打ちになるグレイズ改弍。

 

やはり素のパワーでは分が悪いか、4本の腕に胴体を掴まれ、そのまま地面に叩きつけられる。

 

 

「フラッシュマジック、絶甲氷盾」

「!」

「このバトルの終了が、オマエのアタックステップ終了となる」

 

 

グレイズ改弍が爆散した直後、オーカミは手札から2枚目の絶甲氷盾を使用。

 

キングのアタックステップは強制終了的に終了となる。

 

 

「まだ行くぜ。フラウロス」

「なに」

「鉄華団が相手によってフィールドを離れた時、自身を手札からノーコスト召喚できる」

 

 

ー【ガンダム・フラウロス[流星号]】LV1(1)BP5000

 

 

「召喚時効果でコア5個以上のジェネレイター・マ・グーを破壊する」

 

 

グレイズ改弍の爆散に反応するように、オーカミのフィールドへ出現したのは、同じくマゼンタカラーで、ガンダムの名を持つ鉄華団モビルスピリット、フラウロス。

 

フラウロスは背部のレールガル。手に持つマシンガン。兎に角ありったけの火力を用い、ジェネレイター・マ・グーを爆発させる。

 

 

「奴が月王者になったことで、私の勝利の未来が途絶えた。やはり力の差は同じ。地力での勝負か。ターンエンド」

手札:6

場:【リグ・アバタードラゴン+六剣輪宝】LV1

【リグ・アバタードラゴン】LV1

【リグ・アバタードラゴン】LV1

【創聖の契約神ブラフマー】LV2(4)

バースト:【無】

カウント:【9】

 

 

絶甲氷盾の効果により、キングはそのターンをエンド。

 

月王者に覚醒したオーカミにターンが巡って来る。

 

 

「オマエの言う、太陽王者とか、月王者とか、世界の破滅を呼ぶとか、そんなのは知らないし、どうでもいい。オレは、仲間や友達のために戦う。もう誰も、傷つけさせやしない!!」

「その結果として、世界が破滅に導かれると言うのであれば、私は断じて貴様を許さん。来い、鉄華オーカミ!!」

 

 

熾烈極める2人のバトルスピリッツ。

 

ヨッカやライ。仲間、友のため、オーカミは最後のターンを開始する。

 

 

[ターン07]鉄華オーカミ・月王者

 

 

「メインステップ。ランドマン・ロディとルプス鉄華を召喚!!」

 

 

ー【ランドマン・ロディ】LV1(1)BP1000

 

ー【ガンダム・バルバトスルプス[鉄華団]】LV1(1)BP4000

 

 

このバトルでは2体目となる、ランドマン・ロディとルプス鉄華がフィールドへ出現。

 

ルプス鉄華は颯爽と二振りの大剣を構えて。

 

 

「召喚時効果、リグ・アバタードラゴン2体からコアを1つずつリザーブに置く」

 

 

誰よりも早く先陣を切り、キングのフィールドへと襲い掛かるルプス鉄華。

 

六剣輪宝と合体している方としていない方と2体、二振りの大剣で葬って見せた。

 

 

「六剣輪宝は場に残す。その際、リザーブのコア10個を六剣輪宝の上に置く。三日月のリザーブのコアを除去する効果は使わせんぞ」

 

 

また同じ手だ。キングは三日月の効果の対策で、ブレイヴの六剣輪宝に、残ったリザーブのコアを全て乗せる。

 

 

「同じ手が何度も通じるかよ。ルプス鉄華のさらなる効果、消滅させた時、トラッシュにある鉄華団、ルプスレクスファイナルを手札へ」

「!」

「そして召喚する。天地を揺るがせ、未来よ唸れ!!……バルバトスルプスレクスファイナル、LV2で召喚!!」

 

 

ー【ガンダム・バルバトスルプスレクス[最終決戦時]】LV2(2)BP13000

 

 

無音の咆哮と共にフィールドへ出現したのは、赤き眼を持つバルバトスルプスレクス。

 

最終の名を冠する、鉄華団最強のスピリット、バルバトスルプスレクスファイナル。

 

 

「召喚時効果。デッキ、トラッシュから合わせて5枚のカードを除外し、六剣輪宝から3つのコアをトラッシュへ」

「なに、コアを直接トラッシュへ叩きつけるだと!?」

 

 

持ち手のなくなった六剣輪宝。ルプスレクスファイナルがそれに目をやるだけで、その中に眠っていたコアが3つ、トラッシュへと移動する。

 

 

「ルプス鉄華にシノを合体させ、アタックステップ。その開始時、オルガの【神技】を発揮。トラッシュから2体目のルプスレクスファイナルを召喚する!!」

「なんだと!?」

 

 

ー【ガンダム・バルバトスルプスレクス[最終決戦時]】LV2(2)BP13000

 

 

大量に溜まっていたオルガのコアを取り払い、オーカミは2体目のルプスレクスファイナルを召喚。

 

当然その効果も有効だ。

 

 

「2体目の召喚時効果で、再び六剣輪宝からコア3つをトラッシュへ。そのままアタック。同じ効果でさらに3つトラッシュだ!!」

「ぐっ……!!」

 

 

2体のルプスレクスファイナルにより、キングはみるみる内に使用できるコアを減らされていき、遂に残り2個のみとなる。

 

この僅かなコア数で、オーカミの鉄華団の猛攻を受け切るのは至難の業だろう。

 

 

「ルプスレクスファイナル、もう1つのアタック時効果。トラッシュにある鉄華団を13枚除外し、このバトル終了時、オマエのライフを追加で2つ破壊する!!」

 

 

ここでルプスレクスファイナルの最終奥義が発動。

 

キングの残りライフが無傷の5とは言え、この攻撃をまともに受けて仕舞えば、敗北は必至となる。

 

 

「フラッシュ、ブラフマーの【契約技】を発揮。カウント+2。リグ・アバタードラゴンを出す。不足コストは六剣輪宝を消滅させ、確保する」

 

 

ー【リグ・アバタードラゴン】LV1(1)BP4000

 

 

「ルプスレクスファイナルをブロックせよ」

 

 

遂に六剣輪宝から全てのコアを取り外し、キングはブロッカー用のリグ・アバタードラゴンを生成。

 

相手にはならないことはわかっていても、ブロックを要請する。

 

 

「オレと鉄華団は止まらない。ルプスレクスファイナル、そいつごと、キングのライフを砕け!!」

「ッ……!!」

 

 

〈ライフ5➡︎3〉キング王・太陽王者

 

 

「ぐッ……おぉぉぉぉぉお!!!」

 

 

ルプスレクスファイナルは背面の剣を伸ばし、強烈な刺突を繰り出す。

 

その一撃は、リグ・アバタードラゴンごと、キングのライフバリアを貫いて見せる。

 

凄まじい衝撃に、キングは唸り声を上げ、片膝を曲げる。

 

 

「これで、オマエを守るものはなくなった。今度はルプス鉄華で」

 

 

「アタック」………

 

そうオーカミが言い切る前に、キングは立ち上がり、カードの効果発揮を宣言する。

 

 

「おおおぉぉお!!!……私は、トラッシュにある白マジック、ブリザードウォールLTの効果を発揮!!」

「ッ……トラッシュからマジック!?」

「トラッシュのコア全てを戻し、これのフラッシュを使用する。このターン、貴様のアタックでは、私のライフは1つしか減らせない」

「!!」

 

 

フィールドに吹き荒れる猛吹雪が、オーカミの鉄華団スピリット達の行手を阻む。

 

完全にしてやられた。これではトドメまで行けない。

 

 

「ターンエンドだ」

手札:8

場:【ガンダム・バルバトスルプスレクス[最終決戦時]】LV2

【ガンダム・バルバトスルプスレクス[最終決戦時]】LV2

【ガンダム・バルバトスルプス[鉄華団]+ノルバ・シノ】LV1

【ガンダム・フラウロス[流星号]】LV1

【ランドマン・ロディ】LV1

【オルガ・イツカ】LV2(3)

【クーデリア&アトラ】LV2(10)

バースト:【無】

 

 

強力なスピリット達を大量に並べ、圧倒的優勢に立ち、逆転して見せたものの、勝利までには至らず。

 

オーカミは悔しさで表情を歪めながらも、ターンエンドの宣言。

 

だが、まだ闘志を失ってはいない。次のターンに来るであろう、キングの猛攻を受け切るべく、手札を強く握り、身構える。

 

 

「見事な攻撃だった。だが、それでも勝者が変わることは、ない」

「……」

 

 

ターンが移り変わる直前、キングがオーカミにそう告げた。

 

キングもこの1ターンで決めるつもりなのだ。己の全身全霊を込め、ターンシークエンスを進めて行く。

 

 

[ターン08]キング王・太陽王者

 

 

「メインステップ。ゴジラ1971を召喚」

 

 

ー【ゴジラ(1971)】LV1(1)BP3000

 

 

「召喚時効果。トラッシュにあるスピリットを1枚、手札に加える。ゴジラ・フィリウスを手札へ加え、そのままこれを召喚」

 

 

ー【ゴジラ・フィリウス】LV1(1)BP4000

 

 

「フィリウスの召喚時効果、カウント+1、ボイドからコアを1つずつゴジラにブースト」

 

 

キングは流れるように2体のゴジラをフィールドに展開。カウントとコアを増加させて行く。

 

 

「もう1体フィリウスを召喚。カウント+1、ボイドからコア2個を追加」

 

 

ー【ゴジラ・フィリウス】LV1(1)BP4000

 

 

「さらにブラフマーの【契約技】を発揮。カウント+2。これで私のカウントは15だ」

「……何をする気だ」

 

 

本来、バトルの未来を見ることのできる月王者だが、それと同等の力を持つ太陽王者の力によって相殺されているため、今のオーカミは、キングのプレイの意図を理解できないでいた。

 

そんなオーカミを気に留めることなく、キングはある1枚のカードを手札から引き抜いた。

 

 

「冥土の土産に拝ませてやろう。我が右腕、ベビーゴジラの真の姿を」

「!!」

 

 

嫌な寒気がした。

 

野生の勘と言うヤツなのか、オーカミはバトルの流れ、この場の空気が変化して行くのを感じ取った。

 

それはまるで世界が終わってしまうのではないかと思ってしまう程に、加速的で。

 

 

「これで最後だ」

「……」

地球(ほし)と共に生まれしスピリットの王よ、今こそ森羅万象をも焼き尽くし、絶対なる勝利を、我に誓え」

 

 

キングが今、そのカードをBパッドへと叩きつける。

 

それは、彼に最も相応しい………

 

史上最強のスピリット。

 

 

「君臨せよ。ゴジラ・アァァァァスッッ!!」

 

 

キングの背後で起こったのは、まるで惑星誕生の際に起こると言われる大爆発、ビックバン。

 

その大爆発の後、蔓延する爆煙の中から、オーカミと鉄華団スピリット達を覗く、巨大なスピリットの影。

 

ゴジラだ。だがそのサイズは、今までのそれらとは比較しようもない程に巨大。ノヴァ学園の屋上でバトルしていると言うのに、オーカミはキングの背後、校舎外に脚を着けているであろうその巨大なゴジラに見下ろされている。

 

 

ー【ゴジラ・アース】LV3(4)BP50000

 

 

「な、なんだ、コイツ。BP50000……!?」

「私の真のエースカード、ゴジラ・アース。これを見せるのは、貴様が初めてだ」

 

 

これこそ、ベビーゴジラの真の姿、ゴジラ・アース。

 

全スピリットの頂点に立つゴジラの、最強の個体。

 

言わば、頂点の頂点。アースと比較すれば、他のスピリットなど、塵芥に等しい。

 

 

「アタックステップ、ゴジラ・アース」

「……相手が誰だろうが、オレ達は負けない」

 

 

始動するキングのアタックステップ。当然アースへアタックの指示が送られる。

 

アースの存在だけで圧倒されていたオーカミだったが、勝利への執念が、彼に再び戦意を昂らせた。フィールドにいる鉄華団スピリット達も無音の咆哮を張り上げ、アースを迎え撃つべく、各々の武装を構える。

 

しかし、それらは全て無駄。何度も言うが、アースにとって、他のスピリットなど、全て塵なのだ。

 

 

「アースのアタック時効果、このスピリットのBP以下の相手スピリットを全て破壊し、破壊した時、貴様に3点のダメージを与える」

「な、に……!?」

 

 

スピリットが保有できる全ステータスが規格外のアース。それは効果とて例外ではなかった。

 

ブラフマーの効果と併せ、その破壊範囲はBP55000以下。誰も耐えられるはずがない。

 

 

「アースよ、我が使命に決着を!!」

 

 

使命を胸に刻み、生きて来たキングの叫びが、アースに力を与える。背鰭が青色に発光すると、口内に同様の色のエネルギーが蓄積されて行く。

 

そして、放たれる。

 

史上最強のスピリットによる、史上最大の熱線が。

 

 

「ルプス鉄華と、ルプスレクスファイナルを使っても、オレは」

 

 

バルバトスルプスレクスファイナル、ルプス鉄華をはじめ、フィールドのスピリット達が次々と焼き尽くされて行く中、オーカミは生まれて初めて思い知った。

 

この世には、自分がどんなに努力しても勝てない存在がいるのだと。

 

やがて、全ての鉄華団スピリットを焼き払ったアースの熱線は、オーカミのライフバリアへと直撃し……

 

 

〈ライフ2➡︎0〉鉄華オーカミ・月王者

 

 

粉砕。

 

これまで幾度となくバトルスピリッツで奇跡を起こして来た鉄華オーカミ。

 

だが、今回の敵、キング王は、その奇跡すらも容易に覆してしまう、天上の存在。

 

故に、誰もバトルスピリッツで彼に勝つことはできない。

 




次回、バトルスピリッツ 王者の鉄華 最終章。

第91ターン「暗躍、ペルソナスピリット」


******


最終章のタイトルは未定となっております。

オーカミを3回も倒したキング。そんな彼が使用した、アース入りブラフマーは、リアルで私が愛用しているデッキの1つです。
ベビーゴジラよりもアースが出しやすくてとても楽しいデッキなので、オススメです( ̄∀ ̄)
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