グラブル妄想小ネタ羅列伝   作:Par

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案外クロスオーバーさせやすいと思ったもの


侵略! イカ娘 ㏌ アウギュステ!

 ■

 

 異世界じゃなイカ!?

 

 ■

 

「ここは……」

 

 熱い砂浜……。

 

「ここは……っ」

 

 青い海……。

 

「こ、ここは……っ!」

 

 そして蒼い空。

 

「ここはどこでゲソオォォ~ッ!?」

 

 ──ゲソオォ~……!! ゲソォ~…… ゲソオォ……

 潮風かおるアウギュステに、一人の少女──イカ娘の叫びがこだました。

 

「……私達シンディ達の実験に無理やり付き合わされてたはずだよな……」

「そしたらなんかシンディさん達が騒ぎ出して……」

「で、気づいたらここに……海、だけど……倉鎌の海じゃないわね」

「明らかになんかドジりやがったなあのマッド共……!?」

 

 イカ娘と共に現れた姉弟、相沢栄子、相沢たける、相沢千鶴。

 

「あ、あのぉ……どうかされましたか?」

「ゲソッ!?」

「なんかイカっぽい嬢ちゃんもいるな……」

 

 浜辺で困惑する少女たち。そんな彼女達に声をかけたのは、アウギュステへバカンスに来ていたビィとルリア達だった。

 

「私は海からの使者! イカ娘でゲソ!!」

「海からの使者……?」

「イカ娘……」

「ふふふ……さあ恐れ慄くが良いでゲソ!!」

 

 胸をはるイカ娘であったが……。

 

「ああ、またそういう感じのか」

「反応が塩いでゲソッ!?」

 

 ビィはイカ娘が期待したような反応はしなかった。

 

 ■

 

 海は広いじゃなイカ?

 

 ■

 

 頼れるものも少ない異世界に来てしまったイカ娘達。だがルリア達に助けられた彼女達は、元の世界で海の家を営業していたことを知ったよろず屋シェロカルテから、帰る手立てがみつかるまで海の家で住み込みで働かないかともちかけられる。渡りに船とその提案を受け入れたイカ娘達は、アウギュステで働きながらこの世界に関して調べる事となった。

 

「う、海が……ここだけ?」

「ああ、“海”って呼ばれてるのはアウギュステだけにしかねえな」

「この海が“島”で空に浮いてる……」

「ねえルリアさん、騎空艇っていうのに乗って空から見たりできるの!!」

「はい、出来ますよたける君」

「たけるは呑気だなおい……」

 

 衝撃の事実を受けショックを受けるイカ娘。だが……。

 

「(……私は海からの使者。海はアウギュステだけ……=イコール侵略するのはこの島だけでOK!!)──アウギュステを侵略できれば空の世界は私の物ということでゲソか!?」

「どうすりゃそうなるバカ!!」

「あいた……!!」

 

 飛躍した結論を出し栄子に叩かれる。

 

「いや、まあ……イカ娘がそう思うなら別に構わねえけどよ」

「その……まずアウギュステの海の住人の意見も聞かないといけないと思います……」

「う、海の住人? こっちにもイカ娘みたいなのがいるのか?」

「まあ……」

「はい……」

 

 なにやら不穏な答えを聞いたイカ娘達。とりあえずビィ達の言う通り“海の住人”とやらに挨拶に向かったのだが……。

 

 ■

 

 とんちきじゃなイカ!!

 

 ■

 

「カツウォヌス……」

「食われるでゲソオォォ!?」

 

 巨大魚類に襲われ……。

 

「空飛ぶサメと最近出てきた人型のサメ」

「やっぱり食われるでゲソオォォ!?」

 

 色んなサメに襲われ……。

 

「回転するカキと燃えるカツウォヌス……」

「うわあぁっ!?」

 

 カキフライや煉獄カツウォヌス。

 

「アウギュステを侵略するとかいう侵略者はそいつッ!? 行くよウルスラ!!」

「ぎゃああぁぁ──っ!?」

「うわあっ!? まって下さいメグさん!?」

 

 海を護る使者やらその他諸々に襲われ……。

 

「って、なんでゲソか!? このとんちき生物共は!?」

「お前が言うか……」

 

 ことごとくアウギュステ名物とんちき海洋生物に返り討ちにされたイカ娘。途中、「たこたこ!!」言ってる星晶獣とも取っ組み合いをしたりしてボロボロになりながら不満をぶちまけるが、当の本人も海から現れたとんちき生物であるので栄子にあきれられていた。

 

「まあアウギュステってこんなんだからよ」

「最近は大分落ち着きましたよ」

「あれで落ち着いてんのかよ……」

「異世界の海って不思議なのねぇ」

「竜宮の方に行ったら多分話通じるやつもいるぜ?」

「竜宮城あんのここっ!?」

「なんて恐ろしい上に意味不明な海でゲソか……やっぱり私はれもんを侵略する方がいいじゃなイカ……」

「できてねえけどな、あっちでも」

 

 ■

 

 護らなイカ!!

 

 ■

 

 イカ娘達がアウギュステの海にもなじみだした頃、事件が起こる。

 

「マフィアでゲソか?」

「リアルに物騒な組織出てきたな……」

 

 イカ娘が現れるより前、アウギュステの海をシノギの場にしようとするマフィア等犯罪組織が島に入っていた。

 マフィア達は海の家運営やグッズ販売など一見当たり障りのない事をしているように見えたが、彼らは利益を上げるためンニ等の高級食材を密漁、そして裏で他の海の家などのライバル達の妨害を行っていた。

 

「普通にヤクザのやり方だなぁ……」

「けどこのままじゃ、シェロカルテさん達も困ってしまうわ」

「確かに。あたしらも世話になってる以上どうにかしてやりたいな」

 

 そしてマフィア達の事を調査するなか、彼らが海の環境に一切配慮しないレジャー施設を造るため、多くの海の家やホテルなどに圧力をかけ立ち退かせる計画を立てている事が判明。

 それを阻止するために動くルリア達とイカ娘達だったが、マフィア達に人質としてたけるが捕まってしまう……。

 

「海を汚す人間は許さんでゲソ!! けどそれ以上に……たけるまで巻き込むだなんて絶対に許さないでゲソ!!」

 

 怒りに燃えるイカ娘。彼女達はマフィアのアジトに乗り込み……。

 

「うっひゃあぁ!? ほ、細めの姉ちゃんあんな強いのかよ!?」

「マフィアさん達が次々倒れてきます……!?」

「さすが姉貴、異世界でも通用している……よーしイカ娘!! たけるは団長と姉貴たちに任せろ!!」

「わかったでゲソッ!!」

 

 怒りに燃えるイカ娘の触手が悪を砕く!!

 

「アウギュステ海の平和は……私が護るでゲソッ!!」

 

 ムテキにススメ!! 侵略イカ娘!!




[海からの使者] 
イカ娘
属性:水 タイプ:バランス
種族:??? 得意武器:拳

奥義 侵略のススメ
水属性ダメージ(特大)/自身に乱撃効果(1回)/自身に追撃効果(1回)/必ずトリプルアタック(1ターン)/2回攻撃(1回)

アビリティ
1アビ 触手をくらうでゲソ! 使用感覚6ターン
触手で攻撃するでゲソ!(最大10回水属性ダメージ)/奥義ゲージ20%上昇
2アビ イカ墨でゲソ! 使用感覚6ターン
相手にイカ墨をかけるでゲソ!(敵にイカ墨効果(1~2ターン)/命中率大幅減少)
3アビ 侵略開始でゲソ! 使用感覚7ターン
ターン経過無しで通常攻撃を実行/奥義ゲージ10%上昇/相手がイカ墨状態であれば追撃

サポートアビリティ
「侵略しなイカ!」
通常攻撃で奥義ゲージが上昇しないが必ず連続攻撃/通常攻撃後「触手をくらうでゲソ!」が発動/相手がイカ墨状態の場合トリプルアタック率アップ
「海からの使者」
パーティーメンバー、武器、召喚石に水属性が多いほど攻撃力と防御力が上昇する
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