「…………………………お待たせ」
透明な扉の先で私たちを待ち構えていたソイツは、少しだけ笑顔を崩した後すぐに笑顔に戻った。
「まさかここに来るとは思いませんでした…………本当に貴方たちはイレギュラーを発生させるのが好きみたいですね?」
「イレギュラーなんかじゃ、ないんですけど…………!」
震えながら、でも決して挫けないシンデレラはキッと相手を睨みつけてそう言った。
「ではここに来たのも運命かなにかだと……? まぁ良いです、遅かれ早かれ貴方が消えることも運命だと言うことで大人しく消えていただくことにします」
「乃々は消させない、消えるのは私とアンタの二人だけ…………さぁ魔法が解ける前に決着を着けようか」
「んー…………私としてはなるべく時間をかけたいところですけど…………そうだ! こうするのは如何でしょう?」
主催が大袈裟な身振りで手を振ると、どこからともなく吹き荒んだ黒い煙が複数のバケモノに姿を変えた。
「これでシンデレラの素敵な舞踏会の始まりです! 是非楽しんでいってくださいね!」
それが口火となり、壮絶な舞踏会の幕が上がった。
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「………………また負けですか…………中々上手くは行かないものですね………………」
激闘の末、凛さんに倒されたちひろ先生は息絶え絶えにそう呟いて消えていった。きっと誰かに遺したわけではないのだろう。
「………………これでお終い…………ですか…………?」
その最期が、あまりにもあっさりしたもので、どうも終わった実感が沸かない。
「うん、これでお終い………………時間もそろそろみたいだね」
そう言われて時計を見ると、短針は十一に、長身は五十八を示していた。
「………………凛さんとはこれで本当にお別れなんですか…………?」
「多分ね、でもまぁ乃々が私のことを覚えていてくれるなら消えるのも辛くはないかな」
「……………………うぅ…………でもまだ凛さんとは話したいことも、やりたいこともたくさん………………!」
「………………ごめんね、でも仕方ないことなんだよ」
「仕方ないことだったとしても………………! もっと一緒にいたかったです………………!」
「私も同じ気持ちだよ、でもダメなんだ。ほら、泣かないでさ? 最後は乃々の笑顔を見て消えたいかな」
最後の最後まで、私のことを気にかけてくれるその優しさはとても残酷なものだった。
だから、応える。満足して笑って終われるように。
「うん、良い笑顔─────それじゃバイバイ、乃々」
そうして、凛さんの─────私たちの舞踏会は幕を閉じた。
戦闘描写が苦手!!!!!!!!!!!!!
だから思い切って省きました。許して
本作はここでお終いとなりますが、pixivに載せた方には蛇足がありますので気になる方はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14624228
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なんでハーメルンには載せないのかって? 本当にちょこっと書いただけなのでどう足掻いても1000文字届かなかったんです。辛み。