紅き館と不思議な仲間達   作:花魔咲霊

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偽りのシスターと神父

沈黙の街 「サイレント」

 

「復興して我が犯人って事隠さないとな」

 

足音が近くで止まる

 

「主人が言った通り来たぞ」

 

「主人・・・あぁ、セフィロスの人形か。なんか言ってなかったか?」

 

「主人が?」

 

「勿論だ。」

 

「主人が注意してたのはあったが」

 

「我にジェノバ埋め込むなって言ったんだが」

 

「それです。何故主人の・・・」

 

「我は半分人間だ、ジェノバ埋め込んだら我もセフィロスの操り人形となってしまう。そんなの我のプライドが許せない!それよりもだ、貴公名は?」

 

「・・・。主人の代わりにつけてください。」

 

「完成(コンプリート)なのに名前がないのか・・・未完成(インコンプリート)ならクラウドと言うのに・・・じゃあ「スター」英語で「星」だ」

 

スター 「未完成(インコンプリート)なら裏切ったはずです」

 

「まあな、でも主人に操られて、その主人を倒し、今に至るんだろ?」

 

スター 「はい。」

 

「仕事だ、主人の人形・・・いや、スター」

 

スター 「はい。第2の主人」

 

「その前にスター」

 

スター 「はい」

 

「第2の主人はやめてくれないか?貴公の主人は主人でいい。が、我に主人はやめてくれ」

 

また後ろに何かが着地する

 

「不満か?セフィロト。」

 

その声に向き話す

 

セフィロト 「違う!貴公のコピーが我を主人って言うんだよ・・・」

 

スター 「主人、そう呼んでも問題ないですよね?」

 

「・・・。セフィロトが嫌なら他の呼び方にしろ」

 

セフィロト 「ってなんで貴公がいるんだ!!セフィロス!!」

 

セフィロス 「(ククッ)セフィロトの驚き顔見に来ただけだ」

 

セフィロト 「セフィロス!!」

 

セフィロス 「冗談だ、セフィロト。今の状態を見に来ただけだ」

 

セフィロト 「助けてくれよ・・・」

 

スター 「主人、ここに配属してよかったのでしょうか?」

 

セフィロス 「大丈夫だ、セフィロトは良いやつだ」

 

セフィロト 「はぁ・・・分かったよ・・・」

 

セフィロス 「諦めたか、セフィロト」

 

セフィロト 「違う!スターは何とかするが、主人はやめてくれ・・・」

 

セフィロス 「主人以外・・・姉貴とかか?」

 

セフィロト 「それならいいが・・・」

 

セフィロス 「(ククッ)決まりだな。セフィロト」

 

セフィロト 「なんだ?」

 

セフィロス 「生やしてみな?」

 

セフィロト 「・・・何を?」

 

セフィロス 「“片翼”だ」

 

セフィロト 「・・・はぁ!?片翼なんて貴公がよく使うだろ!!何故我が!!」

 

セフィロス 「落ち着けセフィロト。前に言っただろ?ジェノバは入れてない代わりに力だけ渡した事を」

 

セフィロト 「そうだな・・・。やってみるか・・・。」

 

片翼を生やそうと魔力を込めるセフィロト

 

すると片翼は答えるように共鳴し生えた

 

セフィロト 「これは・・・」

 

セフィロス 「黒の片翼、そして俺の片翼に似ている」

 

セフィロト 「名前も似てるしセフィロスに近い存在なのかもしれない」

 

セフィロス 「俺に近い?(ククッ)俺に近い存在なんていないはずだ。相棒ならいるが・・・」

 

セフィロト 「忘れてない?私の異名」

 

セフィロス 「・・・忘れてない、「第2の片翼の天使」だろ」

 

セフィロト 「それに共鳴し、我の片翼とセフィロスの片翼は似ている。そして、セフィロスに近い存在に」

 

セフィロトが天に手を広げるとそれに被さるようにセフィロスの手をのせる

 

セフィロス 「俺に近い存在・・・セフィロト、いやタイム。お前の両親は?」

 

タイム(セフィロト) 「両親は亡くなった・・・、叔父の手で倒した」

 

セフィロス 「・・・。」

 

タイム(セフィロト) 「叔父は我が代わりに追い出した・・・我をこのような種族に変えたから!!」

 

その手のひらを握りしめる

 

タイム(セフィロト) 「誰が!!・・・誰がこの種族になれと言った!!。我はそんな種族は望んでいない!!。吸血鬼になりたくなかった!!」

 

スター 「・・・姉貴。」

 

セフィロス 「・・・。」

 

タイム(セフィロト) 「・・・。ごめん、1人にさせて・・・」

 

スター 「うん・・・」

 

去っていくセフィロト

 

            サイレント 瓦礫の山の前

 

タイム(セフィロト) 「・・・。どうしたの?セフィロス」

 

セフィロス 「お前は俺と近い存在なんだな。」

 

タイム(セフィロト) 「改めて何が言いたいんだ?」

 

セフィロス 「俺も、俺が生まれたくなかった、英雄と言われ。更には仲間を奪い、ジェノバの細胞を入れ、クラウドの核になり、影で何とか俺を消せば・・・と」

 

タイム(セフィロト) 「・・・。」

 

セフィロス 「俺は、俺の相棒であり、お前の子供のアウアのお陰で、俺が生まれた理由を知った。相棒を守らないと、核のクラウドもいなくなることも許さなかった。タイム、お前も生まれた理由、そして種族に吸血鬼が入っている理由を知ろ。」

 

タイム(セフィロト) 「我が・・・種族に吸血鬼が入っている理由・・・、我が生まれた理由・・・。叔父・・・もしかして・・・」

 

セフィロス 「どうだ?」

 

タイム(セフィロト) 「我が生まれた理由、我の種族が吸血鬼が入っている理由。きっと叔父は償いたいからだと思う・・・」

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