ブラック団GG   作:松浦南北

3 / 10
名古屋市内を散歩して帰る山部仲喜と御門勇輝。しかし、疲れからか、不幸にも黒塗りの堕天使に遭遇してしまう。後輩をかばいすべての責任を負った山部に対し、堕天使ヨハネ、もとい静真高校の卒業生津島が言い渡した示談の条件とは…。

※視点は山部仲喜とします。


ヨハネは今のままじゃ嫌らしい。

俺「やっと着いたぞ大曽根駅!!」

 

俺と勇輝くんは中部高速鉄道の丸田町駅からJRの大曽根駅まで歩くことにしたが、それまでの道のりは長かった…。

 

勇輝「でも直進オンリーの信号機が2ヶ所もあったから嬉しかったですわ」

 

俺「やれやれ…勇輝くんは信号機が大好きなんだから…由美ちゃんもそうだけど」

 

由美ちゃんと勇輝くんは鉄道やラブライブ、笑点だけでなく信号機も大好き。信号機への興味は俺が呆れるほどである。

…閑話休題。

 

大曽根駅の広場に何故か黒塗りの堕天使がいるんだけど…なぜだろう…。

 

ヨハネ「ヨハネ…名古屋の北の彼方に…堕天!!」

 

俺「さあ勇輝くん、行くぞ」

 

ヨハネ「って無視すんなー!!」

 

勇輝「それならヨハネちゃんに話しかけたほうが…」

 

俺「そうだな…」

 

とりあえずヨハネのもとに行こう。

 

〜※〜

 

ヨハネ「アンタたち私から逃げようとしたでしょ!!」

 

俺・勇輝「スミマセン…」

 

ヨハネ「心の狭〜いヨハネが謝るだけで許すと思う?」

 

俺「それは…ないな…」

 

ヨハネ「でしょ…?でも私の相談に乗ってくれるんだったら許してあげるわ」

 

俺「相談とは…?」

 

ヨハネ「ちょっと言いにくいからJRのホームで話そうと思うけど…いい?」

 

俺「いいけど」

 

そして改札を抜けてホームに移動する。

 

〜※〜

 

勇輝「えっ?今のキャラでいいのかわからないんですって?」

 

ヨハネ「うん。中二病系アイドルっていうのは受けないんじゃないかって思ったの。だって最上級リトルデーモンのルシファーでも今やメンタリスト系アイドルだからこのままじゃやばいかなって。そこで色々なキャラを試してみたいから付き合って!!」

 

俺「…わかったよ。で、どんなキャラを試したいの?」

 

ヨハネ「まずは幼馴染キャラをやってみたいわ」

 

勇輝「なるほど。準備はできていますわね?」

 

俺・ヨハネ「うん!!」

 

勇輝「それじゃあ、よーいアクション!!」

 

〜※〜

 

善子「ねえ仲喜、幼稚園の時のことは覚えてる?覚えていなさそうね。ほら、ヨハネが迷子になっていたとき、あなたが近所を全力で探し回ってヨハネのママを見つけてくれたじゃない♥あのときのことはずっと感謝しているわ♥ありがとね、仲喜♥」

 

可愛い…

 

勇輝「はいカットカットカットー!!」

 

ヨハネ「どこがいけないのよ!!」

 

勇輝「萌死にしそうでしたわよ仲喜くんが!!」

 

俺「今回はヨハネに萌死にされるための回だぜ?」

 

勇輝「それならいいと思いますが…」

 

俺「じゃあ次は?」

 

ヨハネ「妹キャラをやってみたい」

 

俺「また萌死にしても文句はないよね?」

 

ヨハネ「もちろんよ」

 

勇輝「じゃあ、よーい、アクション!!」

 

〜※〜

 

ヨハネ「お兄ちゃん、ヨハネはお兄ちゃんのことが大好きなの。一緒にららぽーとに行ったときにご飯を食べたときも、一緒にテニスをしたときも、ヨハネ、すごく嬉しかった。いつも…ありがとね…お兄ちゃん♥

 

萌える。俺のハートはズキューンされた。

 

勇輝「はいカットカットカットー!!」

 

ヨハネ「何がいけないのよ!!」

 

勇輝「私まで鼻血を噴きそうになりましたわ!!」

 

ヨハネ「それはヨハネが可愛すぎるということよね♪」

 

勇輝「お前が言うな」

 

うん。近鉄みたいにブーメラン刺さってるぞこいつ。

 

俺「…で、次は…?」

 

ヨハネ「ツンデレをやってみたいわ」

 

勇輝「なるほど。準備はできていますわね?」

 

俺・ヨハネ「うん!」

 

勇輝「じゃあ、よーい、アクション!!」

 

〜※〜

 

ヨハネ「はい、これ」

 

俺「何だよ」

 

ヨハネ「今度の数学Iのテスト範囲をまとめてきたわ。アンタこの前赤点取ったんだから感謝しなさいよ!!」

 

俺「あ、ありがとう…(汗)」

 

ヨハネ「でも…本当はあんたのためにまとめたわけじゃないんだから、勘違いしないでよねっ!!」

 

俺「相変わらずだなぁよっちゃんは」

 

ヨハネ「だ・か・ら!!よっちゃんじゃなくてヨハネ!!」

 

 

 

勇輝「はいカットカットカットー!!」

 

ヨハネ「何がダメだったのよ!!」

 

勇輝「普通過ぎますわ!!作者さんも書いているときの反応が薄すぎましたもの!!」

 

ヨハネ「ということはヨハネはツンデレなのかしら…?」

 

勇輝「お前が言うな」

 

俺「…で、次は?」

 

ヨハネ「ヨハネの極み、ヤンデレを演じたいわ」

 

勇輝「2人とも準備はよろしいですの?」

 

2人「当たり前!!」

 

勇輝「じゃあ、よーい、アクション!!」

 

〜※〜

 

ヨハネ「ねえ仲喜、私、こんなの撮っちゃったんだけど…」

 

俺「何だよ?」

 

ヨハネ「これはどういうことなの?」

 

俺「それは…その…」

 

ヨハネ「私、言ったわよね、あなたは私のものだって」

 

俺「はい…」

 

ヨハネ「なんで、私以外の人と話すの?いや、この前もそうだったわ。電車なんかにイチャイチャして…あなたはヨハネの眷属だってことが全然わかっていないようね。大丈夫よ♥あなたがヨハネのことだけしか考えられないようにヨハネの魔術を唱えてあげる♥さあ、覚悟はいいかしら?そのままタノシイこともしましょうね♥♥♥」

 

 

 

勇輝「はいカットカットカットー!!」

 

ヨハネ「何がいけないのよ!!」

 

勇輝「仲喜くんが怯えていますわよ!!」

 

ヨハネ「やっぱりヨハネにはヤンデレの気質があるようね」

 

勇輝「お前が言うな」

 

ヨハネ「ところで仲喜、私にはどんなキャラが向いているの?」

 

俺「本音を言っていい?」

 

ヨハネ「怒らないから正直に言いなさい?」

 

俺「俺は…今のままの中二病キャラがいいと思う」

 

ヨハネ「それって…どういうことよ?」

 

俺「さっきまでいろいろなキャラ見ていたけど、どのキャラにも真のヨハネらしさが欠けていた。まさに演技そのもので、完全に感情がついて行けていなかった。だから…完全に自分を表現できる中二病堕天使が、ヨハネには向いていると思う」

 

ヨハネ「…ありがとう…仲喜。自分を表現できる方法っていうのは誰にでもある。私にとってはそれが中二病キャラだってことだって改めて感じさせてくれたのはリトルデーモンナメクジ。あなたのことよ。だから、あなたも一緒に…堕天しましょう♪」

 

俺「力になれたのは嬉しいけど…善子…俺はナメクジじゃない!!」

 

ヨハネ「だからヨハネよ!!」

 

全員「あははは…!!」

 

こうしてヨハネの中二病は守られたのでありました。

 

しかし、今回由美やダイヤが出ていなかったことから2人が拗ねてしまったのは言うまでもない。




次回は未定です。しかし4つのキャラ考えるの楽しかったなぁ…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。