改造人間 立花響のシンフォギア   作:一種の信者

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97話 ショッカーの魔の手 恐怖の死のツメ

 

 

 

並行世界、S.O.N.G.本部

 

「カルマノイズと怪人が融合だと!?」

「ああ、アタシ等の目の前でな」

 

クリスは並行世界の本部に戻った後、源十郎の居る指令室に来て先の戦いの報告をしていた。

そしてその中にはジャガーマンに取り付くカルマノイズも報告し、同時にモニターにもその時の映像が流れている。

 

「信じられません、カルマノイズの再生力が通常時の倍近い! それに俊敏さは元のカルマノイズを圧倒している!?」

 

モニターに映るカルマ化した怪人を見てオペレーター席を借りてコンソールを打ち込むエルフナインが思わず呟く。その他にもクリスとマリアを圧倒するジャガーマンの姿に冷や汗を流している。

更にはモニターには紫色の巨獣も映る。

 

「これが…」

「完全聖遺物…」

「ゴライアス…か…」

 

これにはエルフナインは勿論、オペレーターコンビや源十郎も唖然とする。

それほどまでに、完全聖遺物ゴライアスの姿は圧倒的でもあった。

何より、攻撃してきたカミキリキッドの攻撃にアッサリとエネルギー砲で対抗しカミキリキッドが文字通り消滅したのだ。

 

「火力はかなり高いですね」

「真正面から受ければシンフォギアといえども耐えきれるか?」

「あの馬鹿なら耐えられそうだけどな。 早々、そういやあの馬鹿の事だけど…」

 

そこでクリスは響の事を聞こうとして口を開く。

 

「あの馬鹿をアタシ等の下に寄越した…とか無いよな?」

「? 響くんの事か、彼女はリハビリも兼ねて先程出現したノイズを対峙しに行ったが…「たっだいま~!!」ほら戻ってきた」

 

源十郎が話してる途中に指令室の扉が開き響と未来が入ってきた。

それを見て少し驚いたクリスだが、

 

「っとなると、アイツはやっぱり違うのか」

「アイツ?」

「あ、クリスちゃんお帰り~! 何の話?」

 

クリスが話してる内容に興味を持った響が話しかける。

少し考えたクリスは友里あおいにある映像を出してくれと頼む。

 

「なっ!?」

「えっ!?」

「響と響!?」

「わたしが二人!?」

 

モニターには傷だらけの横たわる響と守るように響の体を支える響の姿が映っている。

一人は、ほぼこの世界の立花響と同じシンフォギアを纏い。もう一人はボロボロのインナーの姿だがインナーからでも分かる、この響もこの世界と同じガングニールのシンフォギアを纏う響だ。

 

「向こうのワタシって双子!?」

「いや、向こうのオッサンたちが調べても双子だった記録はなかったそうだ。 それこそ両親や生まれた病院に行って調べてきたらしい」

 

クリスの返答に残念そうにする響。響も一人っ子ということで弟や妹が欲しい時はあったのだろう。

そして、皆がまたモニターに目線を向ける。

 

「じゃあ…このもう一人のワタシは…誰?」

「双子でもない、だからといって赤の他人にしては似すぎてる」

「それが分かれば苦労はしないんだがなぁ~、アタシも報告が終わり次第マリアと合流しないとな」

 

そう言うとクリスはギャラルホルンのある元倉庫へと向かいこの場はお開きする。

源十郎たちはモニターの映像からカルマノイズと怪人の融合から完全聖遺物のデータ取り、響と未来は休憩の為談話室へと向かった。

 

「一瞬、ワタシが双子かと思ったんだけどな…未来、お姉ちゃんって言われるの憧れない?」

「響は偶に弟か妹が居ればって言ってたよね。 私も響の弟か妹がいれば見たい気はするけど…」

 

未来は響と幼馴染であり腐れ縁だ、響が兄弟を欲しがった話なんて耳にタコが出来るほど聞いたこともある。

聞かされる度、未来はどう反応していいか分からず苦笑いを浮かべる事が多かったが。

確かに響に弟か妹が居れば見てみたい気持ちはある。しかし、そうなった場合、響といれる時間が減るのではと懸念に思う。 痛し痒しという奴だ。

 

「でも響そっくりの弟か…いいかも 響と義理の姉妹か…(ボソッ」

「何が?」

 

未来の最後の言葉が聞こえなかった響は聞き返そうとするが、未来は「な~んでも♪」と言って先に進んでいった。

その姿に頭に?が生えた響だが直ぐに未来の後を追う。

 

 

 

 

 

 

 

 

=???=

 

薄暗い部屋、お世辞にも清潔とは言い辛い部屋の中で何人もの人間が蠢いている。

その者たちの顔は黒いマスクを被っておりショッカーの戦闘員だということが分かる。

だが、その中には白いマスクを被った戦闘員、いやショッカーの科学陣が居り目の前に妙な機械が見えそのどれもが不気味に点滅している。

 

その機械は妙としか言えず両手や両足部分には固定する金属片があり、頭部に位置する場所には頭をスッポリ被える金属のお椀らしきものがある。

 

そして、その機械に誰かが座らされてる事だ。

 

「あ…ア…ああ…」

 

「さあ、答えろ()()()()()()()()()()()()()()よ。 お前が何処からきて何をしに来たのか?」

 

顔の上半分は見えないが、座らされているのはマリアだった。マリアの頭を覆う金属片からもマリアの髪の色である薄ピンクのが垂れている。

 

ギラーコオロギに洗脳されたマリアはショッカーのアジトの一つに連れて行かれ尋問とは名ばかりの拷問のような事をされていたのだ。

 

「ワタシは…わたし達は…並行世界に…異変を感じて…それを…解決する…為に…」

 

マリアの口から返答への答えが出るが、その声からして随分と憔悴している。

既に同じ質問を何回も聞かれ精神が摩耗しているからだ。それと同時に何度も自己紹介をさせられ軽いゲシュタルト崩壊を起こしつつもマリアの口から出る言葉はしっかり書類に書かれる。

 

 

 

 

 

「それで、これがマリアの答えた言葉か」

「イーッ!」

 

マリアの口から出た情報は直ぐに地獄大使へと送られた。

何枚かの書類に目を通し口の端を吊り上げる。

 

「こちらの所有してるマリアの細胞とも100%一致とはな、面白い! ギャラルホルン、北欧神話の笛が…度々名は聞いていた並行世界に渡る装置となるか。 実験の結果は? 」

「イーッ! 何体かの怪人が試しましたが、例の歪みに変化はありませんでした!」

 

マリアの口からギャラルホルンの情報を引き出したショッカー科学陣は試しに、響から作り出したショッカーガングニールを埋め込んだ怪人を使いギャラルホルンのの門を開けようと試みたが怪人たちではうんともすんとも言わなかった。

 

「怪人たちでは反応すらしないか、ギャラルホルンが起動するのはシンフォギア装者だけか…単純に聖遺物としての力が足りんのか…」

 

自分たちではギャラルホルンの門が反応しない事を疑問に思う地獄大使。

いくらガングニールの聖遺物を手に入れたとて、オリジナルの響に比べれば脆弱のモドキだ。それだけではギャラルホルンが起動しないだけかもしれない。

 

「こうなればマリアを改造人間にして脳改造を施して向こうに送った方がいいか…動物園でイキのいいミーアキャットを手に入れていたな…それで…」

「イーッ! 報告、見張っていた戦闘員より雪音クリスが並行世界より来たとの事です!!」

「チッ! 想定よりも早いっ!!」

 

戦闘員の報告より想定よりも早くクリスが戻ってきた事に歯噛みする地獄大使。

戻った以上、クリスがマリアが行方不明になっている事には直ぐに気付く。そうなれば必然的にクリスの来た並行世界にもマリアが行方不明だという情報が伝わってしまう。

そうなれば、仮にマリアを脳改造して潜入させても怪しまれ作戦は失敗、マリアが拘束されるかも知れない。

 

「マリアを改造人間にするのには最低一週間はいる。 改造する余裕はないか…ん?」

 

クリスの想定外の早期の行動に策を練る地獄大使だが、ふと部屋の外の通路から運ばれる物を見る。

そして、ある作戦を思いついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあっ!? 昨日からマリアが行方不明だと!」

 

元の世界から再び並行世界に戻ったクリスだが、戻って最初に聞かされたのはクリスと別行動をとったマリアが行方不明になった情報だった。

 

「突然無線が繋がらず、戻ってこない事でエージェントたちを向かわせたが廃工場には影も形も無かったんだ…」

「…クソッ!」

 

源十郎の言葉にクリスは指令室の壁を殴る。

油断はしていたつもりはない、それでもほんの僅かな時間、別行動をしてる間にショッカーにしてやられた。

 

「どうする…一旦また戻って応援を呼ぶか…アタシはどうすれば…」

 

マリアが行方不明、翼は入院しこの世界の特異災害対策起動部二課の戦力は激減した。

未だに響の行方も掴めてない以上、戦力不足だと考え元の世界に戻って応援を頼むべきかと考えるクリス。

ここまで関わった以上、この世界の特異災害対策起動部二課を捨てる気になれず、何よりマリアの捜索もしなければならない。

 

「…! 指令、繁華街付近で暴動が起きました! 止めに入った警官も暴動に参加して手に負えないそうです! 更に、周辺には怪物が飛んだという情報も…」

「!? アタシが行く!」

 

特異災害対策起動部二課に突如、緊急の通信が起こり友里あおいが対応すると、ビルの繁華街で暴動がおこったという報告が入る。

そして、目撃されたという化け物の話を聞いたクリスは現場に急行した。

 

━━━化け物の正体は十中八九ショッカーの怪人だ! ふん捕まえてマリアの居場所を吐かせる!!

 

マリアの行方不明にはショッカーが関わってると見たクリスは目撃された怪物を捕獲するつもりでいた。

ショッカーが何を企んでるかは知らないが、今はマリアの奪還を優先する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスがマリアの行方不明を知る数分前、

 

繁華街では何時も通りの日常が過ぎていた。

特に大型交差点では時間帯もあり多くの学生やサラリーマンが行きかっている。

 

「ねえ聞いた」

「何々?」

 

「まじよ、アイツ二股しててよ」

「マジィ? 超サイテー」

 

「昨日のアニメが永田町の事件で潰れて鬱…」

「アンタ、アニメ以外見たら…」

 

それぞれがそれぞれ別の話をし交差点を行き交う。

先日に起きた永田町の事件も彼らからしたら他人事、ただでさえノイズという国連で認定された特異災害が起きる世界だ。冷たいと思うかも知れないが、自分たちの実に降りかからねばいいと日常を過ごしている。

 

そんな誰もが往来する交差点だが、今日は如何にも様子が違った。

 

「うおおお!!」

「何だよ!?」

 

一部の人間の悲鳴に誰もが声のした方を見る。

すると、赤信号で止まる車の群から無理やり車と車の間を通り、交差点に迫るバスが来た。

 

「暴走バス!?」

「ヤバい、避けろ避けろ!」

「凄い、アニメみたい!!」

「そんなこと言ってる場合!?」

 

通行人は右往左往しながらも何とか逃げ出しバスに轢かれた者は居ない。何より交差点に突っ込んできた時点でバスも速度を落とし徐行に近いスピードでもあった。

一時的にパニックになっていた通行人たちもバスが止まったことに安堵すると共に沸々と怒りの感情が沸き上がる。

 

「運転手、出てこい!!」

「何処の会社だ!」

「危うく轢かれかけたぞ!」

「怪我しちまったじゃねえか!!」

 

バスを取り囲み口々に文句を言ったりバスを叩いたりする通行人たち。

交差点は完全にパニックのような騒がしさになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと、何が如何なってるのよ!」

 

一方、バスに乗っていた乗客たちも困惑していた。

バスに乗りなれた客は何時も通りの走行だと思い、滅多に乗らない客も突然の暴走のような運転に度肝を抜かれている。

 

「おい、テメエどういうつもりだ! 目的地も全然違うじゃねえか!」

 

すると、ガラの悪い男が席から立ち上がり運転席に座る運転手に向かって歩く。

男としては何時も通り、パチンコをした後にラーメンを食べに行く予定だったが今回の事で腹が立っていた。

 

「…お前たちの終着点は此処だ」

 

「あっ!? 何だとテメエッ!」

 

しかし、思いもよらない言葉が運転手からもたらされた事に男も意味が分からない。

そのまま運転手に掴みかかろうとした時、

 

「お前たちには俺の死のツメで騒動を起こして貰う。 ギィィィラァァァァァ!!」

 

立ち上がり乗客たちに不気味な笑みを見せた運転手の姿が一気に変わりマリアを浚ったギラーコオロギになる。

 

「うわあああああああ!!」

「きゃあああああっ!!」

「化け物だ!?」

 

これにはガラの悪い男どころか他の乗客たちも悲鳴を上げる。

正体を現したギラーコオロギの視線が尻もちをついたガラの悪い男に向かう。

 

「ギィィィラァァァァァッ!! お前でいいか…」

 

「や…止めろ! 来るな!!」

 

ギラーコオロギの特徴的な赤い爪をした手が男に向かい、興奮した男は護身用として持っていた折り畳み式のナイフを取り出し脅すが、ナイフ程度でビビる程ショッカーの怪人は甘くない。

ならばとギラーコオロギの腕に突き刺そうとするが、腕に当たった瞬間、ナイフが折れ曲がる。

 

「ひゃっ!?」

 

「そんな安物のナイフで俺さまを倒せる訳ないだろう! ギィィィラァァァァァッ!!」

 

ギラーコオロギは男に見せつけるように自身の血のように赤い爪を見せ、その爪を男の首に突き立てる。

 

「うわあああああああっ!!」

 

爪を突き立てられた男は悲鳴を上げると共に倒れグッタリとする。

他の乗客は一瞬に何が起こったのか理解出来なかったが口々に悲鳴を上げる。

 

「いやああああああああああっ!!」

「人殺しっ!」

「誰か助けてくれっ!!」

 

「黙って見ていろ! もうすぐ面白いものが見れるぞ」

 

半ばパニックになる乗客たちだがギラーコオロギは涼しそうに言う。

そして、間もなく男は立ち上がるが、その両手にはギラーコオロギと同じ赤い爪が生え目元は薄い紫色をしていた。

 

「おい君、大丈夫か…!?」

 

「ギーッ!」

 

青年の一人が倒れていた男に近づき大丈夫か聞いたが帰ってきたのは鳴き声に近い声と首に鋭い痛みだった。

ガラの悪い男が赤い爪で青年に首を刺したのだ。

 

「ギィィィラァァァァァッ!! これでもう俺様が手を下す事は無い」

 

ギラーコオロギが笑いながら言うと、青年も倒れた後に手から赤い爪を出して他の乗客を襲う。

それはまさにゾンビ映画のようにも見えた。

 

 

 

 

 

バスを取り囲む群衆。

遂には空き缶や石が投げられ、群衆のボルテージが上がっている。

 

「早く出て来いっ!!」

「何時までも止まってんじゃねえよっ!!」

「走行の邪魔よっ!」

 

遂には通行人だけでなく車のドライバーたちも出てきて文句を言う。信号が変わってもバスが邪魔をいてる上に轢かれかけて通行人も道路に出ているためだ。

一部の通行人が警察に通報するが、先の永田町の事件で殉職者を出した事で警察も直ぐに現場に来られず、その場を仕切る者は誰もない。

だからこそ、その後のパニックは大きくなった。

 

ガシャンッ! という音と共にバスのドアが開き乗客が降りていく。

 

「運転手は何処だ!?」

「オイあんた、バスの運転手はまだ中か!」

 

取り囲んでいた群衆の何人かが乗客たちに近づき運転手の行方を聞く。あれだけの危険運転をしたのだ、警察に引き渡す前に一発殴らなければ気が済まなかった。

しかし、質問された乗客たちは返事をせず、顔色がお世辞にも良いとは言えない表情で見ていた。

 

「? 大丈夫? 救急車でも「ギーッ!」 !?」

 

流石に乗客の顔色に気付いた女性の一人が救急車を呼ぶかと聞こうとしたがそれよりも早く乗客は女性に赤い爪を突き立てる。

それを皮切りに降りてきた乗客が一斉に野次馬たちに爪を突き立てる。

 

結果は更なるパニックに陥る。

赤い爪を突き立てられた人間は倒れたり苦しんだ後に赤い爪が生え別の人間を襲いだす。

 

「ギーッ!」「ギーッ!」「ギーッッ!」

 

赤い爪をした人間はネズミ算の如く増えていく。

交差点は逃げ惑う人と追う赤い爪の人で混沌として被害は徐々に広がっていく。

 

「ギィィィラァァァァァッ!! これで俺の任務は完了した。 早く、雪音クリスや立花響と戦いたいものだ!」

 

パニックとなった交差点の見てそう言いのけるギラーコオロギ。

用は済んだとばかりにその場でジャンプして背中の羽でこの場を離れる。

 

その後、警官隊が騒ぎを鎮静化させようとしたが赤い爪の前に次々と仲間となり、自衛隊やクリス、少し離れた場所では響たちが暴徒化した赤い爪の市民たちを鎮圧する事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

並行世界、 S.O.N.G.本部

 

『…っという訳でノイズの殲滅は完了しました。 本部に戻ります』

『こっちも終わったデス』

 

通信機から二人の少女の声がする。翼と切歌だ。

二人とも別の場所で現れたノイズの殲滅を任務とし丁度終わったところだった。

指令である源十郎もその報告を受け頷くと通信が切れる。

 

「ノイズの出現頻度はそれなりに上がっているな…」

「やはり、並行世界の影響が…」

 

完全聖遺物 ギャラルホルンの力で並行世界と行き来出来るがその分、並行世界のノイズが此方に来るようになった。いい加減、慣れたS.O.N.G.の職員やシンフォギア装者たちだが、あまり気が休まらない。

一名を除き、未成年を酷使している現状に不満が無いわけではない。

しかし、それでも世界を守るためには仕方ないと割り切る大人たちがせめてものサポートとして立ち回っている。

 

「ん? 指令、ギャラルホルンに反応です!」

「何だと?」

 

その時、オペレーターの藤尭朔也がギャラルホルンが起動した事を伝える。

それを聞いて少し考える源十郎。

 

「そう言えば幾つかの世界での定時連絡の時期だな、それかも知れん」

 

既に幾つもの世界に渡った結果、現地のシンフォギア装者とも繋がり定期的にお互いがそれぞれの世界に行き「何か問題が起こってないか?」という連絡をし合っている。

だから、もしかして向こうの装者が来たのかもと思い油断した。

 

 

 

 

 

「此処が…わたし…たちの…世界です…」

「そうか、ご苦労」

 

その頃、ギャラルホルンを安置している元倉庫に二人の人影がある。

二人ともシンフォギアを纏い、一人はアガートラームのギアを纏ってマリア。もう一人はガングニールのギアを纏った響だ。

尤も、マリアの目は虚ろで響の腹部には鷲と地球のレリーフが彫られた奇妙な金色のベルトをしていたが。

 

その日、S.O.N.G.本部に侵入者が現れた。

 

 

 

 

 

 




S.O.N.G.本部にショッカー響が侵入する話。
クリスへの囮兼足止めの為にギラーコオロギが死のツメで陽動しています。

因みにギラーコオロギ自体、劇中でも「早く仮面ライダーと戦わせてくれ」と言う程好戦的です。

そして、並行世界の東京の交差点で死のツメによるパニック。
原作設定どおり三日立つと感染者は死にます。



たぶん今年度最後の投下と思います。
読んでくださった皆さん、良いお年を。
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