XDのシナリオで切歌がゴキブリがダメらしくギアを纏って駆除しようとしていたくらいか?
ショッカー響たちが倒された事は、ショッカーアジトの近海に待機していた特異災害対策機動二課本部にも伝わった。
喜ぶ者や安心した者なども居るが、一部は立花響とマリアと同じ姿の少女が爆死する場面を見て落ち込む者も居た。
「…酷いわね」
オペレーター席に座る友里あおいもその一部だった。
敵とは言え、協力者である立花響やマリアと同じ姿の敵が本物のシンフォギア装者が戦う姿は見てる方も辛いものがある。
ましてや爆死する場面も特にである。
「仕方ないよ、放置も出来ないし。ショッカーにとっては、これも狙いなんだろうな…」
友里あおいと同じオペレーター席に座る藤尭朔也が慰めるように言う。
人の心を持たないショッカーはあらゆる嫌がらせもするだろう。ショッカー響たちもその一つだと判断する程に。
反面、響を始めとしたシンフォギア装者は人類守護もありお人よしが多い。残虐なショッカーとはあまりにも対照的だ。
だからこそ、友里あおいは響たちがショッカー響を倒した事を素直に喜べないのだ。そんなあおいを横目に藤尭朔也はコンソールを弄る。
「それにしても今までにない程のフォニックゲインが高まってるな…ん? これは…」
ショッカー響とシンフォギア装者の戦いでアジト付近には異様な程のフォニックゲインが蓄積している。
ある意味、シンフォギア装者にとって戦いやすくなったとも言えるが、何か違和感を感じた。
直後に、本部の計器が反応する。
その頃、地獄大使と対峙する響を始めとしたシンフォギア装者たち。
アームドギアである武器を持ち数でも勝る彼女たちだが、地獄大使の放つ気迫に背筋に汗が流れる。
クリスやマリアとしても、今まで色々な敵を相手にしてきたが、此処までの気迫を感じるのは久しぶりに感じる。
「…いい加減、正体を見せたら?地獄大使」
異様な雰囲気によって沈黙が辺りを支配していたが、響がそれを破る。
「正体?」
「あれが正体じゃないのか?」
響の言葉に他のシンフォギア装者たちがざわつく。
この世界の翼や並行世界のクリスたちは知らないが、響は過去の大幹部であるゾル大佐と死神博士の怪人体を見ている。
恐らくは地獄大使もと考え「正体」と口にしたが事情を知らないクリス達が頭「?」になっているのを見て説明していない事を思い出した。
尤も、クリス達のそんな反応を見ようがにやけ面の地獄大使の態度は変わらなかった。
「いいだろう、冥土への土産に見せてやる。目を見開いてよく見るがいいショッカーの大幹部、地獄大使!しかしてその実態は!ガラ~!!」
「「「「!?」」」」
地獄大使の姿が一瞬にして頭部の横にトサカのような物が生え、爬虫類のような頭部にいくつもの鱗、体にも鱗が生え肩と肘部分に長い棘。そして口から覗く舌の先が二つに分かれてる。
「地獄大使が怪人の姿に!?」
「地獄大使も改造人間だった!?」
「ホテルの襲撃時のシルエットに酷似している…」
「砂漠の毒蛇、ガラガラヘビの改造人間。その名もガラガランダ!あの世に逝っても忘れるな!!」
地獄大使の正体、それは毒蛇の中でも特に有名なガラガラヘビの改造人間、ガラガランダだったのだ。
ガラガランダになった地獄大使は自身のマントを外して空に投げる。
投げられたマントは暫く漂った後に地面につく。その姿にシンフォギア装者たちの背筋に一筋の冷や汗が流れた。
更には、ガラガランダの口から出た舌が蛇特有の動きに背筋にサブいぼまで出来る。
「怪人だからって何だ、こっちは7人いんだ!」
「…ええ、数では圧倒的有利な筈…通信?」
ガラガランダの放つ威圧感を払拭しようとクリスが声を荒げる。クリスの言う通り、今この場に居るのは怪人であるガラガランダのみに対し自分たちシンフォギア装者は7人。
今までショッカーには数で押されていたが今は数的にも自分たちが有利だと言うクリス。
マリアもその考えに同意しているが、大幹部である地獄大使の余裕な態度に引っかかりがあった。
そして、丁度その時、島の周りの海で待機していた特異災害対策機動二課から通信が来た。
『気を付けて、あの時の…カルマノイズの反応がその島から!!』
「は?」
「え?」
通信機から友里あおいの声が響く。その内容にクリスやマリアは最初意味が分からず、奏や未来は信じられないといった表情をし、二人の響は状況がよくわからないといった表情だ。
「ククク、来たか」
唯一、ガラガランダが意味深に呟く。瞬間、ガラガランダとシンフォギア装者たちの狭間部分に黒い靄の物が現れ一つに集まる。
此処に来て、やっとクリスたちも現状を確認した。
「さ、最悪だ!アイツは二体いたのか!?」
「だからって、何でこんな時に…! まさか偽物の立花響の時の…」
「何アレ?」
「さあ?」
クリス達の反応と対照的に二人の響は突然現れた黒いノイズに戸惑う。
ショッカーの製造したショッカーノイズに乗ているが人型ではなくタコ型で当然ショッカーベルトもない。
そうこうしてる内にカルマノイズは完全な姿になり、クリスが先制攻撃とばかりにアームドギアをガトリング砲を構えた。
しかし、クリスより早く動く者がいた。
「ガァラァァーーーーッ!!」
「はつ!?」
ガラガランダの行動にクリスは度肝を抜かれた。
ガラガランダの右腕の鞭状の腕を伸ばし、カルマノイズを縛り上げると一気に引き寄せ大きく口を開けた。
「待って居たぞ、この時をな!!」
「何をする気だ、地獄大使!」
いきなりの事で呆然とするクリスたち。
その間にもガラガランダの鞭に囚われたカルマノイズはそのまま引き寄せられガラガランダの口に接触する。
カルマノイズ自体、タコ型の奴でデカい筈なのにガラガランダは苦ともせずカルマノイズの飲み込んでいく。カルマノイズも暴れるが少しずつガラガランダの口内に吸い込まれていく。
「く…食ってやがる…」
「あんなデカいのが飲み込めるのかよ」
「確か、蛇は大きな獲物でも顎の骨を外して飲み込めるらしいけど…」
多少の蛇の知識を持つマリアとしても、目の前の光景が異常だという事はわかる。
カルマノイズのタコ型とはいえ、2~3メートルはある筈の体積がガラガランダの口の中に入っていくのだ。あまりに豪快さにクリス達は愚か響すら動けない。
そして、ガラガランダが完全にカルマノイズを飲み込んだ。
「ガァラァァーーーー!!!!」
直後、眼を見開いたガラガランダが雄叫びを上げる。それと同時にガラガランダの体つきも急激に膨張するように膨れ上がり腕や脚、体に血管が浮かぶと同時に筋肉が増大していく。
同時に、シンフォギア装者たちに放つ殺気も増大していた。
「…アイツ、まさかジャガーマンみたいに!?」
「何か分かったんですか!?」
マリアの反応に響が気付く。そして、マリアは淡々と答える。
ガラガランダこと地獄大使は永田町でのカルマノイズがジャガーマンに憑りつきパワーアップしていたのを見て自身もカルマノイズを使いパワーを得る気でいると言う。
「だからって喰らうんですか!?」
「…古の戦士は倒した相手の血肉を喰らって相手の力を吸収したなんて与太話があるが…」
「あの地獄野郎、それ狙いかよ!」
奏の昔聞いた雑学を聞いたクリスは両手に持つガトリング砲と腰から小型ミサイルを出しガラガランダに向け放つ。
このままガラガランダの変化が終るまで待つのは危険だと今までの経験で嫌でも感じたクリス。
クリスの攻撃は全てガラガランダに命中し辺りに砂ぼこりが漂う。
ガトリング砲の銃身から煙が出て肩で息をするクリス。
並みの敵ならこの攻撃でノックアウト出来るが、辺りには未だに重い空気が流れている。
「この感じ…平気そうだなもう一…!?」
クリスが追い打ちをかけようともう一度ガトリング砲を向けようとした時、煙から何かが延びると同時に横っ腹に衝撃が走た。
「クリスちゃん!?」
「クリス!?」
突然吹っ飛んだように見えた響たちが倒れたクリスに近寄りマリアが介抱する。
一瞬、何が起こったか分からなかったが直ぐにガラガランダの攻撃だと気付き煙の方を見る。
「ガァラァァーーーーッ!遊びは終わりだ、ゴミども!俺様の実力を見せてやる!」
煙が晴れ其処に居たのは、元のガラガランダ比べ色が黒く体格もカルマノイズを喰らう前の1.2倍の大きさとなっている。
咄嗟に響たちが動こうとするとガラガランダは腕を振るい、一瞬で右腕の鞭が延び火花と共に響たちの腹部を殴りつける。
「うわあああっ!」
「…グッ!?」
「は、早い!」
響たちを吹き飛ばした鞭さばきに奏が呟く。
ガラガランダを飲み込んでパワーを上げた力は彼女たちからしても想定以上のようだ。
その力はカルマノイズの憑りつかれたジャガーマンを圧倒しておりシンフォギア装者に襲い掛かる。
「ガァラァァーーーーッ!」
「クッ、重い!」
奏はガラガランダの蹴りをガングニールの槍で受け止める。
しかし、一見そこま力が入ってるように見えない蹴りだが、防御する奏の腕を痺れさせる程の威力があった。
「奏ーっ!」
そこへ翼が奏の援護をしようとアームドギアの剣でガラガランダに切りかかるが、翼の剣はガラガランダの体に弾かれる。
翼の想像以上に固かった。
逆に、ガラガランダの振り向きざまの鞭を喰らい地面へと倒れる。
「翼ッ!?」
「翼さん!」
マリアと未来が翼を助けようとするが、わざわざ見逃すほどガラガランダも甘くない。
マリアの出した蛇腹剣を左腕で掴み取り、右腕の鞭で鞭で未来の足を絡めとる。
必死に引っ張るマリアだが、片腕のガラガランダの力にはビクともせず、逆に鞭で絡めとった未来をマリアにぶつけた。
「キャアッ!?」
未来の悲鳴が短く出た。
何とかマリアが抱きとめ未来にはほぼダメージは無いが、クッション役だったマリアには幾分かのダメージがあった。
「未来ッ!?」
「…よくも未来を…」
ガラガランダの背後から、腕のジャッキを引っ張った響とヒビキが腰のブースターで一気に近づく。
まだ、マリアたちを相手にした後で防御が間に合わないと考えてだ。
しかし、二人の拳は虚しく空を切る。
「え?」
「…消えた?」
ついさっきまで居た筈のガラガランダの姿が消えていたのだ。
二人の響はお互いの背後をカバーしつつ周囲に目線を向ける。しかし、響たちの目にはガラガランダの姿が捉えられなかった。
「上だ、バカッ!」
その時、クリスの発言に二人の響の視線は自分たちの上に向く。
二人が上を見上げると、何かが回転して落ちてくるのが分かった。
目を凝らして見れば、その正体がガラガランダの両脚だと判明する。しかし、正体が分かっても咄嗟に反応できず、二人の居る場所にガラガランダの体ごと回転してる足が目の前に落ちた。
その衝撃に辺りに砂ぼこりが舞う。
「ゴホッ!ゴホッ!地獄大使は何処に…!?」
少し砂ぼこりを吸った響が口元を押さえ咳をしつつ降りたガラガランダの姿を探す。
砂ぼこりで見え難いが響の目ならこの状態でも直ぐに分かる筈だと思った響だが、肩に激痛が走った。
直後に、一陣の風が吹き砂ぼこりを吹き飛ばすと痛いの正体が分かった。
ガラガランダの鋭い牙が自身の肩を突き刺さっているのだ。
「あああ……あああ…!」
「ん?何だ、同郷の方か。残念だ」
ガラガランダは噛み付いた響が自分たちの世界の響だと気付き残念そうに言うが噛み付いてる肩を放そうとはしなかった。
寧ろ、ガラガランダは顎に力を入れ響の肩の人口皮膚は食い破り、人工筋肉や特殊合金の骨を砕く。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァッ…!!」
「響ッ!?」
「オイっ!!」
響の悲鳴が辺りに響く。
尋常ならざる悲鳴に倒れていたシンフォギア装者たちも起き出し響の方を見る。
其処には、響の肩を肉部分を食いちぎるガラガランダの姿が。
クリスがアームドギアのボーガンでガラガランダの頭部に矢を放つが、ボーガンの矢では大したダメージは無く一度食いちぎった響の肩にもう一度齧り付く。
響の悲鳴が再び木霊する。
その時、ガラガランダの背中に拳が突き刺さる。ヒビキの拳だ。
「もう一人のワタシを放せ!!」
「響ッ!!」
更に援護として未来が神獣鏡のビームでガラガランダの背中を攻撃する。
カルマノイズを食ったとはいえ、改造人間であるガラガランダにはほぼ効果が無いが鬱陶しいのは変わらない。
掴んでいた響を捨てると牙を剥き出しにヒビキと未来に襲い掛かる。
「おい、しっかりしろ!」
「…かなり深く嚙み千切られてるぞ。それにこの体つきは…」
解放された響にクリスと奏が近寄り傷の具合を確かめる。
響の肩は金属片や千切れたケーブルが火花を上げ、かなりの重症だという事が分かる。
医療知識はそれなりにあるが、響の体を治療しようにもやり方が人間と同じでいいのか悩む。
「へいき…へっちゃら…私の事に…構わず…地獄大使を。…ウッ!」
「! 馬鹿、喋んな!」
「…取り敢えず傷は押さえた方がいいね」
響の強がりにクリスは強がるなと言い返す。
奏は取り敢えず傷口を押さえ包帯で縛る事にした。この時、奏たちは気付かなかったが響の人工筋肉も骨の役割をしていた特殊合金も既に再生が始まっていた。
尤も、再生してるとはいえ痛みはどうしようもなく響が動くことは出来ない。
「うわあああああああッ!」
「キャアアアアッ!!」
「ガァラァァーーーーッ!」
その時、クリス達の背後から仲間たちの悲鳴とガラガランダの雄叫びが響いた。
クリスと奏が視線を向けると翼の振りかぶった大型の剣を殴り壊すガラガランダの姿。
他にも、地面にはヒビキや未来が倒れマリアが肩を押さえて座り込んでいる。
どちらのシンフォギアやインナーもボロボロの状態になり苦戦を窺えた。
「なんて強さだ!ジャガーマンの頃の不安定さがまるでない!」
「こうなったらアタシ等も行くぞ!」
目を瞑る響を地面に横たえクリスたちもガラガランダへの攻撃に入る。
その間、響は少し意識を失ってしまう。
「…はっ!?地獄大使はッ!?」
時間にすれば数分もせずに響は意識を取り戻し体を起こす。
奏に撒かれた包帯の下の肩も大分回復しなんとか戦えるレベルだ。
それでも痛みを感じたのか響は目を細め肩を手で触る。
そして、視線を戻すと
「!?」
響は愕然とした。
ガラガランダの左腕がクリスの首を掴み、右手の鞭状の腕がマリアの体に巻き付き宙に浮いている。
「クリスちゃん!マリアさん!…!皆…」
響がクリスとマリアの名を叫ぶ。直後にガラガランダの周りに倒れるヒビキや未来たちの姿がある事に気付いた。
僅かな間、響が気を失ってる間にガラガランダは響以外のシンフォギア装者を倒していた。尤も止めは刺さず皆息をしていたが、それもガラガランダの意思一つで終わる。
「ガァラァァーーーーッ!目が覚めたか、立花響。もうお前しか残ってないようだな」
響の声にガラガランダが反応する。
響に見せつける様にクリスとマリアを締め上げ二人の口から短く小さい悲鳴が漏れた。
「クリスちゃんとマリアさんを放せ、地獄大使!」
「誰が放すかマヌケ。お前たちは今日ここで死ぬのだ。ショッカーに逆らった事を後悔してな!」
響が二人を解放しろと言うが、当然ガラガランダは拒否する。カルマノイズを取り込みパワーアップした今が好機、シンフォギア装者たちを抹殺するチャンスなのだ。
響の言う事など聞く訳がない。
「誰も…死なせない!私が…守る!!」
「ガァラァァーーーーッ!守るだと?貴様は何も守れやしない、己の命すらなッ!!貴様以外のシンフォギア装者が死ぬ様を見て思い知るがいい!!」
響の守る発言に笑いながら言うガラガランダ。
そして、響の心を折ろうとクリスの首を握る腕とマリアを縛る鞭状の腕に力を入れる。
二人からは苦しそうな声が漏れ、倒れていた未来や翼たちがクリスとマリアの名を呼ぶ。
最早、二人の命は風前の灯火かと思えた。
「守る!…お前たちなんかに殺させない!…それが私の…シンフォギアだぁぁぁーーーーッ!!!」
響の魂の叫び。
本来なら何も起こる筈が無かった。しかし、ショッカー響たちとの歌合戦によりこの場にはフォニックゲインが満ち溢れている。
そして、奇跡は起こった。
「ヌッ!?」
ガラガランダが掴んでいた腕や鞭に衝撃が走ると共に弾かれ二人を解放。
さらには倒れていた未来や翼たちも立ち上がる。
同時に、空に立ち上る赤、黄色、青、といったエネルギーが空に立ち上りシンフォギア装者の胸部付近に金色に輝く光。
そして、全員が空へと飛んだ。
「これが私たちの…シンフォギアアアァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
響の叫びにシンフォギアが答えたのか。
皆のシンフォギアはより輝き、響の背中から翼のような物が生え、響だけでなく他の装者たちにも翼らしき物が生えた。
「これは…!?」
「エクスドライブ…」
「なにこれ?」
ヒビキが自身のエクスドライブしたシンフォギアに戸惑う。ガラガランダにより圧倒的力で絶体絶命だったさっきまでに比べ力が溢れてくる感覚がする。
口には出さないが翼も同じであり、奏と未来が少しだけ笑顔を浮かべてそれを見守る。
「…マジかよ、フィーネの時の再現みたいだ」
「この土壇場でエクスドライブなんてね。…どうやらあの立花響は完全に本物のようね」
一方、クリスとマリアはこの土壇場でのエクスドライブに驚き、それのきっかけが並行世界からこの世界に来た響だという事でもう一度驚く。
マリアはこれで「あの響」も本物の立花響だと確信しクリスも頷く。
「後で謝った方が良いんじゃない?」
「ああ、謝るさ。その前に一仕事だ!」
マリアの発言にクリスも頷く。
クリスとて響に発した暴言の事は忘れていない。頭に血が上っていたのは確かだが言い過ぎたとも思っている。
しかし、今は謝るのは後回しだと考え視線を下に向ける。
其処には、牙を剥き出しに口から涎を垂らし獲物を見るかのような目をしたガラガランダがいる。
「形勢逆転だな、地獄野郎!!」
正体を現しガラガランダとなった地獄大使の実力に次々と倒れるシンフォギア装者たち。
カルマノイズを取り込んだガラガランダの実力の前に響の怒りが爆発しシンフォギアをエクスドライブにする事に成功した響。
今、響たちの反撃が始まるのか!
NGシーン
響「いい加減、正体を見せたら?地獄大使」
地獄大使「いいだろう、ワシの正体を見せてやる」
マリア「何か取り出した?」
翼「水の入ったコップか?」
地獄大使「…ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ…」
奏「うがいし出したぞ」
ヒビキ「…長くない?」
地獄大使「ガラガラガラガラガラガラ…知らんのか?ガラガラガラガラガラガラ…平成のある映画作品で…ガラガラガラガラガラガラ…ワシの変身するシーンが…ガラガラガラガラガラガラ…うがいをして怪人体になるのを…ガラガラ…ワシも直ぐに変身してお前たちを…ガラガラガヴァ!!」
未来「あ、むせた」
奏「普通に汚ねえ」
響「うがいしながら喋るから」
地獄大使「やかましい! ゴホッゴホッゴホッゴホッグェッ!!ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ!!…もう一回」
クリス「無茶すんなよ、年なんだからな」
一度は敵に言わせたい。
「貴様は何も守れない!」と言う言葉を。お約束ですね。
皆さん、知ってるでしょうか?
元ネタである翳り裂く閃光にはカルマノイズが二体居る事を。
一体は平行世界の風鳴翼が絶唱で倒し、もう一体は並行世界の立花響に取り付いた後に未来が浄化した奴です。
カルマノイズをパワーアップアイテムにしたショッカー。
破壊衝動とか、ショッカーには関係なさそうだからね。
因みに地獄大使の狙いはショッカー響たちやシンフォギア装者たちがフォニックゲインを高めてカルマノイズを誘い出す事です。
仮にショッカー響たちが勝って響たちの抹殺に成功した場合、誘い出したカルマノイズを捕獲して暫し身を隠してました。
ガラガランダがカルマノイズを飲み込む姿は仮面ライダーSPIRITSのジェネラルシャドウが暗闇大使に見せて幻覚のオマージュです。
そして、今まで切り傷や打撲程度の負傷だった響の肩が噛み千切られる負傷。(背中に溶解液を浴びたことあるけど)
シンフォギアって響たちが其処まで大怪我負った事ってあったっけ?っと思ってたらGでネフィリムに片腕食われてたわ。直ぐ再生したけど。
次回、翳り裂く閃光編最終回。響たちの運命やいかに…。