たぶん、コイツ等だけで良いんじゃないかな…ノイズも殴れた筈。
ストーリーの為にXDでのイベントを読み返すけど…目が滑ってツライっ!
フルボイスだったら…フルボイスだったら…(尚、メモリーは考えない物とする)
全体像も見え難いから服装が分かりづらい。
=???=
「ふぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッっッっッっッッっッっッっッッっッっッっッッっッっッっ▽◆◎□■くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!「助手、うるさい」アヒンッ!?」
薄暗い部屋の中にポツンとある大き目のモニターの光が部屋内を照らす。上下に光る物が取り付けられたワープ装置のような謎の装置が目立つ。
そんな場所で、男の悲鳴とも取れない声が大絶叫が流れ耳を押さえ傍にいた少女が叫ぶ男の足を踏みつける。
それでやっと静かになった。
耳を押さえつつ、それを苦笑いで見ていたクリス。
何故、このような事になったかというと2~3分前の事だ。
「…よう、久しぶり」
「あ、クリス先輩じゃないデスか。お久しぶりデス!」
「暫くぶりねクリス先輩、モーフワールドの騒動の時以来ね」
とある、住宅の外れにある建造物。
そこの扉を開けたクリスの挨拶に室内に居た二人の少女が反応する。
一人はショートボブヘアーの黒髪に頭の上に牛乳瓶の底のような眼鏡を付けている。美少女といえる顔つきだが睨みつける様な目付きが台無しにしているがクリスを見て可愛らしい笑みを浮かべている。
もう一人は、綺麗な長い金髪の笑顔が似合う美少女だ。
二人の正体、それは並行世界の月読調と暁切歌だ。
とある事情で、一時はS・O・N・Gと敵対した事もあるが今では良き協力者でもある。
クリスもとある事件の時に協力して解決し、今ではいい関係でもある。
「それで?わざわざ何しに来たの?」
調がクリスに何しに来たのか聞く。口では嫌そうに言うが表情は頬を緩ませている、この世界の調はかなりの苦労人で悪態を言うのもポーズだけだ。
少なくともクリスはそう思っている。
調の問いにクリスは懐からマリアに渡されたメモリーチップを取り出し「兎に角、これを見てくれ」と言い手渡した。
調は手渡されたメモリーチップを様々な角度で観察する。序に言うと調の横で切歌もクリスの渡したメモリーチップを見ていた。何の変哲もないメモリーチップだと確認して満足したのか調は口を開き「来なさい、助手」と言う。
直後に、この部屋の出口とは違う扉が開く。
「なんです?…っと言うかペットを呼び出す感覚で呼ばないで下さいよ!」
文句を言いつつ入って来た一人の男性。
薄い水色がかった髪に眼鏡をかけた男性、クリスも知っている男。
名はジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス。クリスも自分たちの世界で知っている男…ウェル博士だ。…此処では助手だが。
「これの解析をお願い」
「…そういうのは自分でしてくれませんかね」
文句を言いつつ調の持つメモリーチップを受け取ったウェル。
それを見て、つくづく自分たちの知る世界のウェル博士とは別人みたいだと思うクリス。
━━━アタシ等の世界の
クリスの世界のウェル博士は既に故人だが、善人とは言いづらい。英雄願望が強すぎて手段も犠牲も無視して最終的に自分たちと敵対。
捕まった後も、一時的な協力者が来て脱獄。その後、その一時協力者に協力するが仲違いしたのか重傷を負って、最後はマリアの手伝いをして息絶えたと言う。
━━━…それにしても、並行世界でオッサンとコイツはやたらと見るな…
クリスたちS・O・N・Gがギャラルホルンで平行世界の事件に関わるようになって大分経つが、心なしか風鳴源十郎とウェル博士が多くいるのではと考える。
源十郎特異災害の指令が何人か居り好みの映画で能力が違ってる事がある。
ウェル博士に至っては、普通に科学者だったりアイドルオタクだったりとやたら印象に残っている。
そう思ってる内にメモリーの中身を確認していたウェルの冒頭の悲鳴にも似た絶叫が響いたのだ。
「それで?あの声は何!?」
痛がるウェルの反応を他所に調がジト目で「何で騒いだ?」と言う。
彼女の知るウェルは彼女の記憶であそこまで騒いだことは無い筈だ。だからこそウェルの反応が気になった。
その途端、ウェルが良い笑顔を見せ調とクリスのイライラ度が上がった。
「これを見て冷静でいられるものですか!!」
またも興奮するウェルは真ん中のモニターにクリスから渡されたメモリーチップの中身を見せる。
モニターには片腕のデータが幾つも映る。それは、S・O・N・G本部を襲撃し奏に斬られたショッカー響の腕だ。
「見てください、この部分はS・O・N・Gでは分からなかったかも知れませんが、これは人工筋肉や特殊な合金を骨代わりにした腕です、それも僕が見たことない程の高性能な義手ですよ!!僕が見る限りそれこそ現行のなんちゃっての義手を遥かに超えています!!他にも、一見骨にも見えるのは未知の合金で…本来なら……FISでも研究………彼等ですら再現のしようが…まさに生化学とロボット工学の融合……そもそも、現代の技術でも………」
「「「………」」」
ウェルのあまりのイキイキとした説明に若干引いている三人。
調も、此処まで嬉々として語るウェルは初めて見たかも知れない。
唖然とする中、ウェルは解説は暫くたって終わりクリス達は知識の津波で呆然としていた。
「…それで?もし、その人工筋肉や特殊合金使っている義手を切ちゃんの義体に付けたら?」
「僕の計算ですが、この人口筋肉だけを内蔵させても切歌さんの義体の能力は少なく見ても倍近い筈です」
性能は凄いがウェルのドヤ顔にイラっと来る調。
ついでに脛を蹴りメモリーチップを持ってきたクリスの方に視線を動かす。
「…こんなもの、一体何処で手に入れたの?」
「ああ、その事についてちゃんと説明する」
調の問いにクリスは前の世界でのショッカーとの激闘を説明する。
聞いてく内に調はげんなりした表情をし切歌とウェルは興味深そうに聞く。
「…アンタたち、またとんでもない面倒ごとに巻き込まれたみたいね…」
「世界征服を目的とした秘密結社、なんと心が躍る言葉!」
「まるで昔のアニメみたいデス!!」
━━━コイツ等…他人事だと思いやがって…
調は兎も角、ウェルと切歌のはしゃぎ様に「この野郎…」と思いつつメモリーチップ内のデータを見せつつ説明を続ける。
モニターには、毒蝶の怪人ギリーラとの戦いに永田町でのジャガーマンとサイギャングとの戦い。そして、偶然出て来たカルマノイズがジャガーマンに憑りつきクリスたちとの激戦の模様。
その様子に調は愚かはしゃいでいたウェルと切歌も沈黙する。
「毒鱗粉がシンフォギアのバリアフィールドを素通りですか、歌う装者にとって嫌な相手ですね」
「カルマノイズに憑りつかれても大した支障がないなんてね。…破壊衝動は盛り込み積みか?」
「防御力も恐ろしく高いデス」
調たちの淡々とした感想が漏れる。
もし、自分たちがショッカーの怪人と戦った場合のシミュレーションを後でやろうと決める調。
そして、調は怪人を見てある事に気付いた。
「…人間を文字通り改造してるわね」
「………」
「うぇ~…」
「…やっぱりか」
ショッカーの改造人間。
その正体は動植物の能力を移植された元人間だと言い当てる。
この調の言葉を聞いて眼鏡に触れ何も言わないウェル、ショッカーのやり方にドン引きする切歌。
そして、クリスは「やっぱり」と呟く。
クリスも内心、怪人こと改造人間の正体は察していた。
向こうで出会ったもう一人の立花響の体にギリーラに変身した女の「ショッカーはアマゾンの毒蝶に私の命を注ぎ、改造人間ギリーラを作ったのだ」と言う言葉を思い出す。
敵とはいえ、元人間を倒した事を考えるクリスだが、やらなきゃこっちがやられていた。
気を取り直したクリスは調と話す。
「…ショッカーは放置出来ねえ、もし居る世界を特定したら…」
「…ふぅ、分かった手伝うわ」
クリスの言葉を全て聞く前に調は溜息を突き協力を申し出る。
前にお世話になったクリスの為もあるが、このままショッカーを放置して、もし世界征服を実現しても自分たちの世界だけで満足するかは分からない。
例のウロボロスのように並行世界をも侵略するかも知れない以上、早めに叩く必要がある。
━━━テスラみたいになられても困るわね
調の言葉に切歌もウェルも反対はしない。
それが決め手になったのか並行世界の調たちも協力する事になった。
=???=
「ショエエエエエエエエエエエエエエエ…(以下省略)『五月蝿いわよ、ナツミ』はうっ!!」
電灯で照らされた清潔感のある部屋。
大小様々な機械が置かれ部屋の中央には机型のモニターらしき物があり地球と思しき星の映像が浮かび上がる。
そんな部屋で制服を着た一人の女性の奇声が響き、少女がそれを窘める。
その様子を見て苦笑いを浮かべてるのは妹のセレナの居た世界から移動したマリアだ。
女性が何故奇声を上げたのかはマリアが渡したメモリーチップだ。
経緯はほぼウェルと同じなので省くがナツミと呼ばれた女性がメモリーチップ内のショッカー響の片腕の情報を見たのだ。
マリアは知らないが、その反応は並行世界のウェルと同じだった。
やっと静かになったナツミに溜息を漏らしつつマリアの方に振り替える少女。
その少女は、小さな白い背広かジャケットのような服に首元に白いリボン、マリアと同じ入りの薄ピンクの髪はツインテールの様にして両方に青いバラのような髪飾りをしている。
少女の顔つきは何処かマリアに似ている。
「だってだって、隊長!このデータ凄いんですよ、未知の金属に聖遺物のシンフォギアにも未知の改造がされて細胞も…」
尤も、ナツミという女性は不満たらたらにこのデータの凄さを口にし、少女はナツミの反応に溜息を漏らす。
「それで?こんな物何処で手に入れたの?」
少女の言うこんな物とは、当然マリアが持ってきたメモリーチップの事だ。
先程奇声を上げたナツミと言う女性は自分たちの仲間であり技術者だが、生半可な技術であんな奇声を上げる女性ではない。
そんな彼女が奇声を上げる技術を見たんだと考えた少女はマリアにデータの出所を聞いたのだ。それも睨みつけるように。
「…姉さん、そういう態度は良くないって」
すると、今度は部屋の中に佇んでいたマリアと同じ身長をした女性が少女の下に歩み寄る。
その女性は、少女を大きく育った感じで顔つきも似ており少女の服装とも似ている。何も知らない人間ならこの二人は
しかし
「だって、セレナ!並行世界のワタシの体を見るとイラっとくるのよ!!」
「…呪いさえ解ければマリア姉さんも…」
二人は確かに姉妹だ、ただし長身の女性が妹で少女の方が姉である。
更に、この二人はこの世界のマリアとセレナであった。此処は並行世界のセレナとマリアの所属する「特殊部隊APPLE」平行世界への移動もできる拠点エアーキャリアーという船の内部だ。
とある事情により並行世界のマリアは成長を阻害され小さいままになり、セレナの方は普通に成長したのだ。そして、ある事件によりS・O・N・Gのマリアたちの世界に行き共闘しそれからの知り合いだった。
二人の姉妹のやり取りを見ていた大人のマリアはコホンっと咳をし口を開く。
「これは、私がある事件で別の並行世界に行った時に…」
マリアが説明する。内容はほぼ並行世界のナスターシャ教授に話した事と同じだったが、聞いてく内に子供状態のマリアとセレナが難しそうな表情をしていく。
「…世界征服を目的とした悪の秘密結社」
「やってる事は世界蛇並みに邪悪ね」
マリアからショッカーの話を聞いた二人の第一感想がそれだった。
モニターには赤いツメで人々を操るギラーコオロギに並行世界の翼の血を吸い操るシラキュラス、そして地獄大使の姿も映る。
「…この男、石屋並みにとんでもないわね。名前はふざけてるのに」
「シラキュラスという怪物も不気味だわ、能力も厄介だし…」
ショッカーの持つ技術もそうだが、その思想は彼女たちにも危険極まりない物だとわかる。
地獄大使の人間をムシケラ発言や直後に向こうの特異災害対策機動二課本部にカメレオンの怪物を放っている用意周到さ。二人が危険視するのも当然だろう。
「アナタたちでもショッカーの技術の解析は無理なの?」
マリアの言葉に子供マリアとセレナはナツミの方に目を向ける。
視線を送られたナツミは両手を上げる。つまりお手上げだろう。
「はぁ、アナタはどう?」
ナツミの様子を見た子供マリアは溜息を突きもう一人の方に目を向ける。
その人物はマリアたちのように特殊部隊APPLEの制服は着ておらずどちらかと言えば黒い制服に裾から覗く金属の腕、右目には赤い義眼のように光るネジの頭に見える目を持ち耳には金属が張り付いている。そんな男だった。
「…ハッキリ言って異常だな、見たことない技術もそうだがどれも対人への殺意が高すぎる」
男はモニターでのショッカーの映像を見て淡々と答える。
そして、男が特に気になったのが
「この黒い奴、戦闘員といったか。以前の島の巨大昆虫と同じ匂いがする」
「…という事は改造されてるの?」
「ああ、それも元は普通の人間だっただろ」
男の発言にマリアたちは言葉が出ない。
予想はしていたがハッキリと口に出されると少なからずショックだった。
「データを見る限り、クローンで培養し必要な数の戦闘員を作ってるのだろう。調べてみないと分からないが機密保持の為に敗れた時は服ごと体を溶かし消滅するようプログラムもされてる…徹底してるな」
「アンタでもそんな表情をするのね。
「…自分の体を改造した私とて、此処まで腐ってるつもりはない」
男の名はトーマス・エジソン。別段、同姓同名の別人…という訳ではない。
彼は、本物の発明王エジソンで自前の技術で人間の寿命を克服している。
元々、彼は特殊部隊APPLEの隊員だった訳では無い。それどころか元は敵対していたが敗北してとある事情でAPPLEも協力しているのだ。
「腐ってるって其処までですか?」
「…科学者なら一度は考えるだろう、動植物の能力を人間に移植する技術。こいつ等は本気でそれをやったようだ」
ナツミの問いにエジソンは言い切った。
怪人の人間では持っていない能力も動植物から委嘱されたのなら格好にも納得がいくと考えるマリア
「ショッカー響の腕の方は何か分かるかしら?」
「…残念だが俺の頭脳でも映像のデータだけでは分からんな」
マリアの問いにエジソンが答える。要は現物を持って来いと言ってる。
しかし、奏が切り落とした片腕はショッカーへの貴重な手掛かりだ。おいそれとS・O・N・Gも渡せない。
エジソンの言葉にマリアは「そう…」と返事をする。
「…あの男がああまで言うなんて、相当な技術のようね。しょうがない、第二の世界蛇になられても困るし手を貸すわ」
「…ありがとう」
子供マリアはショッカーの技術と思想を顧みて嘗て並行世界を暴れていたウロボロス(世界蛇)並みの危険な組織と考え手を貸すと言う。
セレナを始め、誰も異論を挟むことなくマリアたちへの協力を決定した。
ナスターシャ教授の世界同様、情報は得られなかったマリアだが特殊部隊APPLEの助力を得る事に成功した。
=???=
「お久しぶりです」
「あら、いらっしゃい」
クリスやマリアの様に別の並行世界に来た翼。
早速、この世界の特異災害対策機動二課本部の指令室に着くと一人の女性に挨拶する。
その女性は、薄い金髪の長髪で白衣を着て紫色のブレザーを来た女性だ。尤も、ブレザーからは黒いランジェリーが覗き翼としても目のやり場に困る。
何処かで見たような女性だが…
「それで? 定時連絡にはまだ早いと思うけど」
「…実は少し相談が…指令は?」
「あの人なら、あのパッパラパー博士に付き合ってるわ。もう帰ってくる「だから、僕が英雄的な行動を!」「分かった分かった!」…戻って来たわね」
翼の問いに答える女性だが指令室の外が騒がしくなる。
一見、口論の様に聞こえるがよく聞けば漫才的なやり取りにも思え翼も女性も苦笑いを浮かべる。
直後に指令室の扉が開くと声の主である二人の男が入って来た。
「今度の今度こそ言わせて貰いますが、あの魔女ばかり優遇するのは納得できない。僕と言う英雄も称え…おや?」
「如何かしたか?ウェル博士。…おお、
「お久しぶりです、
指令室に入って来たのは、この世界の風鳴源十郎とウェル博士だった。
この二人が一緒に居る事が驚きだろうが、とある事件の時に共闘した仲だ。
ウェル博士の破天荒さと英雄願望は相変わらずだが…。
「わざわざアナタが来るとは…! そうか、英雄である僕に会いに来たんですね!」
「…あははは…」
本気か冗談か、その場でクルッと回ったウェル博士が翼にそう言う。その姿を見て翼の口から乾いた笑いが出る。
女性と源十郎はそれを呆れた目で見て溜息の一つを漏らす。
「アホは放っておいて、相談て?」「待て下さい、アナタにアホ呼ばわりされる由縁はありませんよ!!」
「はい…実は…」「ちょっと、僕は放置ですか…何か答えろ魔女!」「ウェル博士、まあまあ」
指令である源十郎も来たことで翼も口を開く。
女性の態度に憤慨するウェル博士だが、源十郎が宥めやっと落ち着いた。
「ふぁ(以下省略)!!!!」
「これは…」
「…見たことない技術ね」
あれから翼の話を聞いた三人。最初は翼の語る悪の組織に懐疑的な女性と源十郎。ウェル博士は謎のハッスルし、マリアから渡されたメモリーチップを女性に渡し中身を再生させるとウェル博士の歓喜の悲鳴が木霊した。
通常なら、女性か源十郎が止めるだろうが二人も内容を見てそれどころではない。
モニターには今まで登場したショッカー響の片腕と、カミキリキッドとショッカーの杖にゴキブリ男、廃工場とじごく島の戦い、そして地獄大使との最後の決戦が映る。
「
翼の口から女性の名が出る。
女性ことフィーネ、嘗て終わりの名を持つ先史文明の巫女と同じ名前。別段同姓同名とかではない、彼女はこの世界の生まれ変わったフィーネ その人だ。
とある事件…何時も通りギャラルホルンが反応して新たな平行世界として繋がり調査に行くと特異災害対策機動二課本部がFISに乗っ取られフィーネや並行世界の源十郎(ウェル博士も)の争いに参加した事で縁が出来た。(風鳴訃堂は居なかったんだろうか?)
それからは度々、翼たちS・O・N・Gと連携してきた事もある。
「…残念だけど私も殆どが知らない技術ね」
「そうか…」
そんなフィーネならと内心期待していた翼だが、フィーネの口からは翼の期待通りの言葉は出なかった。
━━━何千何万と生と死を繰り返したフィーネならっと思ったんだが…
何度も死と再生を繰り返しているフィーネ。
歴史の転換期には必ずと言っていいい程、名前がのり時には偉人や英雄にもなってきた。それがフィーネだ。
そんなフィーネですらショッカーの科学力は未知の一言だった。
「人間を老人に変える細菌もそうだが、先史文明期の技術であるソロモンの杖の
「…奴等の技術力も侮れん、翼くんの報告が正しければ奴等はたった一か月足らずで島を要塞に造り替えた」
「あの地獄大使の悪党としては中々ですよ、自身の死すら計算している大幹部。まさに英雄の僕を引き立てる敵だ!!」
それぞれがショッカーの感想を述べる中、ウェル博士が興奮気味に言う。
その姿に引く翼だがウェル博士が更に口を開く。
「それにしても、甘ちゃんのあなた達が戦闘員をぶっ殺すとは、イヤ怪人なら人間の姿から離れてはいますが…何か心境の変化でも…」
ウェル博士の言葉に翼もゆっくりと頷く。
口に出さないがフィーネも源十郎も同じ気持ちだった。なにしろ以前の事件でソロモンの杖で出されたノイズとアメリカのエージェントの黒服とで乱戦になった事があるが、響たちはアメリカのエージェントである黒服への攻撃を躊躇い苦戦を強いられていた。
そんな彼女たちが戦闘員を躊躇いもなく撃破する場面は三人にとっても驚きだった。
「雪音やマリアに聞いた情報ですが、奴等は武器を無くそうが負傷しようが戦いを止めないようプログラムされていたようで。最終的に戦闘員を殺したのも断腸の思いだったかと」
翼の言う通り、当初はマリアもクリスも戦闘員を人だと思い武器の破壊や致命傷になる傷は避けてはいた。
しかし、それだけでは戦闘員は退かず肉弾戦を仕掛け最終的には海蛇男の戦いで倒すことを決意する。
その時のクリスやマリアがどんな気持ちだったかは、仲間である翼も分かっているつもりだ。
翼の言葉を聞いたウェル博士たちはもう何も言わなかった。
「それでは、私はソロソロ帰ります」
「そう…何か新しい情報が手には入ったら教えてくれる?こっちでも可能な限り協力するわ」
結局、フィーネ達からも大した助言が貰えなかった翼は自分の世界に戻る事にする。手掛かりがない以上仕方がない。
しかし、翼の帰り際フィーネが協力すると言い源十郎とウェル博士も特に反論はない。
翼はフィーネ達と協力する約束をして自分の世界に戻った。
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「…結局、手掛かりなしか!」
「はしたないぞ、雪音」
クリスが苛立ったのかギャラルホルンを安置している部屋の壁を殴るクリスに注意する翼。
黙って二人のやり取りを見て溜息を漏らすマリア。
三人の帰還はほぼ同時で指令室に行く前に三人が簡単な報告をするとクリスが壁に当たった。
クリスの気持ちはマリアとて分かる。いや、ある意味クリス以上にマリアも悔しかった。
司令官である風鳴源十郎と研究者であるエルフナインに大見えきって並行世界に渡ったというのに成果はゼロ。寧ろ、ショッカーの技術力の高さを見せつけられた気分だ。
その後、やっとクリスが落ち着き三人は報告の為に指令室に歩いていく。
暗い雰囲気のままだと気まずいと思ったのかチラホラと会話しつつだが。
其処へ翼が思い出したとばかりに口を開く。
「そうそう、実はもう一人のワタシともう一人の雪音の居る世界にも行っていたんだ。二課と影護の方にも行ったが大した情報は無かった。ただ協力はしてくれるそうだ」
「そう言えば、向こうの翼も来て居たわね」
「協力してくれるのはありがてぇけど…」
翼の言葉に並行世界の翼を思い出したマリア。ショッカーへの手掛かりにはならない事に残念がるクリス。
そうこうしてる内に、三人は指令室の扉を開け中に入る。
「…おお、戻ったか三人とも。お疲れ!」
「やあ、久しぶり…かな」
クリス達が帰って来た事に気付いた源十郎は白い白衣…と言うより白いスーツを着た人物と話し合いの最中にクリスたちを労う。
話を遮られる形になったスーツの男だが、嫌な顔一つせずクリス達に「久しぶり」と語る。
「ア、アンタは!?」
「ユリウスさん!?」
マリアたちは白いスーツの男に見覚えがあった。
以前、世話になり世界蛇との戦いで共闘した『スクルド』という組織だ。
S・O・N・Gはスクルドと良い関係を築いており時にはS・O・N・Gの手助けをする事もある。
「実は、指令に報告を兼ねて来たんだが…」
「彼に例の片腕を見てもらったんだ」
クリス達がギャラルホルンで並行世界に発った頃、丁度ユリウスが源十郎の下に訪れたのだ。
最初は、報告や世間話などしていた二人だが、源十郎がユリウスにショッカーの事を相談する事を思いつきショッカー響の片腕も見せた。
「もしかして何か分かるのか」
「…凄まじい科学力の一言だ。専門が違い過ぎる上に…一体どの位の犠牲を出したやら」
クリスの声にユリウスは苦虫を噛み潰したような表情をしてそう言った。
ユリウスとて技術力はある方だ、そんな彼をしてもショッカー響の片腕は未知の技術に等しく更にこれを作る為に何人もの人間を犠牲にしたか考えたくもない。
こんなもの人間を実験体にして創造したのは難しくないと考える。
「ショッカーと言う組織はある意味、世界蛇並みに放置しとくのは危険のようだ。こっちの用意した装置で切断された腕から並行世界のデータが出る、デュプリケイターでその世界に行ける筈だ」
ユリウスもショッカーを放置すれば危険と判断し、自分たちの装置でショッカー響の腕から世界を特定しようとする。
結局、目的の調査には成果は無かったがショッカーの本拠地に行けるなら直接潰すと気合を入れるクリス。
反面翼とマリアは溜息をついていたが、
「ん?おかしいな…」
そんな時だ、ショッカーの居る世界を探していたユリウスが異変を感知する。
「どうかしたのか?」
「いえ、想像通り我々が接触したことない並行世界だとは思ったんですが、探すのに此処まで手間取るなんて…この感覚、まるでプロテクトをかけられてるようだ」
ユリウスの違和感。
過去何度も世界蛇の追跡をし続けて来たスクルド。時には世界蛇の陽動や強固なプロテクトを施されたデータ解析もしている。
その時の感覚が今している事に違和感を感じたのだ。
そして数分後
「…並行世界の特定が完了しました!」
奇妙な違和感を感じつつもショッカーの居る世界を特定した。
S・O・N・G本部のモニターにも並行世界の地球が映し出される。
その地球を睨むように見つめるクリスたちに、どのメンバーを派遣しようか考える源十郎。
その時、一瞬だがモニターにノイズが走ったが誰も気にしなかった。
=本編世界=
「はあ?平行世界だと!?」
「その通りですよ!!!!!」
特異災害対策機動二課本部にて二人の男の大声が響く。
一人は、特異災害対策機動二課指令 風鳴源十郎。もう一人は立花響の治療を行ったウェル博士だ。
「立花響のシンフォギアが何度か起動していたから妙だと思い、記録装置を確認して僕は震えました!立花響はあのショッカーアジトと一緒に並行世界に行っていたんです!!」
響の体の治療、調整をしていたウェル博士は響が持っていたガングニールのシンフォギアが何度も起動している事に気付く。
響が何故シンフォギアを複数起動させたのか疑問に思ったウェル博士はガングニールの記録装置を確認する。
其処には、ウェル博士も思わず叫び出すほどの情報が飛び出したのだ。
「その平行世界には立花響と同じ姿同じ名前の立花響がもう一人いて更にはその世界の風鳴翼も居り別の並行世界からは雪音クリスとマリアまで居たんですよ!!更に、立花響と同じく並行世界に飛ばされていた地獄大使たちも居ててんやわんやですよ!更に更に別の並行世界から天羽奏や小日向未来も……」
「「「「「………」」」」」
瞳孔を開け自分の見たものを解説するウェル博士の姿にドン引きする源十郎たち。
連日連夜、響の体の調子なども見てとうとう壊れたのかと心配する程だ。
「す…済まないウェル博士!…本当に済まない!!ウェル博士は頭が狂ってっ!!」
この日、源十郎はこれまでの人生の中で初めてガチ泣きしウェル博士に謝罪した。
後日、意識の戻った響の証言とガングニールの記録映像を見せるまでウェル博士は可哀そうな人を見る目で哀れられたらしい………
平行世界でショッカー包囲網が作られる話。
平行世界の人物や装者の口調があってるのか不安。幾つも見てると忘れてしまう。
科学を齧ってり物がショッカー響の腕を見て奇声を上げるのは、それだけ技術がとんでもなく高いからです。
平行世界の調はクリスの方に意識がいってます。
これで書き溜めた物は終わりで次回からスピードが戻ります。
活動報告にて報告と相談あり。