改造人間 立花響のシンフォギア   作:一種の信者

7 / 172
3話 響の過去と父の愛

「ショッカーか、暫く放置しても問題ないとは思うが…」

 

蜘蛛男の襲撃から数時間、時間は既に日の出。

そんな中、櫻井了子は立花響の身体データを纏めていた。

 

 

 

「しかし、立花響を改造した奴は間違いなく天才か、気が狂ってるな」

 

体の至る場所が機械や人工物に変えられている

普通此処までやれば拒絶反応が起き改造された人間に命は無い

だと言うのに立花響にはその兆候がまるでない

此処までの技術は(フィーネ)ですら持っていない

もし、これが表社会に出れば人類の技術は100年近く進むだろう

一体だれが…思い当たる節がある

嘗て、ロシアと日本のハーフで若くして博士号を収得した「死神」の渾名を持つ男

残念ながら以前の私とは縁が無く会うことはなかったが…第二次大戦後行方不明になったと聞いたが、奴だろうか?弟子の可能性も十分あるが

 

「…凄まじい技術だ…尤も、立花響にとっては不幸だろうがな」

 

ある日、突然拉致され体を改造されたのだ

生身と言っていい部分は脳と心臓くらいか、だが脳も一部が欠損していたり代わりの機械が取り付けられ、心臓には未知の金属が周りを取り囲みレントゲンもCTも意味が無い

 

私は、一枚のレントゲン写真を見る

二年前にツヴァイウイングの惨劇で死にかけた立花響の胸部のレントゲン

心臓には幾つもの破片があり手術でも取り出せなかった物だ

 

「立花響の心臓は天羽奏のシンフォギア『ガングニール』の破片を受け重傷。手術により助かったが取り除けなかったガングニールの破片をショッカーが狙った。…か」

 

立花響が拉致された理由は分かった

なら、何故立花響は改造人間にされた?

心臓から取り出して別の怪人にでも使えなかったんだろうか?

蜘蛛男の言葉からもショッカーにはまだまだ怪人達が居る筈だが…

 

「まさかデータ取りか?」

 

立花響から蜘蛛男は立花響のことを『聖遺物怪人第一号』と言ったそうだ

怪人達に移植する前に立花響で実験をしていた?

 

「それなら辻褄が合うか」

 

立花響のシンフォギアは形だけのもの

身体能力は上がるが、天羽奏や風鳴翼のようにシンフォギアの力はない、正にハリボテ

そんな立花響がノイズを倒したのは間違いなく胸のガングニールのおかげだ

恐らく、この未知の金属がガングニールから無理矢理アウフヴァッヘン波形を引き出してるのだろう

だが、如何やって……!

 

「まさか、融合してるというのか!?」

 

そうか!ショッカーの狙いはこれか!融合症例と言えばいいのか!

ショッカーは立花響を実験体(イケニエ)にするのが目的か!

 

解剖したい!

今直ぐ立花響の体をバラバラにして隅から隅まで観察したい

だが、そんな事をすれば立花響は間違いなく死ぬ

 

「それに、風鳴弦十郎が許すはず無いか…」

 

ならば待てばいい

ショッカーも立花響を狙い動き出す筈だ

そのどさくさに紛れてあの娘を動かす

上手くいけば手に入る筈だ、立花響(モルモット)

 

「それにしても、女としての機能すら奪われたか…少し、同情してやってもいいな」

 

レントゲンを片手にコーヒーでも飲むか

ん?脳のこの部分…どうやら立花響はとことん運に見放されてるな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蜘蛛男の襲撃から一昼夜が過ぎ、特異災害対策起動部二課本部は落ち着きを取り戻しつつあった。

侵入を許した事で、起動二課本部の警備やセキュリティも近々上げる事が内閣で決まった。

そして、現在弦十郎を始めとしたメンバーがソファーに座る響を見続ける。

 

「は~い、お待たせ♪」

 

其処へ、響の身体検査のデータを纏めた了子が入り弦十郎達に報告書を渡す。

それに目を通す大人達は皆眉を顰める。

風鳴翼も報告書に目を通し舌打ちをする。

 

「予想はしていたが……子供になんて事を!」

「!?」

 

弦十郎の吐き捨てる言葉に何だか申し訳なく感じる響。

報告書を読み終えた弦十郎が再び響の方を見て語りだす。

 

「響くん、昨日の今日で悪いがショッカーの知ってる事を話してほしい。少しでも手掛かりが欲しいんだ」

「調査部でも調べてるんですが、偽の情報が多いらしく…」

 

「…わかりました。最初から話します」

 

響は意を決して語りだす。

あの日からの本当の悪夢を、

 

 

 

 

 

 

 

あれは一年半前、雨の日でした

私が一人帰る途中に蜘蛛男に攫われました

 

「此処を襲った蜘蛛男が君を…」

 

はい

攫われた時に気を失った私は次に目覚めたのは丸い台の上でした

体を動かそうとしても両手両足は鎖で繋がれ身動きが出来ず、何とか周りを見て数人の人影を見つけました

 

『あ…あの助けて下さい!縛られてるんです!』

 

その人影に助けを求めたんですが人影は微動だにせず、何かおかしいと思った私は自分の状況をよく観察しました

両手両足は縛られ、体には薄いシーツ。感覚からして裸にされてたと思います

それに、気付いた時物凄く恥ずかしくなって何か叫んでたと思います

 

「あら、裸なんて恥ずかしくないじゃない」

「了子さんは恥ずかしくなくても若い響ちゃんは…何でもありません」

 

あははは…叫び疲れて静かになった時でしたね

正面にあった鳥のレリーフから変な機械音と緑色の光が点滅して声が響きました

 

「声?」

 

はい

 

『ようこそ、立花響!そしておめでとう、貴様は我らショッカーに選ばれたのだ!』

 

『選ばれた?ショッカー?お願い家に帰して!』

 

『貴様はこれより改造手術を受けショッカーの新たなる改造人間となり、世界制覇の為のコマとなるのだ!』

 

「その声の持ち主が…」

 

首領。と呼ばれてました

 

どんなに嫌だと言っても聞いてもらえず傍に控えていた人達が私に近づいて来たんです

そこで気づいたんです。その人達がドラマとかで見る医者が手術をする時に着る服を着て顔に変なペイントをしていたのを

私は言い知れない恐怖を感じました

 

『嫌!誰か助けて、お母さん!お祖母ちゃん!未来!…お父さん!』

 

あらん限り、私は助けを呼びました。恥も外聞も無くまるで子供のように…当然助けなんてありませんでした

必死に逃げ出そうとしましたが、どんなに暴れても鎖はビクともせず首に痛みが走ると意識を失って…目が覚めたら私は人間じゃなくなっていました

 

聖遺物怪人

 

それが私の新しい名前でした

 

「聖…遺物…」

「ガングニールの破片の事ね」

 

そうだと思います

改造手術を終え私は直ぐに戦闘訓練をやらされました

戦闘員に怪人、ノイズと戦わされました

 

「ノイズ!?」

「ちょっと待って響ちゃん、ショッカーはノイズを戦力にしてるの!?」

 

いいえ。戦力とは到底言えるものではありません

特殊な機械でノイズを呼び出すそうですが一日一体だけ、制御も碌に出来ないそうです

 

(なるほど、ソロモンの杖の劣化版か)

 

そこで、私はひたすら戦闘訓練をやらされました

ノイズとは戦えるようになりましたけど戦闘員と怪人は…

 

「戦闘員と怪人とは戦えなかったのか?」

 

はい。他人と争うのは苦手で……そんな私をあいつ等…ショッカーは許してくれなかった

複数の戦闘員や怪人の技の練習台にされ、来る日も来る日もサンドバック扱いされて…それでも私が戦うのを拒否すると、あいつ等は最低な事をし出して

 

「最低な事?」

 

どこからか連れてきた人間に私を殺せば逃がしてやると言って嗾けて…私が必死に説得しようとしました

体が改造されてましたから、一般人の攻撃なんて効かなかったんです、私の説得にその人は冷静になって話を聞いてくれました

その瞬間、その人の首は爆発して宙を飛びました

直後に分かったんですが、その人の首には爆弾が埋め込まれて、時間が来るか私の説得に耳を貸した瞬間爆発するようにされてたみたいです

 

「下種が!」

「なんと惨い!」

 

そんな事をされても私はあいつ等とは戦えなかった

ノイズと違って言葉が通じる。分かり合える。それを本気で信じてたんです…嫌、信じようとしていたんです

爆弾で死んだその人を抱きかかえて茫然とする私の姿を見て笑ってる連中でも…きっと分かり合える。そう思ってました

ですが…

 

『聖遺物怪人、響!貴様の脳改造が明日に決まった!』

 

一年経っても私が戦わない事に業を煮やしたんでしょうね

突然の死刑宣告を受けました

 

「死刑?」

「響ちゃん、脳改造って?」

 

脳改造は文字通り、脳を完全に改造してショッカーの忠実な下僕にする脳の改造手術らしいです

その手術をすると死ぬまでショッカーの操り人形になるそうです

 

「ショッカーめ予想以上の外道だな」

 

常日頃からの酷い扱いに私の精神も限界だったと思います

楽しい事なんて一つもない。そんな日々を過ごす位ならいっそ脳改造された方がいいかな。まで考えてました

翌日に脳改造が決まった夜の事でした

ショッカーから宛がわれた牢獄みたいな部屋で休んでると部屋の外から騒ぎが聞こえてきたんです

最初は、何だろうと思って扉の方を見ました

その騒ぎから少し経って覆面タイプの戦闘員が入って…ああ、戦闘員にも幾つかのタイプが居るみたいなんです。

顔にペイントを塗ったタイプと銀行強盗が被る様な覆面後、戦闘員リーダーには赤い模様の入ったタイプもいました。化学者の戦闘員も居てそいつ等は白い覆面と白衣を着ています。

…話を戻して黒い覆面を被った戦闘員が入ってきて、

 

『響、今のうちに逃げ出すんだ』

 

懐かしい声が聞こえました

 

『そ…その声…まさか…』

『俺だ、響』

 

戦闘員の覆面を脱いだ人は

 

『お父さん!』

 

「響ちゃんのお父さん!?」

「何故、響くんの父親まで…確か、彼は失踪していたんじゃ」

 

お父さん曰く、あの日失踪した訳じゃなくショッカーに拉致されてたそうです

基地を造るための奴隷。私が捕まるより前から強制的に働かせられてたそうです

……記憶の中のお父さんより遥かにやせ細っていました

 

私とお父さんは部屋を出て出口の方に行きました

この騒ぎもお父さんと同じように捕まっていた人達に頼んで騒ぎを起こして貰ったそうで

 

『どうせ、この基地が完成しても俺達は殺される。なら、最後くらい嫌がらせしてやろうってな。一人で行動していた戦闘員を皆で襲って服を手に入れたんだ』

『でもお父さん、どうして私が此処に居るって…』

『先日、資材を運ばされた時に遠目だがお前の姿を見てな。それ以前にも戦闘員が偶に響って言ってたから嫌な予感はしていたが。皆に頭を下げて騒動を起こしてもらったんだ。最初は渋られたがショッカーに最大の嫌がらせが出来るって言ったら皆、納得してな』

『…お父さん』

 

正直、嬉しかったんです

家族を、私たちを捨てて出て行ったと思ってたお父さんが助けてくれた。それがとても嬉しかった

出口に向かう私たちは少しづつですがお互いの話をしたんです

「あのご飯は不味かった」とか「〇〇怪人の性格は最悪だとか」とか「此処を出たらお母さんのご飯をお腹一杯食べようとか」ほんの僅かですけど久しぶりに楽しかったんです

 

『お父さん、私…あいつ等に体を弄られて改造人間に…私、もう人間じゃ…』

『そうか…いいか、響。お父さんも上手くは言えないかも知れないが大事なのは心だ。それを忘れるな』

 

正直よくわかりませんでした

見張りや巡回してる戦闘員をやり過ごして私たちは格納庫に行きました

お父さん曰く、通常の出入り口よりこういう場所の方が警備が薄いらしいです

 

『よし、響。此処を出れば基地の外に行ける。脱出でき『させると思うか?』!』

 

後ちょっとで脱出できる時に奴が…蜘蛛男が現れたんです

 

『お前達の脱出劇も此処で終了だ。直に他の怪人共も此処に来る、諦めるんだな』

 

『くっ、響!お前だけでも逃げろ!』

 

そう言ってお父さんが資材として置かれていた鉄パイプで殴り掛かりました

でも、蜘蛛男はアッサリ防いで逆にお父さんは吹っ飛ばされました

 

『人間ごときが改造人間に勝てる訳ないだろう。さあ、大人しく捕まるがいい』

 

蜘蛛男がゆっくりと私に近づいて来ました

折角逃げたのにまた捕まる

私が諦めかけた時でした

エンジン音が聞こえたと同時に蜘蛛男が視界から消えて壁の方を見ると格納庫に置かれていたフォークリフトが蜘蛛男を壁の間に挟んで、それに乗ってるのが

 

『逃げろ、響!』

 

お父さんでした

 

『き…貴様!』

 

蜘蛛男が藻掻いてましたがフォークリフトと壁の間から抜け出せずにいました

 

『響、シャッター付近にあるレバーを下すんだ!そうすればシャッターが開く!』

 

お父さんの言う通りにシャッター近くにあったレバーを下すとシャッターが開いて外が見えました

 

『シャッターが開いたよ!お父さん早く逃げよう』

『悪いが先に逃げろ!フォークリフトのアクセルを少しでも放すと此奴が自由になる!」

『そんな事、出来ないよ!』

『大丈夫だ!お前が逃げたら俺も直に逃げる!へいき、へっちゃらだ!』

 

その言葉を信じた私は基地を脱出して街に…家に向かって走り続けました

外は暗く獣か怪人の声らしき物が聞こえて耳を閉じひたすら無我夢中で走り続けました

 

『へいき、へっちゃら。へいき、へっちゃら。へいき、へっちゃら。へいき、へっちゃら。へいき、へっちゃら…』

 

お父さんの口癖を繰り返して

 

 

「そして、三日後に私は貴方達に会いました」

 

響の語った話に一同は沈黙する。

想像はしていた。だが、その想像よりも響の経験は想像以上に過酷だった。

 

「その…お父さんは?」

「蜘蛛男が「殺した」とはっきり…笑っちゃいますよね?娘を助ける為に命を…ドラマだけの話だと思ってたのに!…改造人間でも泣けるんですね」

 

響の目から涙が溢れる。

それを見る事しか出来ない弦十郎達。

了子が溜息を付きつつ口を開く。

 

「泣いてる所を悪いけど蜘蛛男以外の怪人って分かる?出来れば教えて欲しいんだけど…」

「了子くん」

「だってしょうがないじゃない。怪人の情報があれば対策もたてやすい筈よ」

「いえ、お気遣いありがとうございます。私が知ってるのは蜘蛛男以外に10人の怪人です」

「教えてくれるかしら?」

「はい。あ、でも能力までは分かりませんけど、蝙蝠の改造人間「蝙蝠男」サソリの改造人間「さそり男」何かしらの植物から作られた「サラセニアン」蟷螂の改造人間「かまきり男」カメレオンの改造人間「死神カメレオン」蜂の改造人間「蜂女」コブラの改造人間「コブラ男」コンドルの改造人間「ゲバコンドル」ヤモリの改造人間「ヤモゲラス」そして、私の教官役でサボテンの改造人間「サボテグロン」…この10人です」

「…思ったより種類が多いな」

「植物からも改造人間が作れるのね。教官役をしていたサボテグロンがリーダー格かしら」

「…戦闘員達が話してるのを聞いただけですが、メキシコの完全占領を成し遂げた怪人だとか」

 

響の言葉に一同は声を詰まらせる。

その話が本当ならたった一人の怪人が国一つ占領できるということだ。

 

「メキシコが占領されたなんて情報はない筈だ。本当なら国連が黙っていない」

「…いえ、ですが此処何年かのメキシコは可笑しな行動ばかりしていました。麻薬の密売に重火器の販売が以前と比較して何倍にも膨れ上がってます」

「裏で乗っ取られてるとみていいわね」

 

「それでは、私はそろそろ行きますね」

 

弦十郎達が話す中、響は立ち上がて出入り口に向かう。

 

「!待つんだ響くん、行くって何処にだ!?」

「もしかして、お家に帰るのかしら」

 

「…家になんて帰れる訳ないじゃないですか。こんな体にされて、お父さんを殺されて…お母さんとお祖母ちゃんに何て言えば……それに私が帰ればきっとショッカーはお母さんとお祖母ちゃんを狙ってきます。それに私が此処に居れば貴方達もショッカーに狙われます。だから此処じゃない何処かに行けば…」

 

「それはないわね」

「ああ」

 

「!?」

 

「蜘蛛男の言葉が正しければ、俺たち特異災害対策機動部二課は奴等にとって邪魔者らしい。なら、当然ショッカーは俺達を狙ってくる」

「私も蜘蛛男に最優先拉致目標なんて言われたしね」

「そこで、提案なんだが響くん。俺達と一緒に戦わないか?何より、此処なら君を守りやすい」

 

弦十郎が響に向かって手を差し出す。

 

「…本気…ですか?…私が見たところ、ショッカーは大規模な組織のようですけど」

「なら、ますます放置は出来んな」

「そうね、このまま放置して何時の間にか日本が乗っ取られてた。なんて事になったら目も当てられないわ」

 

━━━1人でも戦う覚悟をしていた

 

「一緒に…戦ってくれるんですか?」

「もちろんだ」

 

━━━私の巻き添えなんて出しちゃいけない

 

「一人で戦う事なんてない」

「僕達もね」

 

━━━蜘蛛男の最後の言葉にずっと悩まされていた

 

「あ…ありがとうございます」

「あら、響ちゃんて涙脆いのね」

 

━━━私は一人じゃない!

 

響が弦十郎の手を握る。

 

 

 

 

 

 

「歌、ですか?」

 

響が機動二課に入る事を決めた直後に了子からある話を聞かされた。

 

「そう、シンフォギアは本来特定振幅の波動…要は歌によって聖遺物をエネルギー化して再構築して身を纏う鎧みたいになるの。でも、響ちゃんは一言も歌わずにシンフォギアを使ってる。そこで、響ちゃんの歌が加われば…」

「成程、今以上に強くなれる可能性があるのか」

「強く…分かりました。私歌います」

 

場所をトレーニングルームに移し響は一人佇む。

 

「良い、響ちゃん。胸の奥から歌がこみ上げる筈よ。そうすればシンフォギアの姿になるから」

 

了子の声に響は目を閉じる。

胸の奥に響く歌。

 

「balwis…!?」

 

歌い出した響に異変が起こる。

突如、苦しみだし床へと倒れ悶える。

 

━━━痛い!苦しい!気持ち悪い!胸と頭が!?

 

「!直に医務室に運べ!」

「響ちゃん!?」

 

痛みでのた打ち回る響に弦十郎達が慌てて響を医務室に運ぶよう言う。

そんな中、了子は「やっぱりね」と呟く。

 

「了子くん、「やっぱりね」とはいったい」

「ショッカーは、余程響ちゃんに歌わせたくないようね」

 

歌を歌わなくてもシンフォギア(擬き)を纏える。

ショッカーには歌が邪魔なものに思えたのだろう。

 

一呼吸置いて了子は断言する。

 

「響ちゃんは歌う事すらショッカーに奪われた」

 

それは、響にとってとても残酷な現実だった。




まさか響の父こと立花洸が退場!
後々、重要キャラらしいけど、どうしよう。
まぁ捏造や一部原作改変するしかないか。原作見て判断するしかねえ。

そして、歌うことを封じられた響。
ある意味、お約束。

仮面ライダー世界より時間が進んでる事でメキシコは完全にショッカーの物に。
完全に占領されたらどうなるんだろう?


次回、怪人たちが出現。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。