偽ルフィが本当にモンキー・D・ルフィに似ていたら   作:身勝手の極意

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魚人島でのペコムズのセリフ。
「自分を無敵と勘違いしてきた自然系の寿命は短い」

エースは自分のことを無敵とは思ってなかっただろうけど、エースにも言ってるように聞こえてしまったなぁ。



神の御業、悪魔の所業

 

 

 マリンフォードそのものが、それだけではなく海まで傾き、更に追い討ちをかけるかのように迫り来る大波。

 

 "赫猿"デマロ・ブラック VS "黒ひげ"マーシャル・D・ティーチ。白ひげの力の一部をそれぞれ得たこの2人の戦いは激しくも、ブラックが優勢に戦いを進めていたが、ブラックが()()()()()()()()隙に黒ひげが大気を殴り、掴むことで危機を脱したのである。

 

 

「ちィ、逃げんのか黒ブタァァァ!!」

 

「はあ、はあ…クソッ、まだまだコントロールが上手くいかねェか。だが今はこれで十分だ!

 欲しい物は手に入れたんだ──これ以上ここにいる意味はねェ!!」

 

 

 足場が崩れ、大波にさらわれないように上空に退避したブラックの視線の先にて、因縁ある黒ひげはマリンフォードからの撤退を口にした。ブラックに勝てないと悟ったのか、今は勝てないが次ならばとやり返す為か、恐らく後者だろうが、黒ひげは白ひげの力を奪い取るという己の目的を果たし、海軍に強烈なインパクトを残しマリンフォードから逃げ去る。

 

 世界で唯一の2つの悪魔の実の能力者"黒ひげ"マーシャル・D・ティーチ。前代未聞の存在で新たな脅威。

 

 この頂上決戦の元凶黒ひげは、七武海の地位を剥奪され、すぐに手配書が出回ることだろう。

 

 

「次に会った時は必ずテメエを殺してやる!必ずだ!」

 

 

 ブラックに強い敵意を剥き出しにするその姿は、負け惜しみを口にしているようにしか見えないが…。

 

 しかし、黒ひげは火拳のエースに打ち勝って七武海入りした猛者だ。その実績とヤミヤミの実の凶悪さからも、七武海、四皇幹部クラスの実力があることは明白で、新たにグラグラの実の能力まで得た異端。

 

 次にブラックと戦った時、いったいどちらが勝つのかは誰にも想像がつかない。

 

 率いる部下達も一癖どころか二癖も三癖もあり、典型的なモーガニアだ。決して世に出してはならない。

 

 

「逃げられると思っているのかァ!!」

 

 

 だからこそ、海軍の伝説が2人揃って、逃がすまいと黒ひげの前に立ち塞がる。チラリと、上空に浮かんでいるブラックにセンゴクが視線を向け、すぐに黒ひげへと視線を戻し強く言い放つ。

 

 

「センゴクッ!?

 と、ガープまで来やがったか!!」

 

「拳骨数発で済むと思わんことじゃ」

 

 

 海軍の英雄ガープもそれを強く理解している。ここで逃せば、一般市民への被害は甚大。どんどん拡大していくだろう。海軍と世界政府に対する脅威度はブラックの方が高いかもしれないが、一般市民への被害も含めた総合的な脅威度は恐らく黒ひげの方が上のはずだ。

 

 この緊迫した状況でどちらを優先するか…。海軍と世界政府にとっては世界最悪の犯罪者だが一般市民に対しては人畜無害なブラックか…。それとも典型的なモーガニアの黒ひげか…。

 

 

「邪魔しやがって!

 だが、ブラックはオレよりも()()()()()ことがあるみてェだからな!

 ゼハハハハハハ、いいのか?さっさと行かねェで!せっかく()()()()が消えちまいそうだぞ!!」

 

「伝説達にこってり絞られろクソ黒ブタ」

 

「ゼハハハ!

 白ひげと共にコイツらの時代は終わった!老いぼれじゃオレを止められねェ!!」

 

 

 ブラックも己の手で、黒ひげを打ち倒したいだろう。だが、黒ひげが言っているように、ブラックには向かうべき場所がある。"智将"センゴクと"英雄"ガープに譲ることになるが、捕まって大監獄に収監されたなら万々歳だろう。

 

 もし逃げたならば、次こそは己の手で───ブラックはそう心に誓い、白ひげの薙刀を手に目的の場所へと向かう。

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 船長"白ひげ"エドワード・ニューゲートを喪った白ひげ海賊団。

 

 白ひげ海賊団を支え続けてきた隊長達の力は強大だが、それでも白ひげの力には及ばず、白ひげを喪ってしまったことで海軍最高戦力である三大将に圧されつつあった。

 

 エースを奪還することに成功したものの、執拗に追ってくる海軍からはまだ逃れられてはいない。

 

 どうにかマリンフォードから脱出しようと逃げる海賊と、それを追う海軍。戦況は海軍が有利な状況だ。

 

 気絶させられていたエースも、轟音、怒号が飛び交うなかで目を覚まし、三大将との戦いに身を投じている。

 

 ただ、白ひげを罵倒した赤犬とは戦わせないようにと、どうにか隊長達が立ち回っており、エースが我を忘れて再び怒り狂い、失態を犯すような事態には陥っていない。

 

 それでも相手は三大将だ。若くして白ひげ海賊団の二番隊隊長を任されるエースではあるが、エースが如何に恐るべき資質を秘めていようとも、まだ実力は劣っている。経験に於いてもだ。

 

 

「ぐッ──くそッ!!」

 

 

 隙を突かれて大将・青雉の能力によって左腕を凍らされてしまったエースは、炎で凍った腕を元に戻すよりも前に左腕を斬り落とされてしまう。

 

 

「エース!?

 こんにゃろォ青雉!!」

 

「よ、止せッルフィ!!」

 

 

 赤犬と黄猿は"不死鳥のマルコ"他白ひげ海賊団の隊長達がどうにか食い止めてはいるものの、3人全員を食い止めるのは無理があるようで劣勢に追い込まれており、ルフィとエースの2人も青雉を相手に窮地に立たされている。

 

 

「ぐあァァァ!い、痛てェ!!」

 

「ルフィ!!」

 

「いい加減諦めろ、麦わら、火拳。

 白ひげがいねェんだ。お前らだけじゃあ、オレ達海軍には──万に一つも勝てねェよ」

 

 

 すでに限界を超え、どうにか精神力のみで立ち上がり戦っていたルフィも、身体がついてこれていない。どれだけ不屈の精神力を持っていようとも、もう立ち上がる力がルフィにはまったくないのだ。

 

 青雉の氷の剣で刺されたルフィは地面に仰向けの状態で、ただ死を待つのみ。

 

 

「じゃあな、麦わら」

 

「や、やめろォォォォォ!!」

 

 

 満身創痍のエースも間に合わない。

 

 氷の剣が大切な弟の命を今にも奪おうとしている。その光景はまさしく絶望だ。

 

 兄を助ける為に、大監獄インペルダウンに侵入するという無茶をし、一度死にかけながらも多くの者達の助けのおかげで囚われた兄を見事助け出すことに成功した弟。しかし、兄を助けた弟が絶体絶命の危機に陥っている。兄を助ける為に、格上ばかりのこの戦場にやって来たばかりに…。

 

 助けられた兄も、目の前で助けてくれた弟が死に行く姿を見なければならないとは───なんという悲劇。

 

 

「はあ…はあ…エース…わりィ──オレ死んだ」

 

 

 だが、死に行くなかでも弟は決して笑顔を絶やすことはなかった。その笑顔は、常に全力で生きてきた弟らしい笑顔で、全てを受け入れているからこそのもの。

 

 そして、兄に向けるその笑顔は、"死ぬな"、"生きろ"と兄に言っているかのようでもある。

 

 死ぬその瞬間に、笑って死ねる者は少ない。況してや、まだ17年しか生きていない青年が、普通笑って逝けるだろうか…。恐らく、ほとんどの者達が絶望的な表情を浮かべるはずだ。

 

 海賊でも、迫る凶刃を前に笑っていられるのは相当な大物だけだろう。

 

 

「ッ!?」

 

 

 だからこそ、青雉もルフィの笑顔に背筋が凍った。その笑顔が、22年前に処刑された海賊王ロジャーと重なって見えてしまったのだ。

 

 僅か一瞬だけ、氷の剣を振り下ろす手が止まる。

 

 青雉の脳裏に過った一抹の不安。その不安を強引に拭い去り、ルフィをここで必ず殺すのだと決意し、氷の剣をルフィの心臓目掛けて振り下ろした。ここで殺しておかなければ───それは、青雉の海兵としての性だろう。たとえ、恩人(ガープ)にどれだけ恨まれようとも、それを覚悟で…。

 

 しかし、神はルフィを死なせたくないらしい。ルフィを助け、()()()()()

 

 

「白ひげは死んだがオレがいるッ!!」

 

「くッ!」

 

 

 危機を察知した青雉が飛び退くと、立っていた場所には青雉よりも大きな薙刀が深々と突き刺さっており、その薙刀の柄の部分には人がぶら下がっている。

 

 

「白ひ──ッ、ブラック!?

(今一瞬、ブラックが白ひげに見えたぞ!?

 それだけじゃねェ…。笑って死を受け入れた麦わらがゴールド・ロジャーに見えやがるし、まったく何だってんだコイツらはッ!?)」

 

 

 青雉の手が止まった僅か一瞬。その一瞬がルフィの命を繋ぎ止め、デマロ・ブラックがルフィを守る為に舞い戻ってきた。まるで神の御業のような、悪運が強いだけでは済ますことができないような展開ではなかろうか…。

 

 

「ししし…ブラ男が来てくれる…そんな気がしてた」

 

「ったく、殺されそうだったってのに呑気な奴だな。

 まァ、お前はよくやったよ。とりあえず、あとは寝てろ。オレがどうにかしてやるからよォ」

 

「あり…がとう…ブラ…男……」

 

 

 ブラックがやって来たことで安心して緊張の糸が切れたのか、ルフィは安堵の笑みを浮かべて健やかに寝息を立てている。身体中傷だらけ───どれだけルフィが必死だったかが、その傷の多さから窺えてしまう。

 

 ただ一つだけ言えることは、ルフィが死ぬことは万に一つもない。それだけだ。

 

 一方で、海軍からしたらこれは悪魔の所業ではなかろうか…。1人は限界を迎え深い眠りについているが、世界最強の海賊と海賊王を彷彿とさせる存在が揃って2人もこの場所に存在しているのだ。

 

 

「ブ、ブラック…お前…それ…オヤジの」

 

 

 ブラックの姿が白ひげに重なって見えたのは青雉だけではない。ルフィが助かったことに胸を撫で下ろしたのもほんの一瞬。エースの瞳にも、身の丈以上の薙刀を持つブラックの立ち姿が白ひげに重なって見えたようだ。

 

 

「ああ、コレな。

 一応、心ん中で白ひげに借りることを勝手に伝えといた。それと、お前ら白ひげ海賊団には後でちゃんと謝るからよ。とりあえず、使わせてもらうぜ」

 

 

 エースだけではない。

 

 三大将他海兵との激戦を繰り広げていた白ひげ海賊団の者達のほとんどが、時が止まったかのように、ブラックの姿に釘付けになっている。

 

 

「へ…へへへ…本当にそこにオヤジが立ってるみてェだよい」

 

 

 "不死鳥のマルコ"が瞳に涙を浮かべながらポツリと呟くと、三大将に追い込まれ苦悶の表情を浮かべていた白ひげ海賊団の者達の表情が一変する。

 

 その姿に、叱咤激励されたかのように…。

 

 

「必ず生きて新世界に帰還する!

 オヤジとの約束(最期の船長命令)を必ず果たすぞ!!」

 

 

 マルコの宣言に、白ひげ海賊団の者達が己を奮い立たせ、雄叫びを上げる。白ひげとの約束を必ず果たす為に、彼らは絶対に諦めてはいけない。白ひげの為にも生きなくてはならない。何故なら、彼らは白ひげの生きた証で、白ひげの宝なのだから…。

 

 本当に、白ひげがそこに立っているかのような───ブラックの存在が、白ひげ海賊団に再び火を灯す。

 

 

「どこまで忌々しいんじゃ──赫猿ゥ!!」

 

「士気上げてくれちゃってまぁ。

 しかも、あっち行ったりこっち行ったり、恐ろしい体力だねェ」

 

 

 ただ、白ひげ海賊団の士気を上げたのと同時に、赤犬と黄猿の殺気も増し増しだ。

 

 ブラックと白ひげ海賊団がルフィとエースを守り抜き逃げ切るのか、それとも海軍が目的を果たすのか…。

 

 頂上決戦の終わりは近い。

 

 

「貴様ら海賊は全て塵も遺さんように焼き尽くしてやるけェのォ!!」

 

「やれるもんならやってみろ。

 必ず逃げ切ってやるからよォ」

 

 

 黒ひげとの戦いで怪我を負ったブラックだが、まだまだ元気一杯。黄猿が言ったようにどんな体力をしているのか…。グラグラの実の衝撃波を受け、何処かしらの骨にヒビが入ってるなり、折れててもおかしくはないはずだ。それなのに、そのような様子を微塵も感じさせない。

 

 顔を半分失っても戦い続けた白ひげといい、伝説達の攻撃を何度も受け、最上大業物"むら雲切"に何度も突き刺され斬られた黒ひげといい、世界に名を轟かせる海賊の体の構造はいったいどうなっているのだろう。

 

 本当に人間なのか疑ってしまう。ブラックも間違いなく、確実にその内の1人である。

 

 

「行くぞオラァァァ!!」

 

 

 この頂上決戦が終結した後、ブラックはその名を世界にどう轟かせるのだろうか…。

 

 五番目の皇帝か…。はたまた白ひげの後継者か…。

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

 頂上決戦にて、白ひげ大艦隊、海軍共に多くの血が流された。それでもまだ戦いは終わらない。

 

 海軍は火拳のエースの処刑に失敗したが、まだ諦めてはいない。

 

 ただ、海賊を殲滅せんと戦う海軍の姿は、無力な市民を守る正義の味方の姿からはかけ離れたものだ。

 

 海賊を滅していくその姿は、まるで殺戮者である。

 

 これでは、一向に血が止まらない。

 

 この戦争は何時になったら終わりを迎えるのだろうか…。

 

 それでも、終わりは必ず訪れる。

 

 それも唐突に…。

 

 

「何もするな…黄猿」

 

 

 ブラックと白ひげ海賊団の隊長達の奮闘のおかげで、ルフィとエースがついに船に乗り、マリンフォードから脱出することに成功した───が、黄猿はまだ諦めておらず、船を沈めようと狙っていた。しかし、何者かが黄猿へと銃を向け、動きを止めさせたのだ。

 

 

「おォーッとっとォー、()()()()()()()()じゃないのォー。確か()()()()()()()()()()()を起こしてたはず…。どうしてこんな所にいるんだィ?」

 

 

 黄猿に銃口を向けるその男は、赤髪海賊団副船長ベン・ベックマン。その男の登場に周囲は騒然とし、そしてマリンフォード海域に姿を見せた一隻の船に誰もが驚愕することとなった。

 

 四皇"百獣のカイドウ"率いる百獣海賊団との小競り合いが起きたとされるのはつい昨日のこと…。それなのに、怪我を一切負うことなく現れた赤髪海賊団。これが、個々の実力が高く、四皇の中でも特にバランスの取れた鉄壁の海賊団と称される実力なのか…。

 

 どよめく戦場。

 

 赤髪海賊団の登場に、黒ひげですらも戦いを一時中断したほどだ。

 

 そして、赤髪海賊団大頭"赤髪のシャンクス"がついに戦地に降り立った。

 

 

「この戦争を終わらせに来た」

 

 

 赤髪は海軍を滅ぼしに来たわけではない。これ以上、互いに無駄な犠牲を出さない為に───これ以上、世界の均衡を崩さない為にやって来た。

 

 暴れ足りないからと、赤髪海賊団を相手に再び戦いに身を投じるバカはいないはずだ。

 

 赤犬ですらも、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべながら拳を収めている。

 

 

「ゼハハハハ!野郎共、行くぞ!!」

 

 

 黒ひげも、赤髪との戦いを避けるべく大人しくマリンフォードから立ち去るつもりのようだ。

 

 その光景を前に、ブラックが心の中で黒ひげだけはブッ飛ばしていいのではないかと考えていたのはここだけの話である。さすがに、ブラックも赤髪と戦うつもりはないようだ。そもそも、赤髪のシャンクスのおかげでようやく戦いが終わるのだから感謝しかないだろう。

 

 

「両軍、この場はオレの顔を立てて貰おう」

 

 

 去り行く黒ひげに手を出す事なく、そして赤髪が再び口を開く。

 

 

「白ひげの弔いはオレ達に任せて貰う。戦いの映像は世に発信されていたんだ。これ以上、白ひげの死を晒す様な真似は決してさせない」

 

「何だと!?白ひげの首を晒してこそ」

 

 

 エースの処刑に失敗し、取り逃がした海軍はせめて白ひげの首だけでも晒すことで威厳を保ちたいところのようだが、そもそも海軍がやるべきことはそのようなことではないはずだ。

 

 

「構わん」

 

「元帥殿!?」

 

「赤髪、お前なら…責任は私が取る」

 

 

 海軍がやるべきこと───それは、白ひげが死んだ事で崩れた世界の均衡を修正し、保たせることで、これから荒れ狂うであろう世界を守ることだ。

 

 このような事態になった責任はきっちり取らなければならない。一般市民の信用を欠くわけにはいかない。黒ひげが現れようが現れまいが、白ひげと海軍が正面衝突した時点で、世界の均衡が崩れるのは分かっていたことなのだ。しかも、よりにもよって調整者(バランサー)的な立ち位置だった白ひげを喪ったのだから、海軍の責任は重大だ。

 

 

「負傷者の手当てを急げ!戦争は終わりだァ!!」

 

 

 こうして、"大海賊時代"開幕以来最大の戦いとされる白ひげ大艦隊 VS 海軍本部、王下七武海による"マリンフォード頂上戦争"は幕を閉じ、歴史に深く刻まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 頂上決戦の翌日。

 

 海賊達が大事件を起こした後に必ず行われる恒例の行事がある。ただ、これだけ大きな戦いだったというのに、もう翌日に()()されるとは、それだけ海軍と世界政府に脅威として認定された証拠。

 

 

「ワハハハハッ!!」

 

 

 生ける伝説───"冥王(師匠)"レイリーは酒瓶を片手に豪快に笑っていた。

 

 その手に持っているのは、()()()()()()()()()だ。

 

 "赫猿"デマロ・ブラック。懸賞金23億6000万ベリー。

 

 彼の名は世界に轟いた。

 

 






青雉は赤犬に敗北した点から見て、ヒエヒエの実の力を絶対零度にまではできないってことでいいのだろうか?

絶対零度だと、理論上は原子レベルで全ての物質が活動できなくなるとのことなので、地水火風全てを停止させるようなどこぞの死神みたいでマグマも停止させられるのか?どうなの?

まァ、今のエースじゃ勝てませんよねェ。

コビーが赤犬の前に飛び出すことはありませんでしたが、コビーの見聞色開花はルフィにブン殴られた後のこと。なので、そこまで支障はありません。

とりあえず、頂上決戦終わり!!疲れた!

頑張った(つもり)だから、ご褒美に良き評価よろしくね!!←露骨(笑)

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